ハナ片バミ;苧環(カタバミ科)キンポウゲ科の多年草。花言葉は、決してあなたを捨てない。晩春にうつむき加減の青紫色の花をつける。高山性の深山芧環、山野に自生する山芧環などは日本原産。園芸用に多く栽培されているのは西洋苧環。苧環の名は花の姿が紡ぎ糸を巻く苧環の形に似ていることによる。別名糸繰草。「をだまきの珠に濃き花日本海 角川輝子」「苧環や木曽路は水の音の中 蟇目良雨」「おだまきや蔵より運ぶ祝ひ膳 荘原明美」「手をつなぎ深山おだまき崖に祈る 河府雪於」「伊勢に行たしみやまおだまきといふをみたし 阿部完市」(静やしず静の苧環繰り返し繫ぎ止めたし君の間を ケイスケ)
「燃えあがることなし銀杏落葉焚き 無着成恭」銀杏の葉は水分が多いいので落葉となつてもしっとりとしている。焚興としても白い煙をあげるばかりで炎を見せルことはない。落葉に徹しきれない哀れさを詠んだ句。無着成恭先生は、昭和41年前後明星学園初等部の先生で、愚息が教えて戴いた先生である。その頃TVなどで先生の教育方針を話題にされて有名となる。その後暫くして故郷に帰られて、お寺を継がれたようだ。
イチョウ(イチョウ科)花言葉は、長寿。落葉高木で雌雄異株。花は春、新葉とともに咲く。雌花は花柄の先端に2個の胚種を持ち、雄花は短い穂状になる。雄花の花粉が風に乗って飛散し雌花につく。銀杏は中国原産で、9月頃球形の種子が熟しその後落下する。実を包む種皮は黄色く悪臭があり、中の白く硬い部分がいわゆる銀杏である。種子を拾い集めてしばらく地中に埋めて種皮を腐らせてから洗浄後乾かすと白い大きな種が取れる。食べるまでに結構な手間がかかる。人によつては「カブレ」るひとがあり、同じ兄弟でも、兄はカブレるが、私はカブレない、その理由は不明。九品仏の浄真寺には境内に2本の大木となつている銀杏の木があり、子供のころには、毎年拾いに行けたが、現在は2本とも東京都の記念樹に指定されている。普段は、午前9時に開門し、午後5時には閉門されるので、朝早く拾いに行けたが、現在は昼間でなければ拾う事も出来ない。二本ともに柵が張られて、近寄れないようになつている。我が家の近くの街道に銀杏並木もあるが、雌雄株揃うていないので、種子は、採れない。むしろ清掃が大変なので、意識して植えれられているのだろう。「銀杏を焼きてもてなすまだぬくし 星野立子」「天匂ふ落ぎんなんをふたつ踏み 秋元不死男」「月けぶる銀杏の花の匂う夜は 大竹孤悠」「隣る木もなくて銀杏落葉かな 道 彦」「一色に大樹の銀杏落葉かな 小沢碧童」「花の如く銀杏落葉を集め持ち 波多野爽波」「千年の銀杏しづかに花降らせ あらきみほ」(銀杏を とつぶ食して 長寿を祈念 ケイㇲケ)
夢と宝くじ。私は熟睡するので、ほとんど夢を見ることがない。26日に売り出されて〈年末ジャンボ宝くじ〉の1等4億円と前後賞、合わせて6億円は、いずれも宝くじ史上最高学だという◆では、その宝くじの起こりはいつか。江戸の富くじなどは別として、今の宝くじの起源は、なんと戦時中にさかのぼる。終戦目前の昭和20年(1945年)7月16日発売の「勝札」だつた。◆戦費調達が目的。売り出し期間1ヶ月の最終日が終戦の8月15日となり、勝ち札は、負け札に。これが戦後復興のためと一転、名も〈第一回宝くじ〉として、終戦からわずか2ヶ月余の10月29日に発売された◆1枚が10円、一等賞金は10万円が100本、以下2等1万円、3等千円、4等50円、5等20円。ほかに副賞が純綿の布、はずれ券4枚でrたばこ10本がついた◆抽選はその年の11月、東京.日本橋三越本店ホール、5000人が詰めかけたと伝えられる。それから67年の歳月が流れた。賞金の額などこれぞ隔世の感◆だが、いつの世も<今は夢、今に正夢>がなかなか正夢にならない。それwでも買うか?買わないか?悩むのが正に小生の正夢。発売3日前に並んだ人は、どんな夢を見続けるのだろうか?夢は考えるものでもなさそうだ。今日の誕生日の花吉祥草、ユリ科キチジョウソウ属。花言葉は、幸福。山地ややや湿り気のある日陰に群生する多年草。この花が咲くと吉事があるという言い伝えから吉祥草の名がある。葉は線形で長さ10~20cm幅1,2㎜根もとから束になってでてる。晩秋葉の間から高さ8~13cmの短い花茎をだし、淡紅色の花を穂状につける。花被はやや肉質で、長さ8~10㎜液果は珠形で紅紫いろ。花期9~10月生育地は、関東地方以西。(古稀を 祝うがごとし 吉祥草 ケイㇲケ)
アゼトウナ;畔唐菜;畔冬菜(キク科;アゼトウナ属)花言葉は、変わらぬ恋。伊豆半島から西の太平洋岸の岩場に生える10㎝位の多年草。白ゼツト状に叢生する根生葉の間から斜上する枝を出し、その先にやや肉質で倒卵形の葉をつける。頭花は黄色。花期は9~12月。なお同属に、ホソバワダン、ワダン、がある。「アゼトウナ黄色輝くひとひらを いつくしむ二人とも老いつつ 鳥海昭子」。(深みゆく 秋の海辺に 輝やける アゼトウナの愛 君に捧げし ケイスケ)
11月26日、日記を書くつもりで、机に向かう。サフランとその花言葉を書き終り、何を寝惚けたか?記事を保存するときに、フオントサイズを間違えて大文字をおしてしまつた。外を見ると雨、真暗まだ夜は明けけていない、それもそのはず正確な時計は21時00分そのはずだよだよ夜明けまで7~8時間ある。これが「寝惚け」欲ねる子は育つと言うがまだ成長している老人の寝惚けだろうか?反省仕切いや、仕切りなおそう。大相撲も白鳳の優勝で終えたのは昨日のことであつた。
サフラン ;saffron;泊夫藍「アヤメ科」花言葉は、愛への7誘い。南欧およびアジア原産の球根草で、9月から11月頃、短い新葉の上に淡紫色の漏斗状の花をつける。花柱は鮮やかな橙黄色で、摘んで乾燥したものは染料や薬となる。葉に咲くクロッカㇲも同種で、こちらは観賞を目的に栽培される。この花の最大特徴は、ひじょうに長い赤色の雌蕊。根基から3つに分かれているので、雌蕊が3本もあるように見えること。この飯場は昔から薬用、染料として珍重され、バエリヤやブイヤーベースなど黄色い料理に使われている。日本に伝わったのは枝時代で、婦人病の特効薬とされていましいた。「サフランや映画はきのう人を殺を絞め 宇多喜代子」「泊夫藍の咲く日無数の死を想ふ 大佐 優」(ほの庭に愛語撒くごとサフランは ヶィㇲケ)
竜胆(リンドウ科)花言葉は、正義。秋草の中でも竜胆は、秋の天と対峙しているような色を誇つている。それは早春に咲きだす犬ふぐりの花が早春の空の色をしているのと似ている。深秋の空の色そのままに咲くこの花は、秋の七草の仲間入りしていないのが不思議なくらいである。竜胆はアフリカを除く全世界に分布していて、日本にも自生している。栽培種は咲きっぱなしで、しかも花を頂部だけでなく、葉の付け根にも多くつけているが、野生の風情には欠けるきらいがある。白い花のものを笹竜胆と呼ぶ。笹竜胆は花期がやや遅れて晩秋のころに咲く。「竜胆や厳頭のぞく剣岳 水原秋桜子」「稀といふ山日和なり濃竜胆 松本たかし」「竜胆や山路に入りて山隠る 下村ひろし」「壺の口いっぱいに挿し濃竜胆 川崎展宏」「したたりて一壺をみたす濃竜胆 渡辺千枝子」「竜胆や夕映きそふ岳いくつ 中村信一」「竜胆を畳に人の如く置く 長谷川かな女」「りんどうに白雲うごき薄れけり 柴田白葉女」「竜胆のこの径夢に見たる径 橋 石」「朝市や竜胆ばかり抱え売り 中西舗土」「りんだうや机に倚れば東山 岡本 眸」「竜胆や声かけあひてザイル張る 望月たかし」「竜胆や風のあつまる峠口 木内彰志」「山上のことに晴たる濃竜胆 池上浩山人」「旅人を濡らせる雨に濃竜胆 下村槐太」「壺の口いつぱいに挿し濃竜胆 川崎展宏」同類に笹竜胆、深山竜胆がある。「濃竜胆 雨に打たれて 凛と咲く ケイスケ)
リユノウキク;龍脳菊(キク科;キク属)花言葉は、無常の美。関東地方から近畿地方では、丘陵から山地の晩秋を彩る代表的な野菊である。(分布地は、福島県。福井県がら以西~九州;宮崎県)。中央の黄色い筒状花の周りは白色の舌状花があり、野菊の中でも、最もきくらしい花を咲かせる。龍脳は東南アジアにあるフタバガキ科のリュノウジユから採る精油のことで、ボルネオールともいう。本種の葉や茎には龍脳に似た香りがあるので名付けられた。葉はいわゆる菊の葉形で、裏面は丁字状の毛が蜜生して白色をしている。日本海側の福井県から鳥取県には変種のワカサハマギクがあり、より大きな花をつける。花期は10~11月。キク科;キク属には、20種類ある。『キク科植物の仲間と分類のポイント』キク科は高等植物のなかで、もつとも大きな科で、世界に広く分布し、約920属、おおよそ20,000種が知られている。日本には、おうよそ350種が野生している。また帰化植物もかなり多く、120種以上ある。「キク科植物の分類のポイント」キク科を亜科、族、属という小さなグル-プに分けるには、花柱の形、雄蕊の下部の形、舌状花と筒状花の組み合わせのあり方、花床にリン片があるかないか、冠毛の有無、総果の形など、主に生殖器官の相違によるので難しい。種を区別するポイントは頭花の大きさ、総苞の形、総苞片の並び方などである。キク科植物は、もつとも進化した植物で、花は多くの筒状花、は花床に集ってひとつの頭状花をつくており、頭状花や舌状花のひとつひとつは小さいが、それぞれが独立した立派な花で、小塙の集合体である頭花は美しく目立ち、昆虫を引き付けるのに好都合で、虫媒花として、花受精が確実に行われような仕組みになつているので、双子葉植物中、もつとも進化したグループといわれる由縁である。和名は、種々雑多で、一括することは困難であるが、器官の形態、性質、科学的成分、生活習性、人間生活との関連、類似性、地名、生育地、神話、伝説、などによつてつけられたものが多いが、生育地名をとつたものが多いい。「さみしからず寒菊も黄を寄せ合へば 目迫秩父」。(寒菊の 寄り集まりて 華やかに ケイスケ)
イワレンゲ(ベンケイ草科;キリンソウ属)花言葉は、よき家庭を作る。岩上に生える多年草。わらぶき屋根に生えることもある。観賞用にも広く栽培されている。葉は多肉質で青白色の長楕円形。10~20cmの花茎をだし、穂状に白色の小さな花を密生する。萼片、花弁はともに5個。多くは開花すると枯死する。和名は岩蓮華で、重なりあった葉をハスの花に見立てたもの。花期9~11月。生育地は、関東地方以西~九州北部。学名;Orostachys=イワレンゲ属=ギリシャ語=「oros(山)+Stachys(穂)」山に生えた穂のような花序であること。Jwarenge(イワレンゲ;日本名)(岩蓮華 屋根に立でて 家誇る ケイスケ)