アマナ;甘菜(ユリ科)Tulipa=アマナ属、edulis=食用の。花言葉は、運が向いている。春に白くて花弁のしっかりした花が咲く。黄色い種類もある。茎の部分は食べられる。甘いらしい。『我が園の李の花庭に散るは だれのいま残したるものかも 万葉集巻19-4140』「一輪のアマナの花をくわえたる使者の鳥が飛び立ちゆけり 鳥海昭子」「突堤に 足を垂して 春休み 牧野多絵子」「甘菜掘る草野球から目を逸らし 守屋明俊」「花見にも 行かずもの憂き 結び髪 杉田久女」。季語、甘菜、春休み、花見。「半ば来て雨に濡れゐる花見かな 太 祇」「春眠の覚めつゝありて雨の音 星野立子」「人の世に灯のあることも春愁ひ 鷹羽狩行」(春休み 最後の今日は 雨の音 ケイスケ)
大根(おおね;青首大根;スズシロ(アブラナ科)花言葉は、適応力。中央アジア原産とみられるアブラナ科の二年草。主に地下の多汁.多肉質の長大な根を食べるが、葉も食べられる。根の形と大きさは種類によって多様で、桜島大根などは直径30cm、重さ15キロ余りの物も珍しくない。沢庵漬けをはじめとして漬物の材料としても欠かせない。「おほね」「スズシロ」は古名。「ダイコ」ともいう。「大根に実の入る旅の寒さかな 園 女」「流れ行く大根の葉の早さかな 高浜虚子」「すつぽりと大根抜けし湖国かな 橋 関石」「大根の青首がぬと宇多郡 大石悦子」「死の使い大根畑抜け行けり 加倉井秋を」「燈台につゞく一枚大根畑 有働木母寺」。大根は順応性があり、道端に落ちた種から、一本だけ生えて、ニュースになる様な事もたまにある。適応力の成果であろう。「幻に建つ都府楼や菜種梅雨 野村喜舟」「包丁を研ぎにほはせて菜種梅雨 長谷川浪々子」「鯉痩せてしづかに浮かぶ菜種梅雨 福田甲子雄」「炊き上がる飯に光や菜種梅雨 中嶋秀子」。夕べは零時の時報を聴いてから床に就く。熟睡して今朝6半に目覚める。雨の降らぬうちにと近くのセブンイレブンに買い物に出るが、午前中は雨の気配なし。曇天に覆われる。(菜種梅雨 待てども曇 空の今朝 ケイスケ)
カタクリ;カタカゴ(ユリ科)花言葉は、初恋。明るい林などに群落を作る。早春、一対の葉を広げて花茎の先端に淡紫色で花弁の付け根に濃紫色の斑点のある花を付け、うつむき加減に咲く。古名をかたかごといい,『万葉集』では「もののふのやそをとめらが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花 大伴家持」と詠まれている。「片栗の一つの花の花盛り 高野素十」「片栗の花ある限り登るなり 八木沢高原)「潮騒や片栗の花うすれゆき 村上州ら」「山の湖かたくりも花濃かりけり 星野麦丘人」「かたくりの花の韋駄天走りかな 綾部仁喜」「かたくりは耳のうしろを見せる花 川崎展宏」「かたくりの葉にかたくりの花の影 西川章夫」「かたかごが咲き山神は少彦 下田 修」。昨夜7時頃、ベランダに水を撒こうとして、電気も点けずに水栓を開けると、足元が滑りガラス窓に当たり、窓ガラスを一枚破損した。直ぐにパソコンデ、業者を探す(0120-820-100=ガラスのサービススタップ防犯設備士「廣嶋秀治」が午後8時頃来宅張替が終了した。その後、落着いてから、着ていたガウンジャケツトを脱ぐと背中2か所が30cm切れていた。もしもダウンジャケツトを着用していなければ、背中まで切れていたかも知れない。命拾いでした。
ソメイヨシノ(バラ科)花言葉は、優れた美人。「花の雲鐘は上野か浅草か 松尾芭蕉」「咲き満ちてコボルる花もなかりけり 高浜虚子」「山桜雪嶺天に声もなし 水原秋桜子」「花散るや瑞々しきは出羽の国 石田波郷」「ゆで玉子むけばかがやく花曇 中村汀女」。桜は日本の代表的な花であり、俳句出端と言えば桜の花のことを言う。古来の文人武人は、爛漫と咲き溢れた櫻を讃えるとともに、散り際の潔さを相席した。桜は日本人の心情の中に息づいてい国花となつたのである。植物学上から言えば、単に桜という植物はなく、種々の櫻の総称である。「ソ「染井吉野」は、明治になつて東京染井の植木屋から広まったのでその名があり、歯に先立つて細い枝に可憐な淡紅色の小花をつける。「枝枝垂櫻」「糸櫻」もこの一種である。「山櫻」は、赤芽、青芽、茶芽などの輝くように萌える若葉と同時に花を開き、誠に美しい。芳野の山櫻はゆうめいである。「八重桜は花が濃艶で、花期は一重櫻より遅い。「花の雲」は、遠い桜の花が雲のように見えることうを言い、「花筏」は、水面にちりしいて流れる花びらの群れを筏に見立てたものである。「まさをなる空よりしだれざくらかな 富安風生」「みずからの風をはらみて初桜 鷹羽狩行」「初花やななめに降つて山の雨 草間時彦」「花冷えや師弟といふはかろからず 杉山岳陽」「ときどきは死を思ひての桜狩 能村登四郎」「綱引て鷗も遠し花の雨 昭光泉児」「レグホンの白が混みあふ花曇 福永耕二」「枝垂櫻垂れて疎水かな 山口誓子」「飲食をしだれざくらの傘のなか 木内怜子」「尼寺や彼岸桜は散りやすき 夏目漱石」。今年は梅が咲くと同時の様に桜が咲いた。全国的に暖かく早くさいたようだ。(はなみちて梅も櫻も混ざりけり;見に行かん 今年の櫻 早きこと ケイスケ)
ヒヤシンス;風信子;夜香蘭;錦百合、(ユリ科)花言葉は、控えめな愛。小アジア、シリア原産の球根植物で、オランダ経由で日本には江戸末期に渡来した。直径5cm位の球根から水仙に似た多くの小花をつける。花の色は、紫、白、桃、紅、黄、ピンクさまざまあり、甘美な香り、可憐な姿三拍子そろって美しく、愛好者に喜ばれている。花壇に植えられ、鉢植えもされるが、ガラスの壺で水栽培の場合、十分発芽させ節分を過ぎてから暖かい場所に出すと、四週間位で満開になる。「園丁や胸に抱き來しヒヤシンス 島村 元」「ヒヤシンス鞄重たき中学生 川崎展宏」「ヒヤシンスひしめき咲きて三株かな 星野立子」「喪のわれの影の中なるヒヤシンス 土岐錬太郎」「ヒヤシンス蕾とみれば蟻のみち 篠田悌治郎」「病みて細き手の清潔にヒヤシンス 大林和子」。風信子=ピンクの花「3月1日」の誕生日の花、紫のヒヤシンスは花言葉が「悲哀」。紫花=悲哀は、ギリシャ神話では、この花は美しい少年ヒヤキントスの生まれ変わり。ある日ヒヤキントスが太陽の神アポロと円盤投げをしていると、ふたりに嫉妬した西風ゼフィルスが強風を吹かせ、円盤は少年の額にあたってしまい、この時流れた少年の血のなかから生まれた紫色の美しい花、それがヒヤシンス。華やぎとともにそこはかとない寂しさのある花で、花言葉も悲哀と名ずけられる。「みごもりてさびしさき妻やヒヤシンス 瀧 春一」「銀河系のあとある酒場のヒヤシンス 橋 石」「室蘭や雪ふる窓のヒヤシンス 渡辺白線」「水にじむごとく夜が来てヒヤシンス 岡本 眸」。「風信子」とは明治時代の呼び名。(花の名も 時代変りて いろがわり ケイスケ)
チューリップ;ユリ科:花言葉は、愛の告白。魅惑。トルコが原産地といわれる。可愛らしい花形と豊富な花色で、春の草花の王様格。子供が最初に描く花がチューリツプというほどポピュラーナ花だが、このコツプ型のダービン種チューリツプも品種の改良が進み、黄、白、赤、桃色、はもとより紫、重弁、複色花などそのイメージが変ってきた。花壇や鉢物、切り花用としても、栽培されている。チューりップの栽培は、オランダを筆頭にイギリス、フランス、で盛んだが、我が国では、富山県、新潟県、京都府が名高い。「チューリツプ喜びだけを持つてゐる 細見綾子」「それぞれに浮かぶ宙ありチューリツプ 皆吉寅吉」「遠山に雪のまだありチューリツプ 高田風人子」「咲き誇りたる北大のチューリツプ 秋沢 猛」「チューリツプ花びら外れかけてをり 波多野爽波」「赤は黄に黄は赤にゆれてをり 嶋田一歩」「白もまた一と色をなすチューリツプ 塗師康廣」「ベルギーは山なき国やチューリツプ 高浜虚子」「鉛筆で書く音静かチューリツプ 星野立子」「チューリツプ散つて一茎天を指す 貞弘 衛」「街灯るチューリツプの真上 有馬朗人」「吾子の絵の家より大きチューリツプ 佐藤半三」。チューリツプ黄花=花言葉は、望ない恋。チューリツプ赤花=花言葉は、恋の告白。チューリツプ白花=花言葉は、失われた恋。(どおせなら 赤花持ちたし チューリツプ ケイスケ)。ケイスケは、今更誰からの告白を待つのやら???。
レンギョウ;連翹(モクセイ科)花言葉は、情け深い、達去られた希望。中国から渡来したモクセイ科の半蔓性の落葉低木で、高さ2m足らず。細い枝は長く伸び、柳の様にたわみ垂れ、先端が地に着けばそこから根を出す。三月頃葉に先立って、鮮やかな黄色の花を江田ごとにびっ知りつけて美しい。花は筒状で先端が四つに裂けている。「まんさく」「さんしゅゆ」などに一歩遅れて咲き、この花の咲くころは、すでに寒さの心配もなく、春本番という感じがする。今朝は久しぶりに雨模様で、2~3日続いていた気温が若干(2~3度)低いだけでも、体感温度は寒く感じる。人間の本能はごく僅かな差を正確に読み取ることが出来るものである。近隣の櫻は満開で、「櫻通り」公園の桜が綺麗に咲いていた。例年より一週間くらい早いのではなかろうか。あまり暖かいので散歩に近くの農業公園に行くと、沢山の人が、機材を持ち込んでバアベキューを楽しんでいた。私は、売店から洋蘭とデージを買つて帰る。「連翹に見えてゐるなり隠れんぼ 高浜虚子」「行き過ぎて尚連翹の花明り 中村汀女」「連翹や真間の里びと垣を結わず 水原秋桜子」「連翹の枝多からず交えへたる 松本たかし」「連翹の綱をほごけば八方に 山口青邨」「遠くゐて連翹の黄と思ひをり 森 澄雄」「連翹の一枝づつの花ざかり 星野立子」「童画展連翹の黄のここに撥ね 福永耕二」。別名「いたちぐさ」「いたちはぜ」。(春告げる みどりになりし いたちぐさ ケイスケ)
ムスカリ;グレープヒヤシンス。(ユリ科;ムスカリ属)花言葉は、夢にかける思い;寛大な愛。Muscari,Grape hyacirth.小アジアのアルメリの(armeriaum)。ムスカリはギリシャ語。「麝香」から=花の香りに由来。開花期は、3/5~4/末頃。地中海沿岸、または南西アジア原産、球根植物で、オランダを経由して日本に渡来した。直径5cm位の球根から推薦に似た多肉質の剣状の葉を出し、早春葉の間から20cm余りの太い花茎を伸ばしユリに似た多くの小花をつける。ヒヤシンスに似ている。鮮やかな青紫色.白色の品種がある。別名「グレープヒヤシンス」葡萄に似ている。ムスカリを詠んだ句はない。「ヒヤシンスひしめき咲きて三株かな 星野立子」「喪のわれの影の中なるヒヤシンス 土岐廉太郎」。(ムスカリの 花に賭たし 夢想い ケイスケ)
ミツバツツジ(ツツジ科)花言葉は、節制。山躑躅;霧島躑躅;蓮華躑躅;八潮躑躅;米躑躅。ツツジ科の常緑低木の総称で、単にツツジという植物はない。山野に自生し、または花を観賞するために栽培される。晩春から初夏にかけて、大形の漏斗状の五弁の花を開くが、紅、緋、黄、紫、白、とさまざま。形とりどりに株全体を包むように咲き競う。「れんげつつじ」は、落葉性でまた高地性であり、花は大輪、色は橙黄、葉も草色なので明るい感じだが、有毒品種である。山つつじの仲間は、「きりしま」「くるめつつじ」が代表品種である。霧島山、雲仙岳、那須岳、赤城山、箱根、館林などは、つつじの美観で名高い。「つつじいけて其蔭に干鱈さく女 松尾芭蕉」「きりしまや葉一つなき真盛り 富安風生」「死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり 臼田亜浪」「山つつじ照る中只中に田を墾く 飯田龍太」「花びらのうすしと思う白つつじ 高野素十」「躑躅野に塩くれて牛放つなり 渡辺立男」(月うるむ 曠野に 白き躑躅咲く ケイスケ)
貝母(ユリ科)花言葉は、才能;努力。地中の鱗茎が丁度貝がらをピタリと合わせたような形なのでこう呼ばれている。淡緑色の控えめな花。よく見ると花の内側に紫色の網目模様があって繊細かつ上品なおもむき。細い葉の先がくるりとゼンマイのようにくるりと巻いて、和花でありながら、モダンな雰囲気がある。この日生まれの人は、知的で誇り高い性格。恋人や友人との付き合いにも、クォリティーの高さを求めます。「お高くとまっている)と見られることもあるので、人への思いやりを忘れないようにしましょう。今日から、春の選抜高校野球が始まる。ここ2~3日の暖かさで桜の花も満開に近い。昨日新川交番の佐藤巡査が着任の挨拶回りに見えた。最近三鷹でも振込詐欺があるので、十分気を付けるようにとの事。なにかあったら直ぐ110番くださいとの申し入れあり」。