誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

大根

2014-03-31 09:36:04 | 日記

大根(アブラナ科)花言葉は、適応力。中央アジア原産とみられるアブラナ科の二年草。また地下の多汁.多肉質の長大な根をば食べられる。根の形と大きさは種類によって多様で、桜島大根などは、直径30cm、重さ15㌔のものも珍しくない。沢庵漬をはじめとして漬物の材料として欠かせない。「おほね」「すずしろ」は古名。「だいこ」ともいう。「大根に実の入る旅の寒さかな 園 女」「流れゆく大根の葉の早さかな 高浜虚子」「すつぽりと大根ぬけし湖国かな 橋石」「大根の青首がぬと宇多群 大石悦子」「死の使い大根畑ぬけゆけり 加倉井秋を」「燈台につゞく一枚大根畑 有働木母寺」「柿といわず桜といわず大根干す 山本洋子」「大根をどこかに干せりどの家も 右城墓石」「掛け大根月あそばせて家眠る 柴田白葉女」「掛大根寺籬にほそりけり 澤村昭代」「干大根人かげのして訪れけり 橋本多佳子」「夕月に大根洗ふ流れかな 正岡子規」「街道に大根洗ふ大盥 富安風生」「大根洗ふ日向の水のやはらかに 小杉余子」「大根を水くしゃくしゃにして洗ふ 高浜虚子」。(雲晴れて 真白き大根 干されけり ケイスケ)


カタクリ

2014-03-29 07:39:59 | 日記

カタクリ;かたかご(ユリ科)花言葉は、初恋。明るい林などに群落する多年草。早春、一対の葉を広げて花茎の先端に淡紫色で花弁の付け根に濃紫色の斑点のある花をつけ、うつむきかげんに咲く。古名をかたかごといい、『万葉集』では、「もののふのやそおとめらが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花 大伴家持」と詠まれている。「片栗の一つの花の花盛り 高野素十」「片栗の花ある限り登るなり 八木沢高原」「潮騒や片栗の花うすれゆき 村上しゅら」「山の湖かたくりも花濃かりけり 星野麥丘人」「かたくりの花の韋駄天走りかな 綾部仁喜」「かたくりは耳のうしろを見せる花 川崎展宏」「かたくりの葉にかたくりの花の影 西川章夫」「どの花となくかたかごの昃りたる 深見けん二」「かたかごが咲き山神は少彦 下田 稔」「かたかごの花の辺ことば惜しみけり 鍵和田柚子」。(春を告ぐ  かたかごの花  風きたる ケイスケ)


ソメイヨシノ

2014-03-28 06:51:48 | 日記

ソメイヨシノ(バラ科)花言葉は、優れた美人。桜は日本の代表的な花であり、俳句で花と言えば桜の花といば桜のことを言う。古来の文人武人は、爛漫と咲きあうふれた桜を称えるとともに、散りぎわの潔さを愛惜した。桜は日本人の心情の中に息づいて国花となった。植物学上からいえば、単に桜という植物はなく、種々の桜の総称である。「彼岸桜」は最も早く咲き、細い枝に可憐な淡紅色の小花をつける。「枝桜」「糸櫻」もこの一種である。「山桜」は、赤芽、青芽、茶芽」などの輝くように萌える若葉と同時に花を開き、まことに美しい。「八重桜」は花が濃厚で、花期は一重桜より遅い。「花の雲」は、遠い桜の花が雲のように見えることをいい、「花筏」は、水面に散りしいて流れる花びらの群れを筏に見立てたものである。「山桜雪嶺天に声もなし 水原秋桜子」「空をゆく一とかたまりの花吹雪 高野素十」「まさをなる空よりしだれざくらかな 富安風生」「みずからの風をはらみて初桜 鷹羽狩行」「さまざまのこと思い出す桜かな 芭蕉」「さくら満ち一片をだに放下せず 山口誓子」「さきみちてさくらあをざめゐたるかな 野沢節子」「八重桜ひとひらに散る八重に散る 山田弘子」「桜蘂降る一生が見えて来て 岡本 眸」「中空にとまらんとする落花かな 中村汀女」。桜を詠んだ句は非常に沢山ある。(美しき 桜花にも 散る一生 ケイスケ) 


ヒヤシンス

2014-03-27 06:25:39 | 日記

ヒヤシンス;風信子(ユリ科)花言葉は、控えめな恋、悲哀。地中海沿岸原産の球根植物の花。剣状の葉が根元から数枚出て、その中心から花茎が直立し、一重または八重のはなが多数の鈴をつけたように総状に咲く。花色も赤.桃.白.紫.青.黄色と豊富。ヨーロッパで品種改良が盛んに行われ、日本には江戸末期に渡来した。「みごもりてさびしき妻やヒヤシンス 瀧 春一」「銀河系のとある酒場のヒヤシンス 橋 石」「室蘭や雪ふる窓のヒヤシンス 渡辺白泉」「水にじむごとく夜が来てヒヤシンス 岡本 眸」「園丁や胸に抱き來しヒヤシンス 島村 元」「ヒヤシンス医師の前なる廻り椅子 三尾箕山」。ギリシャ神話では、この花は美しい少年ヒヤキントの生まれかわり。ある日ヒヤキントスが太陽の神アポロと円盤投げをしていると、ふたりに嫉妬した西風ゼフィルスが強風を吹かせ、円盤は少年の頭の額にあたってしまいました。このとき流れた少年の血のなかから生まれた紫色の美しい花、それがヒヤシンス。華やぎとともにそこはかとない寂しさのある、魅力的な花です。(悲しさを 抑えて咲くや 風信子 ケイスケ)


チュウーリップ

2014-03-26 05:42:53 | 日記

チューリップ;鬱金香(ユリ科)花言葉は、愛の告白、魅惑。小アジア原産の球根植物の花。ヨーロッパで古くから品種改良が行われ、赤.白.黄色.桃.黒紫など花色がきわめて豊富。春、直立する花茎の上に、一個の釣鐘形またはコップ形の花を開く。日本では新潟.富山県で栽培が盛ん。「チューリツプ喜びだけを持つている 細見綾子」「それぞれに浮かぶ宙ありチューリップ 皆吉爽雨」「頭山に雪のまだありチューリップ 高田風人子」「咲き誇りたる北大のチューリップ 秋沢 猛」「赤は黄にゆれチューりップ 嶋田一歩」「チューリップ花びら外れかけてをり 波多野爽波」「白もまた一と色をなすチューリップ 塗師康廣」「鉛筆で書く音静かチューリップ 星野立子」。チューリップの花言葉には、黄色花;望なき恋。白色花;失われた愛;赤色;愛の告白;魅惑と三者三様だが、恋の告白には、赤色の花に限るようで、要注意ですぞ。花を贈るには、赤いチューリップ数本を四角い台紙にのせて、テープで要所要所をとめ、透明なセロハンで台紙ごとつぶさないように包み、四隅に金色のリボンをかけると華やかになり、愛の告白に最適です。(赤白黄と 魅惑充分な チューリップ ケイスケ)


レンギョウ

2014-03-25 06:53:46 | 日記

レンギョウ;連翹;いたちぐさ;いたちはぜ(モクセイ科)花言葉は、達せられた希望、情け深い。落葉低木の花で、中国原産。当初は薬用として伝わった。早春、葉の出る前に、鮮やかな黄色の筒状の四弁花をびっしり枝ごとにつける。「連翹や真間の里ひと垣を結はず 水原秋桜子」「行き過ぎて尚連翹の花明り中村汀女」「連翹や雨の堅田の蓮如みち 星野麦丘人」「連翹に挨拶ほどの軽き風 遠藤梧逸」「連翹の空のはきはきしてきたる 後藤比奈夫」「連翹のひかり遠く喪服干す 鷲谷七菜子」「見ゆる雨見えぬ雨降るいたち草 手塚美佐」「連翹に一閑張の机かな 正岡子規」「連翹に見えて居るなり隠れんぼ 高浜虚子」「連翹やかくれ住むとこにあらねども 久保田万太郎」「連翹の一枝づつの花ざかり 星野立子」「れんげうや夜目に拾える妹がみち 石川桂郎」「原爆跡涙の如し連翹も 森 澄雄」「連翹の中より猫をつかみ出す 青柳志解樹」「連翹の下くぐるとき顏が黄に 松井百枝」「連翹は一葉もなくて唯黄なり 小林清子」。(かずかずの 黄花つどいて 道晴れり ケイスケ)

 

 

 


ムスカリ

2014-03-24 06:59:30 | 日記

ムスカリ(ユリ科)花言葉は、夢にかける思い。日本への渡来は江戸時代で、オランダ船によってもたらされた。江戸時代の書物には、ヒヤシンスのことを”風信子”と記されているが、これはヒヤシンスを音訳したものであろう。ヒヤシンスのバルブ(鱗茎)は粘液を含んでいるのでヨーロッパでは糊の代用として用いられた。またこの糊を白葡萄酒にまぜて髪に塗りつけると伸びるのが防げるといわれていた。これとは反対に、この糊は発毛の効果があるともいわれ、毛生え薬として用いられた。ヒヤシンスに近縁のムスカリのユリ科の園芸品にムスカリ(ムスク、mucari)があるが、この名は学名の属名に由来するもので、麝香を意味する。この属のものに麝香のような芳香を発するものがあることによる。この花は、ふっくらしたつぼ状の小花が房をつくっている様子は、ぶどうの実そつくりで、英名のグレープヒヤシンスはこの形からきたもの。青花がポピュラーですが、そのほか白、紫、ピンクもある。ムスカリの芳香があるのは一部の品種でだけで、それも濃厚なムスクとはまた違う軽めで上品な香りです。別名グレープヒヤシンス。和名をホティアオイがあるがこれは、ミズアオイ科に属す。ヒヤシンスは、小アジア;シリア原産の球根植物で、オランダ経由で渡来した。(風信子;夜香蘭;錦百合)「ヒヤシンスひしめき咲きて三株かな 星野立子」「喪のわれの影の中なるヒヤシンス 土岐錬太郎」。(ムスカリの 花の香散らす 暖かさ ケイスケ)


ミツバツツジ

2014-03-23 08:51:33 | 日記

ミツバツツジ(ツツジ科)常緑低木の総称で、単にツツジという植物はない。山野に自生し、また花を観賞するため栽培されている。晩春から初夏にかけて、大形の漏斗状の五弁の花を開くが、紅、緋、紫、黄、白と色さまざま、形とりどりに株全体を包むように咲き競う。「れんげつつじ」は、落葉性でまた高地性であり、花は大輪、色は橙黄、葉も草色なので明るい感じだが、有毒品種である。やまつつじの仲間としては、「きりしま」「くるめつつじ」が代表品種である。霧島山、雲仙丘、那須丘、赤城山、箱根、館林などは、つつじの美観で名高い。「つゝじいけて其陰に干鱈さく女 松尾芭蕉」「きりしまや葉一つなき真盛り 富安風生」「死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり 臼田亜浪」「やまつつじ照る只中に田を墾く 飯田龍太」「花びらのうすしと思ふ白つつじ 高野素十」「躑躅野に塩くれて牛放つなり 渡辺立男」。(ぽつぽつと 蕾ふくらみ 春おわる ケイスケ)

 


バイモ

2014-03-22 07:52:47 | 日記

バイモ;貝母(ユリ科)花言葉は、才能。地中の鱗茎がちょうど貝がらをぴたりと合わせたような形なのでこう呼ばれている。淡緑色のひかえめな花で、よく見ると花の内側に紫色の網目模様があって繊細かつ上品なおもむき。細い葉の先がくるりとゼンマイのように巻いて、和花でありながら、モダンな雰囲気がある。3月21日生まれの人は、知的で誇り高性格。そのため恋人や友人とのつきあいにも、クォリティーの高さを求め、そのため、「お高くとまっている」と見られこともあるので、人えの思いやりを忘れないように。 昨日祐二君夫妻と祐樹君の4人で、吉祥寺本町{うな鐡;℡0422-21-4522}で午後5時から誕生祝の食事会として招待され大変美味しく頂戴しました。 (うな鐡で  美味満載の 誕生日 ケイスケ)


ハナノキ(チドリの木)

2014-03-21 06:25:00 | 日記

ハナノキ(カエデ科)花言葉は、信仰。カエデの類は一枚の葉が手の指を広げたように深く切り込んでいるのが普通で、さもなけりば三枚の小葉に分かれて三出複葉の形をしているのが常であるが、チドリの木はその葉がカバノキ科のサバシバやクマシデなどの葉にそっくりで、葉が対性している以外はどう見てもカエデの仲間とは思えないほど変わった種類である。産地は愛知;岐阜;長野の三県の山で、谷沿いの陰地によく見られる。ヤマシバカエデと言う名の別名があるのがカエデの類だということを示しているが、ヤマシバは山の柴の意味で、焚き木の材料とされている。このチドリの木の果実に長い翼があるので、その形をチドリの翔ぶさまに見立てたものという。葉を一枚見ただけではカエデの仲間と思えない。この珍しいカエデは、日本だけの特産の種類で世界に近縁の種類もないという。岐阜県中津川市坂本のハナの木は大正9年7月17日天然記念物第一号として有名である。(少なくも ハナの木なるぞ おらが楓 ケイスケ)