ハナカタバミ(カタバミ科)花言葉は、決してあなたを捨てない。カタバミ科カタバミ属のなかで花が大きく、観賞用に栽培されるものをオリザビスとよぶ。原産地は南アフリカ、ブラジルなど。草丈は10~15㎝ほど。ハート形の葉がクローバーのように3枚一組でつく。花びらは丸みのあるくさび形で、少し先がへこんでいる。五弁花。ピンク、白、藤色、黄色など。大きい花は直径1.5㎝ほど。曇天の日は花を開かない。「幸福といふ不幸ありオキザリス 石 寒太」。今日は曇天、空は薄曇り。室温は低く、早朝よりストーブをつける。今日は本家の光一君が生活費を持参してくれました。これで新年を迎えることが出来ます。ありがとうございました。{ケイスケ)。
イチョウ;桐一葉;ひと葉:一葉;一葉落つ;桐の葉落っ;桐葉落っ;桐の葉落っ;桐散る;一葉の秋;桐の秋。桐の葉が落ちるとき秋の訪れを感じる。中国前漢の『准南子』に「一葉落鶴を見て歳のまさに暮れれんとするを知る」、語句がある。これは何の木の葉か知れないが、日本では桐や梧桐の落葉をさすと定まった。桐の葉に当たる雨や風の音、桐の落葉の音に秋を感じる和歌の伝統を受け継いだ季語である。大きな桐の葉が一枚ずつ散る実感が伝わる。ゆるやかに落ちるさまや、地に横たはるその質感をいかして詠みたい。「よるべをいつ一葉に虫の旅寝して 芭蕉」「水の蛛一葉にちかくおよぎ寄る 其 角」「石塔をなでては休む一葉かな 蘭 雪」「たばこよりはかなき桐の一葉かな 支 考」「在りしあ世のままや机にちる一葉 蝶 夢」「つりがねの肩におもたき一葉かな」「蜘の糸ちぎれて桐の一葉かな 凡 菫」「夕暮れやひざをいだけば叉一葉 一 茶」「今朝見れば淋しかりし夜の間の一葉かな 藤野古白」「桐一葉日当たりながら落ちにけり 高浜虚子」「桐一葉尺すおとりの真暗がり 飯田蛇忽」「桐植ゑて祖先は遠き一葉かな 山口青邨」「静かなる午前を了へぬ桐一葉 加藤楸邨」「桐一葉落ちたる影を置きにけり 清崎敏郎」「一葉落つ何か流れる身のほより 鷲谷七菜子」「頓首と書き雅兄と書けば桐一葉 高柳重信」「夜の湖の暗きを流れ桐一葉 波多野爽波」「桐一葉緩急おのずからありぬ 茂 圭一郎」「桐一葉ふと好日を怖れけり 豊長みのる」「散りいそぐ一葉を惜しみ栞とす 山口百桑」「桐一葉漂ひし身の月日かな 坂井とみ子」「城跡やひろびろとして一葉落つ 長岡光風」「桐一葉薬信じて日をつなぐ 相田ふみ子」「老いもまた未知との出合い桐一葉 富田昌宏」「魚雷見て誰も無口や桐一葉 高妻津弥子」「倒立の少年の影桐一葉 西山美」。(青空に桐の一葉は輝けり ケイスケ)。
アセトウナ(ツツジ科)花言葉は、変わらぬ純愛。馬酔い木の花。あせび、あしび、あせぼ、あせみ、あしぶ、花馬酔木・ツツジ科の常緑低木でわが国の固有種。樹高は1~2m程度、稀には3~4mのものもあるが山中に自生する。3,4月頃、清楚で品のある白い壺形の樹木である。
「小花を枝先に多数総状に垂らす。葉や」茎にァセボトキシンを含み、牛馬が食べると酔ったようになるので馬酔木と書く。かつてその毒成分を農作物の害虫駆除や牛馬の皮膚の寄生虫駆除に利用した。乾燥した山地を好み、奈良公園のほか箱根や富士五湖周辺に多い。木の姿がよく庭木や盆栽でもかんしょうされる。「馬酔木咲くや奈良の古山かぐはしう 松根東洋城」「馬酔木金堂の扉にわが触れぬ 水原秋櫻子」「馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 水原秋櫻子」「馬酔木野やかしこ法相ここ華厳 阿波野青畝」「馬酔木咲く丘となる 山口波津女」「花あしび朝の薬に命継ぐ 角川源義」「二月堂三月堂も酔木咲く 今川凍光」「花馬酔木天蓋にせし石仏 磯野充伯」「里坊の主は若し花酔木 寺井谷子」「花馬酔木暗き奈良の骨董屋 鎌田和子」「風立ちて水音変わる花馬酔木 玉木春夫」「花酔木われ瞑想の椅子の欲し 小宮 勇」「あせび野の落暉鹿呼ぶ声しぼる 水谷岩男」。今日は大変冷え込んでいる。窓の外に見える富士山も真白で冬の姿となる。ケイスケ)
ピラカンサ;常盤桜;乙女桜;雛桜、化粧桜、一花桜;櫓桜;サクラソウ科サクラ属の日本原産の多年草。河岸の原野.山間の低湿地に自生し、中国.朝鮮半島.シベリアにも分布する現在園芸品種が多数あるが、江戸時代にも武士の間で流行し、一時は300種以上の品種があった。草丈は15~30㎝で、葉は多く根元に集まる。4月中旬からげr純にかけて、まっすぐに伸びた花茎に5~20個の花が咲く。花は淡紅色.紅紫色で、花びらは筒状の先が5つに裂け、それぞれの先が二っに割れて、サクラに似ていることからサクラソウとよばれる。プリムラは西洋種で、花はい似ているが葉の形が少し異なる。「盛り切りの飯売る廊やさくら草 素 丸」「我国は草もさくらを咲きにけり 一 茶」「葡萄酒の色にさきけりさくら艸 永井荷風」「少女の日今は遠くさくら草 富安風生」「わがまへにわが日記且桜草 久保田万太郎」「さきみちて庭盛り上る桜草 山口青邨」「まのあたり天降りし桜草 芝不器男」「桜草買いに来てこのごろ気弱にて 安住 敦」「ヒマラヤと雲の番人桜草 伊丹公子」「花びらにかくるゝ蕾桜草 倉田絃文」「泣くときは見する素顔や桜草 平賀扶人」「さくら草一繕に母染まる 水沼三郎」「位牌より遺影の親し桜草 塩谷はつ枝」。本日は晴天、富士山の初雪輝き冬のちがずきを感じる。朝からストウブをつけている。ケイスケ)
リュノウキク(キク科)花言葉は無常の美。竜淵に潜む・中国後漢時代の字典『説文解字』に「竜は春分にして天に昇り、秋分にして淵に潜む」とあるのを典拠とする想像上の季語。秋の深く澄んだ静謐な水は,たしかに竜が潜んでいそうな神秘的な印象がある。古来の水神新仰とも重なって、日本人の感覚に受け入れやすいのである。『竜淵に潜む男の子蒙古斑 須佐薫子」「竜淵に潜んで碧き瞳なる 五島高̪市」「竜淵に潜みし夜を古書匂う 越智哲哲眞」「竜淵に潜めり火星近づけば 新井秋鴨」「竜淵に入る源泉の無味無臭 関位安代」「龍潜み淵の水位の定まれり 栗城光雄」。(我が家には竜淵に入る花はなし ケイスケ)
イワレンゲ(ベンケイソウ科)花言葉は、良き家庭を作る。岩蓮華;ほとけのつめ 。仏指草;仏指草;仏甲草。ベンケイソウ科。葉は多肉質でへら形、緑白色で蓮華状に重なりあっている。葉心から30㎝の茎を伸ばし、白色五弁の小花を穂状に密性。山の岩場などを好むが、近頃は観賞用に栽培される。また、この草の葉の生ひでて、石地にある形、蓮華の如し、ゆゑに岩蓮華といへり。篤信は非なりとふ。なを考ふべし。この花を詠んだ句はない。(ベンケイソウ花美しく蓮華の如し:ケイスケ)
ウメバチソウ。ユキノシタ科の多年草。山地の日当りのよい湿地に生える。名は菅原道真の家紋の梅鉢紋ににていることによる。一株から4,5本の茎を伸ばし、根元にはハート形の葉が並び、長い葉柄がある、途中にも小さいハ―ト形の茎葉が一枚、無柄で茎を抱いている。茎の先端に直径2,3㎝の清楚な白い花を一っ咲かせる。花弁の模様や雄しべや雌しべの形がまた楽しい。「きつぱりと梅鉢草や箱根晴れ 北 さとり」。(雪の下寒がつのり雪景色。 天気予報では日本列島全体が雷鳴りや雨降りの予報があり、本格的な冬が始まりそうである。(ケイスケ)。
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イソキク(キク科)花言葉は、清楚な美しさ。関東地方から東海地方の海岸の崖地に生えるキク科の多年草。高さは30~40cm。葉は緑色で、縁と裏は毛が蜜生して銀白色に見える。10~11月に黄色い管状花からなる小さな花が、茎の上に集まって咲くが、花びらのように見える舌状花はふつうない。「磯菊が蕾めり阿房の船溜 阿部武人」「磯菊の期待の苔数タあり 石川風女」「磯菊やわづかな魚を板に干し 松岡隆子」「磯菊や釣人あまたゐる日和 山口富美子」。(磯菊の銀白色の葉の美しさ ケイスケ)。
ミセバヤ(ベンケイソウ科)花言葉は、静穏。ミセバヤ。玉の緒。ベンれる。10,11月、茎の先に淡紅色の小さな五弁花が球状にあつまつて咲く。みせばやは、花の美しさを誰に見せようか、見せたいの意味で花の優美さに由来しているとされる。「みせばやに凝る千万の霧雫 富安風生」「月の友みせばやの花吊る軒に 山口青邨」「見るとなくみせばやを見る旅疲れ 大橋敦子」「みせばやを知らぬと言ひし花屋かな 岡安仁義」「みせばやの咲かざるまゝの別れかな 今井千鶴子』「みせばややお侍で出そうな門 ふけとしこ」「みせばやに母に笑ひの静かなり 木内憲子」「あばら屋に住みせばや咲かせけり 水津八重子」。(みせばやに雪つもりて暮れの富士 ケイスケ)。 ケイソウ科の多年草。葉は三枚ずつ輪生扇状で厚く、茎は垂れ下がるので石垣なに植えられて観賞されている。(寒くなり年の瀬せまる富士は白 ケイスケ)。