ヒヤシンス(ユリ科)花言葉は、燃える愛。地中海沿岸原産のユリ科の多年草。16世紀にオランダで改良された栽培種。甘香りをもつ。厚みと光沢のある剣状の葉を七、八枚球葉を7,8枚根から伸ばした後に、20~30センチの花茎が直立する。一重または八重の小さな花が、花房となってたくさん咲く。花色は、赤、桃、白、青、黄色と豊富。花壇や鉢植えのほか水栽培出も容易に美しい花をつけ、広く親しまれている。「いたずらに葉を結びありヒヤシンス 高浜虚子」「みごもりてさびしや妻やヒヤシンス 瀧 春一」「ヒヤシンス鷗の眸過ぎゆけり 千代田葛彦」「水にじむごとく夜が来てヒヤシンス 岡本 眸」「ヒヤシンス高きを渡る風に和す 有馬朗人」「ヒヤシンススイスステルススケルトン 正木ゆう子」「ヒヤシンス女神も妬み深きかな 萩原都美子』「最も若き今が過ぎゆくヒヤシンス 秋山慎太郎」「遺失物係の窓のヒヤシンス 夏井いつき」「ヒヤシンス日のある窓は開かれて 柴崎富子」「太陽と月むかひあふヒヤシンス 有住洋子」「海に向く窓地球儀とヒヤシンス 域間信子」。(ヒヤシンス燃える朝日が輝いて 謙治)(待つ春の少女絵皿に色満たし 小野瑞枝)