心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

お風呂の鏡は魔法の鏡?

2017年03月14日 | 母のこと
「しわがなくて、いいですねぇ~。若く見えますね~」

母が言うには、洗面台の鏡よりもお風呂の鏡の方がしわが見えないのだそうだ。
洗面台の隣がお風呂なので、どうしても洗面台の大きな鏡が目に付く。そこに立つたびに愕然とするのだそうだ。愕然とした気分でそのままお風呂に入ると、あろうことかお風呂の椅子に座り鏡をのぞき込むと、先ほどあんなに沢山皺しわだった顔がなんともしわのない顔に見える。
しわがないと自分でも嬉しくなって、ついつい鏡に独り言。

「今日もいいですねぇ」
「しわがないと若いですねぇ」

お風呂の中でひとりで鏡に話しかけているとか。

まあ、まるで童話の魔法使いの継母みたい。
「鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ」

ちょっとその場面を思い出してしまった。

母がいじわる継母とは到底似ても似つかないけど(笑)。
単にお風呂の鏡は曇りがちだってことじゃないかなと思ったけど、雲ったら見えないものね。一体母の目にはお風呂の鏡がどう見えているのか、わたしにはすごく不思議。
でも今度わたしも鏡に向かって
「しわがなくていいですね~。若く見えますね~」って言ってみようかな。

口に出して言うとなんだかほんとに若くなっていくみたいな気分になるから、これはいいやり方かもしれない♪


最新の画像もっと見る

コメントを投稿