心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

漫画を堪能

2017年11月30日 | ほんのすこし
漫画は子供の頃からの友だちだった。
小学生の時、お小遣いをもらうと大通りに面していた銭湯の隣にあった貸本屋に通った。あの頃の貸本は紙が厚くて、今のようなペラペラの紙じゃなかった。その貸本は雑貨屋?米屋? みたいな中の一角に置かれていて、そこの店番をしていたのがお爺さんだった。毎回、お小遣いを握りしめ借りに行く。おじいさんはすでに顔なじみになったわたしが行くと
「新しいのが入ったよ」と教えてくれるのだった。
一冊10円だったか5円だったか。いくらだったかも忘れてしまうほど遠い昔のことだ。

そして昔の漫画は線が太くて絵が粗く、今のように凝った絵などではなかった気がする。それでも夢中になって読んだのは何故だったろう。
今のように世の中に溢れるほどの情報が散乱しているわけではなかった時代だ。田舎の小さい町で触れることができる未知の世界、それを少し垣間見ることができる歓びを味わっていたのだろうか。

あの頃読んだ本にどんなものがあったのか、それすら忘れてしまった。忘却とは忘れ去るものなり・・・(笑)
そんな漫画と親しかったわたし、次にかなり親しくなっていくのは『週刊マーガレット』『りぼん』といういわゆる少女漫画の類いだ。貧乏だった我が家には漫画を買う余裕なんてなかったはず。でもわたしは読むことができた。それがわたしの少女時代の唯一の自慢だ。
その当時、母の妹が我が家で一緒に生活していた。叔母は同じ町で勤めていたので、わたしに毎回発売される少女漫画雑誌を買ってくれたのだ。わたしはむさぼるように読んだ。そしてわたしが読んだ漫画を叔母も楽しんだ。
わたしが漫画好きになったのは叔母の影響も多大にある。あの頃叔母が買ってくれなかったら、友人たちがこぞって読んだ本を読むことが出来なかっただろうし、図書館の本だけで我慢していただろう。

わたしの漫画好きは大人になっても続いた。
自分で働くようになっても結婚して家庭を持っても。

でも、10数年前のあるときからきっぱり漫画とは手を切ってしまった。
倒れて意識を失い、救急車で運ばれすぐに緊急手術。助かっても後遺症が残る確率三分の二と医者に思われていたわたしがこうして何事もなかったように生きている。
そしてその後の生活の激変。
わたしは好きなものを絶とうと思った。それが漫画だった。あれほどあった単行本も買い取り業者にお願いした。そのときの金額二万いくらは数年使わずに取って置いた。なんだか使えなかったのだ。そのお金を見て自分を戒める気持ちだったように思う。

それが、ここ数年で変化した。読みたい本が出てきたのだ。槇村さとるの『REAL CLOTHS』、友人が貸してくれた『重版 出来!』と読むことで漫画熱が出てきた。
だからといってずっと漫画を読んでいるわけではない。滅多に読まないが、最近またすごく気になる漫画が出てきた。石塚真一の『BLUE GIANT』がそれだ。何気なく本屋で手にして、それがジャズプレイヤーとして歩む青年の話だという帯の説明に心が動いた。絵で演奏をどう表現するのか、そのことに惹かれたのだ。以前読んだ小説『蜜蜂と遠雷』ではクラシックのピアノ演奏を文字の世界で縦横無尽に表現していて在る意味ひどくショックを覚えたが、今度は漫画の世界で音楽を表現するのか? どうやって? それがとても気になった。
まず一冊買ってみた。読んだ。
う~ん・・・

なんで残りも買ってこなかったんだ!
ってその夜思ったよ。
続きが気になって眠れなくなるんだ。
次の日、慌てて本屋に飛び込んだ。もう最後まで大人買い(笑)。

10巻あったけど、もう夢中だったね。あっという間に読破。しかもその次の『BLIUE GIANT SUPREME』も発売されていることに気づいて。またあろうことか1巻だけ買ってきた。

バカだな、なんで3巻まで買わなかったんだよ。夜中に地団駄踏んだ。悔しい、自分の愚かさを呪ったね。
次の日、気もそぞろで本屋に飛び込んだ。

あぁ、続きが読みたい。3巻を読んでこの続きが知りたいと思った。帰省していた息子が合間に「まだ読んでいなかったから」と言って読み始めていた。やはりはまった。
「これ、面白すぎる!」「でしょでしょ!」ふたりで興奮状態だった。
今も雑誌で掲載されているという。でも雑誌は買わない。読みたいものだけ読む、そのスタンスのわたしには雑誌は合わない。早く4巻が発売されないかな。
今からわくわくなのだ。

それにしても、漫画の技術というか絵は格段に違っているんだなと思う。その作家にもよるだろうけど、昔の貸本屋にあった漫画の絵とは格段の差があるなと思う。でもあれはあれで味があって良かった。今のようにパソコンもなかったから、手書きでどこまで描き込めるか、絵に粗さが見られるとこの作家さんどうしちゃったんだろ、なんてちょっと心配したりしたものだ。
漫画がわたしの成長過程に大いに影響を与えたということは否めない。小学校のときは漫画家になりたい! なんてちょっと思ったりしたものだ。ちょっとだけね(笑)
今後も読みたい漫画が出たら読む、それが今のわたしにふさわしい。



素敵なものを見せてもらいました

2017年11月29日 | ほんのすこし
読者登録をさせていただいている「折りにふれて」のjuraku-5thさんの記事に素敵な動画がありました!

「冬じたくの夜空」

兼六園の雪吊りのライトアップの美しさに圧倒されます。
そしていつも写真と共に紹介されている音楽。
今回は「ヴィンセント(星降る夜)」

ゴッホの絵がこれでもかというほど出てきます。
あぁこんな絵も描いていたのか・・・
あぁこれは知っているなあ・・・
あっ! これ、ポスターになったもの、手元にある・・・



知っている絵も知らない絵も歌に合わせて次々と現われては消え、現われては消え・・・
なんという贅沢な時間だろう。

素敵なものを紹介してくださってくれたjuraku-5thさんに感謝・感謝の気持ちで一杯のわたしなのでした♪


今 この場所で

2017年11月28日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

ため息ばかりついてたら
しあわせが逃げるよ
ほら!
またひとつ逃げちゃった

ため息ひとつの代わりに
鏡の自分に微笑んで
唇の端をキュッとね

笑顔美人になれたら
ため息とはさよならだよ

※※※

遠い空の下
探し続けたものがあるような
ここではないどこかに
それは待っているような

ふるさとと呼べるものが
なんだか寂しいもののように思えて
雑踏に埋もれていても
都会と名のつくものに
憧れたこともあった

そこにいれば
何か見つかるような気がして

でも それは蜃気楼だった
今 わたしがいるここ
この場所で生きているということ
どこにもない
この場所で

わたしは生きている

※※※


嵐を呼ぶ男か?

2017年11月28日 | ほんのすこし
23日から息子が帰省していました。
今回はひとりで。
かなりのんびりできたようで満足?して帰っていったと思っています。目的も遂げたようだし。
色々な人と会って、色々なことを聞いて、そして夜は連日飲み会状態?(笑)

でもね、昔から息子が帰ってくると天気が良くなくて。
前は行きも帰りも台風だったりとか。大雪でバスが高速を通らなかったりとか。
お前が来るとほんとに荒れるね~と、わたしからも母からも言われる始末。

だって、今回だってそう。寒いし、雪は積もるし。
で、昨日、息子が自分の家に戻って行ったら、ほら!(といってもわかりませんが)外はいい天気!
眩しすぎてカーテン開けられないくらいですよ。

まったく、嵐を呼ぶ男と名付けてやろうかな・・・(笑)

※※※

帰る前の晩。お肉のリクエストがあったので、上等のうす~い(笑)肉、すき焼き用なんですが。
ニンニクオリーブオイルを作り置き。熱くしたフライパンにその油をうす~く敷き。その前にお肉には軽く塩・コショー。
うす~い肉なので、一枚ずつ、ごく弱火で。肉の脂がとけ赤い部分が消えかかったときにお皿に取る。
最後にニンニクスライスを乗せて。

うまい! うまい! を連発。

カリーノケールと干しえのきもニンニクオリーブオイルとバターで軽く炒め。これまた旨い! とぺろっと平らげましたとさ。
蕪のサラダ、柿とチーズのサラダ。
鶏肉のポトフもどき? もお気に入りでした。



この日はボジョレーを開けました。

※※※

別の日の牡蠣ソテー。これも好評でした。
「牡蠣がプリップリだあ!」と感激していました。なんとまあ、作りがいのある奴だこと(笑)。



奥にあるのはホヤ。

この日のメニューは白ワインにぴったりでした。

さて、今頃は休んだ分の仕事にきゅうきゅうしているだろうな。





ごめんね

2017年11月28日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

ごめんね
なにもしてあげることができなかった
ごめんね
あなたの辛さをすべて知ってあげることができなかった
どんなに苦しかったのかと思えば
その思ったことの何倍も辛い日々を過ごしたあなたがいる

ごめんね
聞いてあげることができなかった
ただ ただ
聞くことだけ
それすらもできないんだよ

自分のどこかかけ離れた気持ちの道化がうごめいている



過去は過去

2017年11月28日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

寂しかったのよ
でも
何もせずに過ぎてきた
そんな自分を今思い出していたの

そうなんだ、とつぶやきながら
したり顔で聞く
その横顔に自分を重ねて
なのに何も言わない

言えない自分がもどかしくて
さらけ出すということに
恐れおののいて
何もできずにいるのよ

誰かに
過去を伝え同調を得て
それが何になるの
今の自分にはなんにもならない

過去は過去
そこに今の自分は居ない
そうなの
今の自分が居るのは・・・
過去とは違う、そう思って生きるのが
今の自分に課せられたものなのかもしれない

※※※

BOSE の音、いいなあ。
JBLもいいなと思ったけど。我が家にはBOSEが合っていたみたい。

※※※

子供が成長する。
自分はどこかハラハラとしながらそれを見守る。
それでいい。
人は最後はひとりだから。
エールを送る、それだけでいい。

※※※



まだ11月なんですけど

2017年11月25日 | ほんのすこし
今朝も昨日よりさらにすごいことに。
きっと夜中に皆寝静まっているころを狙って降りつもったのでしょうね。
きっと目が覚めたらわたしを驚かせようと降ったのでしょうね。

いつもよりずっと寒いな、起きたくないなと思って目が覚めた今朝。
なんということでしょう。せっかく溶けたかな? と思った雪が、一晩で積もっていました。車の上にも10cmくらい? 
そして日中も思い出したように降っています。

なのに、天気予報では西日本は行楽日和とな?
信じられな~い。
いったいこの雪、溶けるのかしら。それともこのまま根雪になるのかしら。根雪になるのだけは勘弁してほしいなあ・・・

寒くて何もしたくない病にかかっています。



まだ六時ですよ

2017年11月23日 | ほんのすこし
きのう。
夕方六時。

もうこんなに暗くて。美容院の帰り珍しく車じゃなくて歩き。歩くのもいいねって思いながら。でも、夕方六時はずいぶん暗くて。その前に美容院にいるときから4時過ぎから窓の外が暗いなあって思っていたけど。
暗いなあ。たまにある外灯、でもどこか寂しすぎてね。
せっかく気分よく、美容院から出て歩いていたけど、なんとなく寂しい雰囲気に打たれて。
ここにわたしは住んでいたんだなって。

何も無い街、っていつも思ってた。
それが当たり前のように感じていた。
何も無いってことがこれからの冬時代にはもっと強く感じる。
ここはそういう街だ。冬の雪に閉ざされた気持ちがどこへも行けずに狭い場所に縮こまる。
でも、何か違うことに出会いたい。
それもまた別の自分が思うこと。
この冬に向かう日々、いくつ違うものと出会うことができるだろう。
たぶん、夏のそれよりずっと少ない気がするけど、探そうと思えば出会えるはずだ。

ちょっと美容院にいって気分よい。少しはましになったか? でも寝て起きたら・・・(笑)

4747

2017年11月22日 | ほんのすこし
ふと編集画面を覗いてみたら。

4747日だって。

ブログ開設から通算4747日かあ。5000日でもなく4500日でもなく4747、なんだか面白いなと思った。どこが?って言われてもわからないけどね。
そういえばもうすぐお別れする車のナンバーにも、「4」と「7」があるね~。
これまたなんだかちょっと別れがたいね。
4と7が一緒になっていると気になる数字なのかな、わたしには。

数字についてはその時々で興味のあるものが違っている。
昔は寝ても覚めても「1575」が頭から離れない時期があった。それがなんの数字だったのかはいつか語ることがあるかもしれないけど。今は無理だろうな。

まあ、今日が4747日目ってことでちょっと気になったのでメモ。

あら! そういえばブログ開設日って11月23日じゃなかったっけ? あらら~今年はすっかり忘れていたわ。
しかもその日は息子が帰省する日だ。
その前に部屋を綺麗にしておかないと(笑)← 髪を綺麗にするよりも部屋を綺麗にする方が大事だよね。

朝ご飯。
玉子とソーセージが定番になってきた。




美容院に行かないの?

2017年11月22日 | ほんのすこし
自分でも気になってはいたんですよ。

昨日、母のところで叔母に
「髪、染めてこないの?」と言われました。
「ん?」と不思議そうな顔をしたら、
「明後日、○○くんが来るんでしょ。髪きれいにしておかないと。男の子はいつだって母親がきれいでいてほしいと思っているもんだよ」と言われたのです。
「そういう自分のところはどうなのかわからないけどね」と重ねて叔母が笑いながら言いました。

わたしもしばらく前から染めなくちゃいけないよなあ、って思ってはいたのです。でもなかなか美容院に予約をいれることができずにいたのでした。そのうち帰省するという日が近づいてきていて、このままでいいっか! という気分でいました。
叔母の一言で、その「ま、いいっか!」という気分がすっかり消え、慌てて予約の電話をいれました(笑)。慌てていたので、昨日がお休みだったということをすっかり忘れて・・・でもちゃんと電話に出てくれて今日、予約が取れました。
ぎりぎりセーフ♪

白髪が目立つより綺麗な色の髪で迎えにいったほうがいいよね~。

美容院に行く前に母のところの家具の移動を手伝いに行きます。ここ数日叔母がひとりであれこれやっていたのです。いつもわたしが行くとすでに終わっていて。でも今日は二人でなくてはできないことなので、わたしが行くまで何もしないでいて、って頼んでいます。叔母が母のところに泊まってからというもの毎日何かしらやってくれています。姉妹といっても10歳違いですが、ふたりでことこととした雰囲気で昔語りをしたり、裁縫箱を出してきて二人でここはこうした方がいいとか、母が出来ない部分をやってくれたり。毎日笑い声が絶えない日々。
それも後少し。日に日に帰る時間が迫ってきています。母の寂しさがわかる気がします。
叔母が帰ったら、これまで以上に母のところに泊まるつもりです。

さて、明日息子が帰ってくるまでに綺麗な髪にしなくっちゃ・・・(笑)