19日、待ちに待っていた退院。
午前中は病院も忙しいだろうと昼食後の午後二時に迎えに行く旨を伝えていた。当日の朝の天気予報をスマホで確認すると、あれ? なんだか雲行きが怪しい。午前中は曇り&晴れなのに、午後、それも二時から雨の予報。
でも、まあ少しぐらいの雨だったらいいか・・・
午前中は用足しでショッピングセンターに行き、送るものだったりの手配をし、最後に母の好物のおはぎと豆大福を購入。仏壇には旬のサクランボを購入。
叔母と昼食を取り、お迎えの時間までしばし休憩していた。まだ空は晴れている。
「この分だと天気予報ははずれるかもね」
「そうだね~」とふたりで顔を見合わせ笑う。
さて、時間も迫り、病院へ。コロナの影響で病室には入れないから、病棟エレベーターのホールで着替えを看護士さんに渡し、外出の用意が出来るのを待つ。ホールには外を見回せる大きな窓があり、そこからは郊外にある山が見える。夏には例年であれば山頂に作られた「大」の文字が大文字焼きとなってお盆の行事となる。初めは叔母と共に大の文字がくっきり見えるのを楽しんでいた。
が・・・見る見るうちに山の大の字が雲に隠れてしまい、ふもとまで雲が降りてくるのがわかった。その間、かなり短い時間だった。
気づいたときには雷と共にすごい音を立てて雨が落ちてきた。
母が着替えを済ませやってきたが、わたしは看護士さんから薬の説明を受けていて、その間ますます雨が強くなっていたようだ。全部終わり、玄関に向かっていると車に乗せるのが無理なほど。少し柔らぐのを待ち、ようやく母を車に乗せた。
「ひどい雨だね~。まさかこんな日になるとはね~」と三人とも口々に言った。でも、まだその後に続くアクシデントは予想もつかなかった。
母の家がある場所は住宅密集地。しかも母の家の前は私道で以前、集中豪雨があったときにわたしの車が半分水に浸かってしまうというひどい状態になった。
家に向かっている途中で、脇に田んぼがある道路をまっすぐ進む。すると、行き止まりになったところにある商店の前が水で溢れている。かなり深い。でも後ろに戻るのもまたどんどん水が溢れてくるようで戻れない。仕方がないので商店の前を曲がり母の家に向かう。でも少し行った先にある母の家に入る私道の前は前にもまして深い水量。
車がアラートを出した。
これは無理だ!
仕方が無いので、そのまま曲がらず前に進んだ。以前と同じ状況であれば、この道を進めば必ず水が無くなる。思ったとおり水が溜まっている場所は数メールだけ。先に行って道路端に車を止めた。
雨が止むのを待つしかないね。
せっかく退院してきたのに、自分の家のすぐ近くに来ているのに入れないというアクシデント。見る見るうちに母の顔色が悪くなっていくのがわかる。
我慢してもらうしかない。
何度も車から出て傘をさし、水の深さを確認しに行ったが、雨はそれから1時間も止まなかった。ようやく母の家のある私道に入れるようになったのは病院を出てから二時間半も経っていた。
それでも我が家に帰ってきたという安心感からか車で見た顔色の悪さは消えていった。
母の退院、と言う嬉しい出来事が落雷と共にやってきた短時間豪雨でもみくちゃにされてしまったのだった。
退院してもまだまだふらつきがあるし、頭のすっきり感がない母。わたしと叔母とふたりで様子見。
それでも土曜一日見守り、だんだん本人もしっかりしている気がする。今日はアパートに行っていいよとお墨付きをいただきこうして更新している。
今回のような退院も珍しいだろうな。というかこりごりなんだけど。そんな日のしかも雨が落ちる時間帯を退院時間に指定してしまったのは、誰あろうこのわたしだった・・・トホホ。
午前中は病院も忙しいだろうと昼食後の午後二時に迎えに行く旨を伝えていた。当日の朝の天気予報をスマホで確認すると、あれ? なんだか雲行きが怪しい。午前中は曇り&晴れなのに、午後、それも二時から雨の予報。
でも、まあ少しぐらいの雨だったらいいか・・・
午前中は用足しでショッピングセンターに行き、送るものだったりの手配をし、最後に母の好物のおはぎと豆大福を購入。仏壇には旬のサクランボを購入。
叔母と昼食を取り、お迎えの時間までしばし休憩していた。まだ空は晴れている。
「この分だと天気予報ははずれるかもね」
「そうだね~」とふたりで顔を見合わせ笑う。
さて、時間も迫り、病院へ。コロナの影響で病室には入れないから、病棟エレベーターのホールで着替えを看護士さんに渡し、外出の用意が出来るのを待つ。ホールには外を見回せる大きな窓があり、そこからは郊外にある山が見える。夏には例年であれば山頂に作られた「大」の文字が大文字焼きとなってお盆の行事となる。初めは叔母と共に大の文字がくっきり見えるのを楽しんでいた。
が・・・見る見るうちに山の大の字が雲に隠れてしまい、ふもとまで雲が降りてくるのがわかった。その間、かなり短い時間だった。
気づいたときには雷と共にすごい音を立てて雨が落ちてきた。
母が着替えを済ませやってきたが、わたしは看護士さんから薬の説明を受けていて、その間ますます雨が強くなっていたようだ。全部終わり、玄関に向かっていると車に乗せるのが無理なほど。少し柔らぐのを待ち、ようやく母を車に乗せた。
「ひどい雨だね~。まさかこんな日になるとはね~」と三人とも口々に言った。でも、まだその後に続くアクシデントは予想もつかなかった。
母の家がある場所は住宅密集地。しかも母の家の前は私道で以前、集中豪雨があったときにわたしの車が半分水に浸かってしまうというひどい状態になった。
家に向かっている途中で、脇に田んぼがある道路をまっすぐ進む。すると、行き止まりになったところにある商店の前が水で溢れている。かなり深い。でも後ろに戻るのもまたどんどん水が溢れてくるようで戻れない。仕方がないので商店の前を曲がり母の家に向かう。でも少し行った先にある母の家に入る私道の前は前にもまして深い水量。
車がアラートを出した。
これは無理だ!
仕方が無いので、そのまま曲がらず前に進んだ。以前と同じ状況であれば、この道を進めば必ず水が無くなる。思ったとおり水が溜まっている場所は数メールだけ。先に行って道路端に車を止めた。
雨が止むのを待つしかないね。
せっかく退院してきたのに、自分の家のすぐ近くに来ているのに入れないというアクシデント。見る見るうちに母の顔色が悪くなっていくのがわかる。
我慢してもらうしかない。
何度も車から出て傘をさし、水の深さを確認しに行ったが、雨はそれから1時間も止まなかった。ようやく母の家のある私道に入れるようになったのは病院を出てから二時間半も経っていた。
それでも我が家に帰ってきたという安心感からか車で見た顔色の悪さは消えていった。
母の退院、と言う嬉しい出来事が落雷と共にやってきた短時間豪雨でもみくちゃにされてしまったのだった。
退院してもまだまだふらつきがあるし、頭のすっきり感がない母。わたしと叔母とふたりで様子見。
それでも土曜一日見守り、だんだん本人もしっかりしている気がする。今日はアパートに行っていいよとお墨付きをいただきこうして更新している。
今回のような退院も珍しいだろうな。というかこりごりなんだけど。そんな日のしかも雨が落ちる時間帯を退院時間に指定してしまったのは、誰あろうこのわたしだった・・・トホホ。