心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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ひとりぶん

2023年09月28日 | ほんのすこし

ひとりぶん、なのである。

ひとりぶんを淹れるためだけに買ってしまったのである。← この表現が誤解されたかも。わたしの場合はひとりを楽しむためにってことで♫

説明書では二人分淹れることができるらしい。この画像、回転させたはずなのに・・・時間が解決してくれるだろう。

常滑焼。手にしっくりくる持ち手。

暑い夏には温かい珈琲を飲もうなんてちっとも思えずにいたけど、ちょっと涼しくなってきたら、温かい珈琲が飲みたくなってきた。ずっとインスタントですごしてきたのだけど、ふと豆(粉)の珈琲を飲むというイメージが頭に浮かんだ。浮かんだせいなのかどうか、そのとき生協のカタログに目がいった。

ほぉ~、こういう急須型のものがあるのか。なになに、フィルターが必要ないって? スボラなわたしにはうってつけじゃないか。ってんで早速注文したってえわけ(なんでべらんめぇ調?)。

一杯分の粉、測るものがない。大さじスプーンでまず一杯淹れてみた。うわ、薄いのなんのって・・・全然美味しさが伝わらず。

新しく淹れる気にもならず、次の日、再挑戦。今度は大さじスプーンで二杯。お湯はカップに入れて量を決めた。二分待つって書いてたな。タイマーをセット。

カップにお湯を入れたので、温まっていて、それはそれで結果オーライだね。テーブルにカップと急須を置いて待つこと二分。おもむろにカップに淹れた。

おっ、いけるかも。なんか美味しいかも(笑)久しぶりの珈琲、部屋にいい匂いが漂った気がした。

残念なのは、フィルターが必要ないことはいいのだけど、洗うときに中の珈琲カスを処分するのが大変。緑茶と違って珈琲カスは難しい。失敗するとキッチンの洗い場にカスが散らばってしまう。これは・・・どうしたものか。

ってことで、お茶パックに粉を入れたらどうかしらん。そのお茶パックを急須に入れれば、処分するときに汚くならないはず。でも、味的にどうなの? 急須に備わっているフィルターが珈琲の良さを抽出するらしいのに、お茶パックにいれてしまったら、美味しさ半減なんじゃない? 後片付けの利便さを取るか、美味しさを取るか・・・考えてもわかるでしょ。丁寧に後片付けするしかないよね~

やっぱりわたしってどこか抜けてるわ。

 


器用な人はなんでもできるなあ

2023年09月27日 | ほんのすこし

月曜日、きりたんぽ作りが上手な友人のところにお邪魔した。以前からミシンの使い方を習いたいと思っていて、その方に一度ミシンを持って行って、みてもらった。その後、一か月に一度はミシンの講習をしましょう! なんて話していたのに、七月が過ぎ、暑い暑い夏の間、全然ミシンを持って行く気力がなかった。

最近、少し涼しさが出てきたので、連絡を取り出かけてみた。

「今、こんなことをしてるのよ」と言ってみせてくれたのが冒頭の写真。

「あなたにどれかあげようと思って、どれがいい? お風呂上がりに穿くとすごく気持ちがいいのよ~」

早速、二種類の底から無地を選び、上につける生地を選んだ。今度会うときまでにでかしておくからね、と言われた。写真を写すの忘れて残念だけど、部屋の真ん中にこのスリッパを作る道具が置かれていた。といっても手作りで自分で工夫した感じのもの。たとえていえば、木馬? のような感じにして、またがって使うようにしている。古いTシャツなどを裂いて編み込むための手作りの道具が木馬の前に置かれている。あ~ やっぱり写すんだった。説明が難しいなあ。今度写せたらここに入れることにしよう。

前は草履を作っていたけど今はスリッパやサンダルの形にしているらしい。草履よりも使い易いという話だった。

こんな感じで友人はとても器用な方。これは本を見て作っているらしいが、例えば、ブラウスとか、気に入ったものがあると、丁寧に分解して型紙を取り、好きな生地で作っているという。

これは袖以外に裏地をつけていた。

このチュニック、彼女の友人が着ていたのを見せてもらい、自分で考えて作ったらしい。形がよく分からなくて残念だけど、とても可愛いデザインになっている。まるで既製品みたいに見える。

この他にもYシャツ型のブラウスとか、本当に買ってきたものと間違えるくらい。

本を見て作ることもあるけど、自分であれこれいじって作ることができるという。ミシンも新しくロックミシンを買ったのよ、と楽しそうに話していた。

彼女のきりたんぽは絶品。炭火でじっくり焼くので香ばしいことこの上ない。きりたんぽ然り、洋服作り然り、やるとなったらとことん突き詰める感じの彼女には毎回驚かされている。さて、わたしは・・・ミシンは合わないかも(笑)

雪が降る前に遊びに行けたらいいなあと思っているけど、どうなることやら。

 

 

 


偶然の出会い

2023年09月24日 | ほんのすこし

昨日、久しぶりに知り合いが勤めているお店に顔を出した。前からお願いしていたバッグが入荷したので、見ませんか? との連絡があったのだ。そのバッグの話題は次の機会に。

今日は、その昨日のお店訪問で偶然出会った方のことを。

そこに行くといつも冷たい飲み物か温かい飲み物を勧めてくれる。最近少し涼しくなっていたので、言わなくても温かい珈琲を出してくれた。他の人が淹れてくれた珈琲は美味しいものだ。

温かいうちにご馳走になった。さて、品定めといこうか。

店内の品物を見ていると、私より年上の方が入店された。なにやら小さな紙袋を手にしていて、

「これ、みんなで食べて」と友人に渡した。「お皿二枚用意してね」と言われた友人は「お茶持ってきますね」と言った。

友人は空のお皿を二枚テーブルに置くと、紙袋から「鹿の子」を出してそこに入れ、緑茶を置いた。ここのお店の緑茶は色がとても良くて、美味しい。

商品を見ていたわたしに友人が「〇〇さん、食べて。あなたの分もあるのよ」と言った。一瞬、戸惑ったが、お昼がまだだったので、少しお腹がすいていたから、ご馳走になることにした。その方のことを友人は「先生」と呼んだ。なんでも友人が勤めている社長の恩師だそうだ。だから、先生なのか、合点がいった。

その先生と一緒に鹿の子を食べ、緑茶を飲み(珈琲をすでに飲んだにもかかわらず、わたしにはお茶がとても美味しかった)先生の話をあれこれと伺う時間が過ぎていった。

あれはなんの話から繋がったのだろうか・・・

先生はお茶の先生でもあるようで、その関係で着物を100着ぐらいは所持しているとか。そんなにあると処分するのに困りますよね~、なんて話していたら、「でもね、私は絶対一枚の着物だけは手放さないつもりなんですよ」と。

「あら、どうしてですか?」

「それはね、その着物、宮尾登美子さんから頂いたものだから」

「え?! あの、宮尾登美子さんですか?」つい大きな声を上げてしまったわたし。なぜ、どういう関係で?

我が地元の女子校(今は合併で無くなった)で宮尾登美子さんが講演をすることになり、そのときにお世話したのが先生の夫だとか。そして宮尾さんが十和田湖を見たいというので、案内人した夫、でも当日はかなり寒くなり、宮尾さんの着物だけでは寒すぎる。ということで急遽、自宅に寄り、先生の持っているショールやら羽織やらをあれこれ出して使っていただいたという。その縁でそれから宮尾先生とのおつきあいが続いたらしい。宮尾さんから大島紬の素晴らしい作品をいただいたが、それだけは手元に置いておくわ~と話していた。

宮尾先生が講談社の編集長と共に訊ねてきて、その方とも宮尾先生が亡くなった後でもおつきあいが続いていると。

丁寧な人づきあいをされてきた方なんだなあと思った。

さらに話を聞いていると、不遇な子供時代(ヤングケアラー)であったことや、夫の介護、両親の介護など長年やってきたこと、今はひとり暮らしだそうだ。その内容を聞くと、なんと壮絶な・・・と思わずにいられなかった。

私は「ボランティアに行ってるんですけど、先日、あるお年寄りの方がお弁当下げに行ったら、『わたし、今が一番幸せだあ!』って二回も言ったんですよ。(先生の方を向いて)今は、しあわせですか?」と唐突に訊ねた。

先生はちょっと言いよどんだけど、「しあわせなのかも。だって、だんなが亡くなったときに、あぁ、これで解放されるんだって思ったからね」と少し笑っていった。「じゃあ、もっと長生きしなくちゃ」とわたしも友人も笑った。

先生の夫は深刻な病気だったが、再発することの恐怖からお酒に溺れるようになり、手がつけられない状態になった。それが長く続いたのだそうだ。きっと宮尾さんと知り合った頃は旦那さんも優しくて元気だったのだろうな。いつまでもそうだったならいいのに、人生は紆余曲折だな・・・

悲喜こもごも、ご自分の体も歩くのが大変なほどなのに、まだ運転はしっかりしているらしい。話し方といい、コール&レスポンスのスピーディさといい、わたしよりずっと若さがあるなと思えた。

まだまだお話を聞きたかったが、頃合いというものもある。他のお客様が入ってくる前に私は先においとました。

友人のいるお店には、わたしより年配の方が多く行く。こんな風に自然にお話に花が咲くのも偶然がくれた喜び。走馬燈のように過ぎていく人生のほんの少しの時間を新しい誰かと過ごせたことに感謝したくなる。

ありがとう、先生(最後までお名前聞かずにいた)、長生きしてくださいね。

※ 宮尾登美子 ※

 


これだけは食べていた

2023年09月20日 | ほんのすこし

この野菜、なんだと思いますか?

一瞬、夕顔か冬瓜かな?と思うんじゃないかと。

これはキュウリです。七月の暑い朝。まだベッドから出ていけなくて、SmartNewsを開いてつらつら見ていたら、見つけたレシピ。さっぱりして美味しそう! 料理なんてしたくなかったのに、その日は朝から作ってみたい気分に。キュウリも油揚げも手元になかったので、早速9時オープン目指してスーパーへ。

最近のわたしは食材を買い出しに行くのも生協があるので、一週間に一度あるいは二週間に一度行けばいいほう。だから食材費はダウンしたので、良い傾向です。でも行くとやっぱり色々と目移りしていらぬ物まで買ってしまいました。

早速、出汁を別鍋で取り、キュウリは全部皮を剥き、縦半分に切り、三つくらいの長さにして、水から茹でます。少し透き通るまで3分ほど。取った出汁に茹でたキュウリと油揚げ(キュウリと同じくらいの長さにしました)を入れ、弱火で5分。味付けは薄口醤油にしました。

後は冷めるのを待って、冷蔵庫でしっかり冷やし。食べるときにショウガのすり下ろしを乗せて食べました。

出汁がしみたキュウリのシャキシャキ感がわたしにはとても心地よくて、この夏なんども作りました。さすがに今はもう作っていませんが。来年もたぶん作ると思います。冷たいものが美味しい、夏の定番料理になりそうです。

あまり食べれなかった、なんて書いても信用されないですね。だってちっとも体重減らなかったのですから。たぶん体の90%は水分だと。あれ? 人間の体って水分が多いんだったっけ? なん%だったかな。でもそれよりかなり上を行ってると思いますよ、わたしは。汗っかきのくせに朝から寝るまで水分補給ばかりでしたから。ここ最近少しずつ少なくなってきていますが。

今までキュウリは生で食べるもの、と思ってきたわたしですが、茹でて軽く煮る、という料理は目から鱗でした。

笠原さんのレシピだったかなあ・・・思い出せない・・・とにかくこれのおかげで夏を乗り越えられました♫

 


ゴロゴロしています

2023年09月20日 | ほんのすこし

毎回、お久しぶりです、の気分で入力始めるのが定番となってきた。

パソコンは必要に応じて電源を入れているのだけど、gooを開くことがなかなかない。今日はスマホで皆さんの記事を読んできた。ずっと記事を更新されている方のすごさを感じた。わたしにとってここは癒やしでもあったのに、ずっとだらだらとした時間を過ごしている。

もちろん、ボランティア活動をしたいと思ってやり始めた二つのことは少しだけど継続している。それぞれまだまだ初心者で失敗も多い。でも毎日やるわけじゃないし、月に何日かの時間を費やすだけだ。困ったのが、一つのボランティアがウクレレレッスンの日とかぶることだ。月に三回のウクレレレッスンのうち一度ブッキングしてしまうことが二回続いた。来月はスケジュールを見て、ぶつからないようにしたいのだけど、調整は難しい。この調子で来年の三月までウクレレレッスンを月に二回しか参加できない状態になっていくのかな。ウクレレを別のグループに入れてもらうこともできそうだけど、今のグループの方たちがすごく好きなので、変えるのは嫌だし。来年の三月まではボランティアを止めたくないし。

もう一つの方は今のところ、欠席せずにできている。

やりたかったことをやるぞ! なんて意気込んでみたけど、なんてことない、毎日ゴロゴロ。特に今年のお盆過ぎは真夏日がずっと続いていて、二回ほど朝から頭がふらふらして、立っていられない状態があった。午前中はソファで横になるということが続いた。皆に「それって軽い熱中症だったんじゃないの?」と言われたが、そうだったのかもしれない。そのせいか知らないけど、ゴロゴロするのになれてしまった気がする。暑いと料理もしたくなくなるから、午前中の少し涼しいときに料理をする。といっても簡単なものばかり。本当に何もする気が起きないし、作りたくない。できればガスも使いたくない。そんなズボラ度がさらに増してしまった。

庭の手入れも全然。雑草が生い茂るので、見たくなくなる。

あぁ、なんてこった。だからここに入力したくなかったのだ。ついつい自分の駄目さ加減を書き連ねてしまう。反省しきり。

今度は明るい話題を書きたいものだ。