心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

ちょい疲れて

2013年03月31日 | 母のこと
先日 母が何を思ったか突然
「3億円当たったら、ハワイで暮らすことにした!」と言った。
ハワイの様子がテレビに入ったらしい。暖かくて病気を持つ自分の体にすごく良い環境ではないかと思ったらしい。突然のカミングアウト?に唖然としながら聞いていると
「3億円当たっても 誰にも知らせないで隠しておこうと思っていたけど、あと何年生きるかわからないのに びくびくして生きていたってしょうがない。好きなことをする!」とさらに続けた。
母の3億円当たったら・・・話は よくコロコロ変わる。当たるのは3億円でいいのだそうだ。6億円も当たったら 割り振りやら何に使うか考えても困るだけでだめなんだそうだ。ほぉ~
まずその前に英語話せるんですかぁ?と突っ込みを入れたくなる。

まぁ 宝くじも買わないと現実味がないけどねぇ。母のたわいない夢物語を聞くのもまた楽し、だ。
母よ。今度は買ってから 当たったら話をしておくれよね。

にしても・・・昨日はちょい疲れた。
一日いっぱい片づけをしていた気がする。小屋の中を片付けていたら、長年使わないでいるゴルフバッグがあった。毎年 今年こそは健康作りに打ちっぱなしに行こう!と思うのだが、行った試しがない。この際処分してしまおうかと いらないものの分類に入れた。ただいま いらない物は母のところ行きなのだ。母とわたしのいらない物を今回 トラックを頼んで処分してもらう計画がある。着々と車庫にはゴミの山ができつつある。
それにしても いつかやる、いつか使う と思って取っておいた物がなんと多いことか!
真っ赤なゴルフバッグには 雨が降ったとき用のウィンドブレーカーが入っていた。綺麗な状態だったので これはウォーキングのときに使えるなと 必要な物へと分類。あれ?ウィ―キング いつするの?(笑)
なんとなく バッグを奥に置く。もしかしたらもったいないという気持ちが湧いて 捨てきれなくなるかもしれない・・・

そんな捨てる物の分別と運びに時間を費やし、頼まれた棚をニトリに買いに行き、あまりの重さにこれは持ち帰りはできないなと配送をお願いし・・・後で組み立てはわたしがやらなくてはならないんだよなと 上手くできるかしらと一抹の不安を抱きながら戻る。
そんなこんなで結構疲れて 母を連れて温泉に行ったら ホッと一息。なんていいものがこの街にはあるんだろうね。温泉に入るだけで一日の疲れがとれる気がするよ。

疲れがあったせいか 夜はコタツでくたっとなってしまった。ハッとして目が覚めたときにはすでに夜中。
今夜はしっかりと早寝しようと思っていたのに。コタツで寝るのは なんとなく寝たという気分から程遠い。う~ん これから眠れるのか?

年中氷屋さん?

2013年03月29日 | ほんのすこし
水曜日に 久しぶりに美容院に。
天気がすこぶる良かったので 歩いて。帰りはまっすぐ戻らずに街中に。途中の道で 氷の看板に出くわしてパチリ。まっすぐ写したかったけど、お店の人が見ているのでは?と思い 遠慮しつつ。
看板には「勝手に大館観光案内所」と横書きされていました♪ここで一休みすると 大館の名所案内してくれるということかな?

ここはきっと寒い冬でもかき氷を出しているんでしょうね。そういえば「ナニコレ珍百景」に出たと聞いたような・・・

地元にも面白い場所が結構あるかもしれないなぁと思った次第。
そのままお昼の時間だったけど、公園で開催されている市日にも顔を出してみました。とっても久しぶりの市日でしたが、もうすでに店終いしているところが多く残念。でも野菜を出しているお店があって そこではワラビが。一束100円!しかも結構多めに束ねている!ちょうど食べごろみたいでしたので2束。その隣には2束で150円のホウレンソウが。これもゲット。ついでに玉ねぎとニンジンも。あまり重い物を買うと歩いていくのに支障が出るので そこでやめました(笑)

市日、あなどれないな。新鮮で安い。今度の市日はカレンダーに印をつけておくことにしました。ちょうど歩きながら行ける距離なので 体にもいいしね。暖かくなってきましたので ウィ―キングを始めるといいのですが、どうも午前中は花粉症なのか鼻がぐずぐず。午後になると良くなっていくのです。家の中で踏み台昇降?もどきをして運動不足を解消しています。でもちっとも痩せません(笑)

氷屋さんの話に戻りますが、こういう雪国ってこの商売維持するのは大変なんじゃないかなぁって思います。一年中あったかいと売れるのでしょうが、今年のように雪で大変だとどうなんだろう・・・そんなことを考えながら通り過ぎたのでした。街中とはいえ ちょっと大通りからはずれているので こんなところに氷屋さんがあるなんて知らない人もいるでしょうしね。若い人も通らないしね。
でも青い空にはすごくマッチしているなぁ。青い空とかき氷!(実はわたしはかき氷苦手。頭がカキーンとなってしまうから)お店の中が人でいっぱいになるような そんな観光名所になったらいいねぇ・・・♪

見よう見まねで

2013年03月27日 | 母のこと
母が最近やり出したことの一つに 絵を描くということがある。弟が描こうと思って用意していた絵の具や鉛筆が入った箱を見つけたのだ。白い紙の束も見つけたので 一式をコタツの周辺に置いていた。

一日テレビばかり見ているのもなんだし、ベッドに横になってばかりいてもだめだし 何かをしなくてはと思っていたらしい。手が不自由なので 指に力を入れる作業は無理がある。鉛筆で力を入れずさらさらと描いたり、筆でとんとん押すくらいなら 大丈夫とのことで、思いついたときに紙を出しては描いているようだ。

いつものように行く前に母に電話した。
「どう?今日は具合いい?」というと、なんとなく歯切れが良くない。これは 何かあったか?と気になって急いで行った。
どうかしたの?と言いながら 居間のドアを開けたら、母がテレビを見ていた。元気だ(笑)
なぁ~んだ 心配しちゃったよ。と言って 母のほうを見たら 母がテレビの後ろの本棚を指差した。そこには4枚の絵が貼ってあった。

あらぁ~いいじゃないの!特に左側がいいねぇ。と言ったら、まんざらでもない顔で
「だと思ったんだよ。夕べ 横になっていたら なんか昼間に描いたスズメの絵が気になってね。起き出して二枚続けて描いてみたんだよ。お前が夜中に起きて何かを夢中になってやってしまうってこと わかる気がしたよ」と言った。

手本は姪が送ってくれた『星野富弘画文集』の中にあるスズメの絵だった。昼に二枚描いたときは鉛筆だけだったが、それもなかなかいい感じだった。でも母には三羽の雀のうち一羽の顔がどうしても描けないらしく だめだとぼやいていたのだ。それで夜中にはたと思いだして 絵の具でも描いてみようと・・・
そんなことをしているものだから 具合はどうか?って聞かれても 歯切れの良い返事が出来なかったらしい。

母の絵を見ていると スズメの特に冬のスズメの仕草がすごくわかる。お腹を膨らませて三羽で寒さをしのいでいるのが伝わってくる。元の絵が上手いのもあるけど、スズメがすごく好きな母の気持ちがこめられているようで 見ていて楽しい。
母とスズメは 長年の友達なのだ。
わたしが小学校の頃から 母はスズメを飼うことが好きだった。特になついた子スズメがいた。チュン子と名付けて 可愛がった。夕飯のときなど家族が食べるそばをちょんちょんと歩いて こぼしたご飯粒をつついていたのを思い出す。寝るときは母の懐に入って寝ていたりもした。それほど人懐こい子スズメだった。
母はそういった生き物を可愛がることが好きな人だ。

今年の冬も 冬は食べ物がなくて困るだろうと雪で埋まった庭に米粒や かぼちゃやらを置いて キジや他の鳥が食べるようにしていた。初めは食べなかったけど、そのうち食べ物があるのを知ったのか キジとかがやってきて食べていっているのがわかった。母は鳥のこともよくわかる。車で通りかかった垣根の樹の枝に小鳥が止まっていた。じっとして動かない。綺麗な鳥だった。しばらく車を目の前に止めて見ていた。
わたしが
「あれ~ あの鳥 逃げないねぇ」と言うと
「ちゃんと鳥もわかるんだ。車の中だってことをね。手を出せないって。」
窓でも開ければ 飛んでいってしまうのかもしれないけどね。

春になって あちこちで鳥のさえずりが聞こえるようになった。母の庭にも色々な鳥が顔を出すだろう。家の中からやってきた鳥たちの様子をしあわせそうな顔で見ている母が目に浮かびそうだ。
母の絵も これからどんどん増えていくといいな♪

一部分を切り取る

2013年03月23日 | ほんのすこし
アクリル画の一部を切り取って。

「一部を切り取る」わたしの一部を切り取るとどうなるのか・・・わたしというものの中に潜む危なげなものを無防備にさらけ出す行為なのか・・・
わたしが見ているこの現実も ある意味 一部なのだ。わたしが見るその角度によって 見えるものが違う。別の人間が見れば わたしとは違うものが見えるかもしれない。
人間を見るときも わたしはその人のすべてを見ているわけではない。その人の一部を見ていて 全体だと錯覚し判断しているにすぎない。後日 ひょんなところでその人の別の面を発見することもある。自分が判断した「その人はこういう人に違いない」という思いこみは 完全に一部分にすぎなかったことに気が付く。一部分は一部分であって 全体ではないのだということ、しばしばわたしはそのことを忘れ、些細なことで人を判断し決定づけてしまっていることがある。

たぶん わたしは知っているのだ。自分が一部分で判断し決めつけている人間が今も心の中にいるということを。その縛り付け凝り固まった思いが その人間に近づくことに足踏みしているのだということも。

いつか この雪が溶け出す頃のように ココロの中にある氷もかすかに溶け出すのだろう。いや もうすでにそれは始まっているのかもしれない。わたしが相変わらず惰性に生きているときに 向こうはかなり前に進んでいるのだろう。人生を歩むというのは 誰と知り合えるか どんな言葉に出会うかということに尽きる気がする。
自分を解放するために 今 為すべきことは何か。
今まで 決めつけてきた一部分を全体とすることをやめ たくさんの一部分を探すことだ。その人間のたくさんの一部分を探すためには その人間に近づかなくてはならない・・・


見上げる

2013年03月18日 | ほんのすこし
見上げると空は ほのかに赤みが残っていた。
飛行機の白い煙がまっすぐに北西の方向に伸びていた。
少し赤みを残す空の色は これから蒼さが増し 群青色に染まるのだろう。やがては漆黒色に近くなり 夜のとばりはこの世界を覆っていくのだろう。

何度 この空を見上げたことだろう。そのたびに二度と同じ空に出会うことはないと思う。そして 今日という日もわたしの人生の中で二度と訪れないだろうと思う。そんな大事な一日をなんとなく過ごしてしまう自分がときどきいて、空を見上げたときに自分の情けなさを思ったりする。反省ならサルにだって出来る!とは かなり前のCMだったか・・・この言葉 これまで何度自分に言ってきたことだろう。
地面ばかり見て 頭を下げているときもあった。空を見る余裕がなかった時があった。
でも 時はいいものだ。時間がひそかに過ぎて行くと 地面を見ていた自分が 空を見上げるようになり、空を見る楽しさや喜びを素直に味わっていることに気が付いていく。本当に 時が過ぎるというのはいいものだ。

春めいてきたこの頃、微妙に空も変わりつつあるなと感じる。今日はそれでも朝から変な天気で、寒いのかわからない。朝から外に出ていない。あぁ 燃えるゴミを出しに一度だけでたなぁ・・・なんとなくけだるい感じで コタツに入りながら読書三昧。本当はやるべきことがあるのに、昨日から読み始めた本を途中でやめることが出来なくなっていることに気付いた。朝早く 読み始めた本の先がどうにも気になって眠っていられなくなったのだ。最初はベッドの中で読んでみたが、やっぱり起きて読もう!と5時半に起き出し それでも朝の日課の新聞読みと切り抜きは先にすませておこうと。たっぷりとインスタントコーヒーを入れた。
いつもは起き出すと同時にパソコンの電源をいれるのに 今日はそんなことには目もくれず(笑)

読む態勢を整えて 準備は万端!
あぁ・・・なんということだろう。読み終えてしまったじゃないか。コタツに入り たまには足を出し、最後にはコタツを抜け出し ゴロゴロと。
ほんとは お昼から出かけていこうと思っていたのだ。仕方がない。明日に回そう。明日は必ず行かなくては。約束がある。今日は 必ずしなくてはならないことがある。母の注射。気合を入れてやらなくては(笑)

それにしても『モンスター』百田尚樹著。帯に「美しさとは何か。男の本音は?「女性に読まれたらマズい!」という男性読者が読出中! と書かれていて 面白そうだなと手にしたのだが。これって逆じゃない?「男性に読まれたらマズい!」じゃないの?と思いながら読み進んだ。
エピローグの最後の言葉まで しっかり楽しんだ。今日はこの本を読み終えるためにあったのだ、きっと。

今日の空は 全体が薄いグレーというより濁った白で覆われている。他に何も無い。心なしか寂しい雰囲気が漂っている。でも 見えない先に青く澄んだ色がきっと広がっているのだろう。

ぽかぽか

2013年03月17日 | ほんのすこし
今日は 朝からご機嫌なお日様。
外はさぞかしぽかぽかしていることでしょうねー。
街中の道路もすっかり雪が消えました。三月に入ってから 思いがけず雪が降り、車のところまで行くのに雪を踏んでいかねばならず。思わず パチリ。
でも こんな雪も後降ることはないのかもしれませんね、今日のような天気を見ていると。

朝 まばゆい光がカーテンの隙間から差し込んでいるのに気が付きました。6時ちょっと。日曜日だし もう少し惰眠をむさぼってもいいのに、ついつい光に誘われて起き出しました。朝の日課 新聞読みと切り抜き。今日はいつもよりかなり丁寧に読みました。
3月から始まった朝日新聞の新聞小説は宮部みゆきさんの『荒神』です。とても楽しみにしながら読んでいます。
もちろん 天声人語は切り抜き 天声人語ノートに貼りつけます。1月から始めましたので 3冊目に入りました。最近は文字が崩れ過ぎて へろへろな文字になりつつありますが(笑)。

ぽかぽか。
肌にそよりと ぽかぽかが触れる。
ぎゅっとそこだけ美味しいものがあるような。
まぶしくって きらきらしてて。
口の中に入れたら きっと。
からだの中で。
冷たいココロが とけていくね。
ぽかぽかって 大好き。

あぁ それにしても・・・車 汚い。あちこちに擦り傷みたいなのが見えるし。この冬 狭い道ですれ違いできなかった場所がたくさんあったものね。でもいつも向かい側の車の方と譲り合い。譲ってあげると必ず会釈があったり、わたしにも譲ってくれたり。お互い様なんだよって雰囲気があって なんだかちょっと嬉しい気分になったっけ。いつだって自分さえよければいいという態度だと摩擦も起きるけど、みんなが困っている状況のときにこそ その人の中身が見える気がします。この冬 雪には悩まされましたが、優しい人がたくさんいるって思えたことは収穫でした♪

ぽかぽか。眠たくなるくらいです。
眠る前に 部屋を掃除しなさい!って?そうでした。窓を開けて 空気の入れ替え、美味しい空気をたっぷり入れてあげましょう♪
そのあと うたた寝・・・(笑)

しあわせだわぁ(笑)

2013年03月16日 | ほんのすこし
わたしの周りに お菓子が集まってきている!

そんな気分なのであります♪

思いがけず ホワイトデーのお返しをいただくことがあり、クッキーやらチョコレートやらがわんさかと集まってきました。こちらはお返しなんて全然考えてもおらず・・・
しかも あげた相手がぐんと年下のお嬢ちゃん お坊ちゃんだったりしたときには お返し?えっなんの?って感じで戸惑いながらのいただきものなのでした。



クッキーの詰め合わせだったり。



モロゾフのチョコだったり。



手づくりクッキーとマドレーヌ入りで しかもポーチは手作りだったり。

この他に本当に思いがけなく ぴーなつ最中が送られてきたり(感謝 感謝です)。その最中の美味しさたるや!母のところに持っていったので画像がないのですが、母より先にわたしが1個食べ その美味しさに驚いて すぐさま母に勧めたくらいです。
「最中は大好物だからねぇ。この大きさだったら3個は食べれるねぇ。」と母はぱくついていました。
そして
「若いころ 働いていたときに最中を毎日寝床に持っていって こっそり食べたもんだよ。おかげで虫歯になってしまってねぇ・・・あの頃は兄弟みんな給料は家に入れていたから・・・あれ どうして最中があったんだろ?少しは自分のお小遣いに寄せて わたしたんだろうねぇ・・・」と 昔を懐かしみながら食べていました。

甘いものが たくさんそばにあると 食べ過ぎてしまいそうですが、最近 母はセーブしながら食べれるようになりました。糖尿病にだけはなりたくないという意識のせいです。一日に甘いものを取りすぎないよう、朝からどんな甘いものを食べたか考えながら 食べてると話していました。頭の運動にもなるし いいことだなぁって思います。

それにしても お菓子があるってなんだか嬉しくなります♪
わたしの場合は 食べたいというより パッケージとかが可愛かったり、甘い匂いが漂ったりしているその雰囲気がしあわせだなぁって気分。そんなにたくさん食べれませんからね。
見てるだけでしあわせな気分ってあるでしょ?
そうそう 先日読んだ『和菓子のアン』坂木司著。お勧めです。ミステリーというカテゴリーに入るのでしょうか。それにしてはなんだかほんわかしていて、読んでてクスッと笑えます。読み終えたら なんだか和菓子が食べたくなる しかも上生を食べたくなる そんな本って今まであったかなと思うほど。主人公の女の子がまたよくて ぷにぷにしたほっぺを想像してしまいます。

さて 今日は母のところでいただいたチョコを一つつまみましょうか♪

ほとんど治りつつある

2013年03月10日 | ほんのすこし
お正月にひいた風邪には苦しんだので 今回の風邪は大事にした(なんか変な表現?)。先回は薬をあれこれ飲み過ぎて逆に頭痛がしたり なんてことがあったので、今回は初日のみ薬に頼って 後はそのまま。汗をかいたら着替えするくらいで。それでも徐々に症状が良くなっていくのがわかった。今は 鼻をかむ回数が減っており、咳で眠れないということもない。今回の風邪に関しては 咳の症状が軽かったので とても助かった。

風邪は万病のもとという。それにしても風邪を引きやすくなった。普段の生活が不摂生だという証拠なのだろうか。免疫力が低下しているということだろうか。まぁ簡単にいえば 年老いたということなのだけどね。

毎回 病院に行かずに風邪を治そうとするわたしだが、なんとかもちこたえている。病院に行かずにすんでいるのは かろうじて熱が上がらないからだ。高熱にうかされるということがないので 病院に行く気持ちが出てこないのだ。毎回せっせと富山の常備薬に頼っている。

ところでこの常備薬、年に二回やってくるのだが、ほとんど毎回来る人が違う。入れ換わるサイクルが早いなぁと思う。営業という仕事は難しいものだといつも思ってしまう。薬以外にもサプリメントやらドリンクなどもあって そちらの方も売りたいらしい。でも押し売りしてしまえば この次は買ってもらえないだろうし、かといってノルマはあるだろうし、どうやってお客様に買ってもらうか・・・たぶん 前の人がメモしている資料を参考に この人は買ってくれそうだという顧客リストがあるのだろうけど。さしづめ私なんかお勧めしやすいタイプかもしれない(笑)新し物好きだから、ついつい買ってしまいやすい。買ったものを継続すればよいのに 途中で飲むのをやめることが多い。だから効果がみえないのだろうねぇ。

唯一続いているのが「ノニ」というサプリメント。朝起きたら すぐ飲む それがほぼ習慣になっている。どこがどう体に効いているのか本人には全然わからないが、なんとなく飲むと調子がいい気がする。母にどんな効能があるのかと尋ねられたときに 言葉に詰まってしまった(笑)今度 しっかり把握して応えよう。
この「ノニ」 どういうわけか いつも「ニノ」と言ってしまう。言ってからなんだか変だな・・・と気が付く。いくら嵐が好きでも サプリメントまで間違えて覚えるのはどうかと思うよ、わたし。

最近は読書とDVDに明け暮れ テレビでどんなCMが入っているのか とんとわからないでいたが、母に
「見ないのか?」と言われ 「なに?」と指差すほうを見たら、CM。なんで見なくちゃいけないのかなと不思議な顔をしたら
「お前の好きな人が出ているよ」と。
へっ?
目を凝らしてみたら 紫色の髪をした不思議な星人が・・・まさか まさかの大野くんじゃありませんか!
くぅ~ しまった!見逃していた。一体いつからこのCM始まっていたのよ。
母に先を越されてしまった。ちょっと悔しいぞ。

※※※

今日 母が白い紙と箱を出してきた。中には水彩絵の具やら クレパスやら 鉛筆の束とパレットが入っていた。弟に買ってもらったり 弟が使っていたものだという。暇だから 絵でも描いたらいいかなと思ってると。手が不自由で 絵の具のふたを開けることができないから わたしが全部の絵の具のふたを少しだけひねってあげた。クレパスはティッシュを使うと 面白い感じになるよと教えたら、喜んで見ていた。
「見ないと描けないし、見て描くと全然似ていないからがっかりするし、どうやったらお前みたいに頭に浮かんだものを描けるのかねぇ。頭に何もうかばないんだよ」という。
でも わたしは見てかくのは苦手。頭に浮かんだ適当なものを描いているだけ。見て描くほうが難しい気がするんだけどなぁ。
さて 母はどんな絵をこれから描くのかな。なんだか楽しい気分になった。

※※※

そんなに頼りないのぉ~

2013年03月08日 | ほんのすこし
昨日は 母の診察日。新しい治療の二回目だった。
ただ 気になることがあって、先に診察をすることになった。待たされること数時間・・・ようやく診ていただいたが、注射をしてもよいだろうという結論に。

看護士さんの指導の元で 今回はわたしが注射の針を刺すことになった。
先回の説明やスターターキットのDVDを見ていたこともあり、自分としてはそんなにドキドキもなく 案外すなおにできた気がした。

母は大の注射嫌い。採血をしたりするときでも絶対に注射の手元を見ないという。それが昨日は わたしが針を刺す段になったら 目をくぎ付けに・・・というか目が離せなかったらしい。終ったら
「お前が針をさせるなんてねぇ・・・心配で心配で目を開けてみてしまったよ」と言った。看護士さんが笑って
「案外 簡単にできるものですよ。今度は 自分で刺す練習をしてみましょうか」と母に言った。
自分のお腹にはすでに注射したので 今度は別の器具に自分で刺す練習。手が不自由な母だが、昨日は案外調子が良くて 出来そうだと言ったのだ。
少しずつ ゆっくりと教えてもらいながらやってみると 母も調子が良ければ出来るかもしれないと感じた。案外 わたしの手をわずらわせることなく 出来る日が来るかもしれない♪

帰りの車の中で 母が
「それにしてもお前が注射するなんてねぇ・・・びっくりしたよ」と言った。
戻ってきて テレビを見ながら
「注射は嫌いだし 怖いから今まで一度も看護士さんの手を見たことないけど、今日は最初から最後まで見てしまったよ。お前がほんとに出来るかどうか心配だったからねぇ」とまた言った。
「そんなにわたしのことが信用できないの?」
「虫も怖がるくらいだからねぇ」

あのねぇ、わたしももういい年ですよ。虫の1匹2匹でキャーキャー騒いだ時代はとっくに過ぎてるってば!
あぁあ 親はいつまでたっても子どものことが心配ってことなんだねぇ。
そんなことを思った昨日のわたし♪

えっ一生ですか?!

2013年03月05日 | ほんのすこし
「えっ一生?!」
母が目をまんまるくして 先生の顔を見た。
2月から 新しい治療法にトライできるかどうかの検査を数々してきて 昨日はその検査結果を伺う診察日だった。長く待って ようやく担当の先生にお目にかかることができた。母は土曜から風邪気味で ついでに呼吸器内科も受診するつもりだった。

先生がおっしゃるには 母の病気は悪くなることはあっても良くなることはないらしい。しかも このままだと首の骨もいつポキンとなるかわからない、病気の進行がどのくらい進むかわからないが 危険性は高いらしい。新しい治療法を継続することで その進行を遅らせることができるという。
で その治療法なのだが、週一での注射か 月一での点滴があり、それを一生続けなくてはならないということだった。
一生 という言葉を先生が言うのを聞いて 母は面喰ったらしい。まさか一生だとは・・・
母が「えっ一生?」というので 先生が「○○さん、一生といってもね 今 生きているのはおまけみたいなもんなんですよ。ここまで生きてこれたのが奇跡に近い。」とおっしゃった。
それを聞いた母が はっと気が付いたらしく我に帰ったような感じだった。寝たきりにならないですむならこの治療法にかけてみるか・・・で、どちらを選ぶ?と言われ、またまた母の悩みができた。先生のまえであれこれ悩むが、中身を聞いてみると 注射は血管注射ではないということ、点滴よりは間質性肺炎に影響する確率が少ないようだということ、自宅で投与できるのでわざわざ病院に足を運ばなくてもよいということなどなどがあった。母は手が不自由なので わたしが投与しなくてはならないことになる。母はそこに不安を感じてるようだった。何度も「この人(わたしを指差し)は虫もこわがるじくなしだから、注射なんてできるかどうか・・・」と言う。
仕方がないので わたしが
「母さん わたしがやるって。大丈夫だから」と。
先生が「ちゃんと できるように何回か来てもらって指導するから」と笑って言ったので、少し安心したようだ。

その後 看護士さんが丁寧に説明してくれて スターターキットなるものをいただいてきた。後二回通って その後は自宅で本番になるようだ。
この治療法ができてからまだ10年ぐらいしかたっていないという。戻ってから母が
「テレビではいつだったか見ていてわかっていたんだよ。たしかあのときは点滴だったけど。ただ治療できる人とできない人がいるっていっていたから まさか自分ができる方の人だなんて思ってもいなかったからねぇ」と言った。さらに
「先生に一生続けなくちゃいけないって言われたとき びっくりしちゃってねぇ。あのときは 注射をこれから30年も続けていかなくちゃいけないのかって思って。でも よく考えたら、これから30年も生きてるわけないし、せいぜい生きてても何年かだろ?それくらいなら まぁいいかなと思ったよ」
と言った。
母 現在80歳。
あと30年生きたら 110歳!(笑)たしかに・・・無理かも・・・いや それまででも長生きしてほしいね。
そのうちまた 新しい治療法が開発されて 週一の注射も別のやり方に変わっていくかもしれないしね。

医学の進歩はすごいね。

ねぇ母さん、寝たきりでこれから過ごすより 週一の注射(決められた曜日、注射の守らなければならないことも多々あるけど)を我慢するだけで 自分で食事ができて自分でトイレに行けて 自分で歩けて・・・自分でできることがまだまだある状態の方が なんぼいいんだか!母さんのことだもの きっとわたしが注射やらなくても自分でできるようになるかもしれないしね。

まずは 良い結果が出ることを願うのみ♪
そうそう わたし 無事に注射できるかなぁ。お医者さんの前では「やります!」なんて担架切ったけど、実は心細いのだ(笑)