心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

ぽわん ぽわん

2024年09月26日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

広い空の一角に あなたがいて
反対側の空の一角で あなたを待つ
たぶん
見えない空の真ん中に 今日の日がある

わたしは今日という時間を
忘れてしまうのではないかと目をこらす

のんびりした声で
「ぽわん ぽわん」が言う
大事なのはどう過ごしたいか だよ

やらなきゃ、じゃないよ
やりたいな、だよ
明日はやりたいこと 探そう

※※※



朝早くパソコンに向かう

2022年10月12日 | 朝のことば&つぶやき

朝早く目が覚めると、ベッドでぐずぐずスマホ画面を見る。ニュースやインスタを覗く。そこに最近は自分のブログを見ることが入った。前は開く気持ちが沸いてこず、放りっぱなしだったのに。

今朝、何気なく過去投稿を読んでいた。

2020年12月 「いつのまにか」

何か温かいものが耳のそばに伝っていくのがわかった。それが涙だと気づくまで数秒かかった。

このときの母、喜々として針を運ぶ母の姿が目に浮かんだ。このあと、わたしは毎日を大事に過ごしただろうか?

首を振る。二年もたたずに別れが来るとは思いもせず、もっと濃い時間を過ごせただろうにと、悔やむ。もっと色々なことを教えたかっただろうね、母さん。

※※※

2021年2月 「青の夜」

まだ書けるかしら、こんな言葉。沸々と湧いてくる言葉があった。今は言葉を思い浮かべることすらできなくなっている。

ココロのなかを覗いてみるのが怖いのかしら。

書いてみたくなるときが来るまで。言葉がそこまでやってきて、「ねぇ、早く起きてよ」って揺り動かすまで。こんなふうに朝にパソコンに向かうまで。

あら? もう朝に書いてる? いや、これは・・・ポエムじゃないよ(笑) つぶやきでもいいか・・・

 

 

 


見えぬもの

2021年07月12日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ 画像はマウスで描いています ※※※

見ようとせずに「見えない」と言う
目の前にあるすべてのものを人は見ているのか?

見たいものだけを見ているのだという人がいた

あとで振り返ると
たしかにそこに存在していたのに
気づかないまま
やり過ごしている

見ようとしなかった自分の浅はかさに
取り返せない過去の過ちに
時折
この胸が痛む

もう手の届かない時代
後悔だらけの時代

でも過去に戻れないね

だから少しでも今日を大事に生きよう
わたしがここにいて良かったと思える
優しい時間を過ごそう
だれかと一緒に過ごせる喜びを
かみしめよう

すべてを記憶にとどめておくことはできないけど
振り返ったときに大事なものが沢山残っている
そんな日々でありたい

※※※

何処まで行っても 青

そんな場所は今のわたしにはないけど

目をつぶれば

ほら!

まぶたの中で

青が

広がる

※※※


季節が早まった

2021年05月13日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ 昔のマウス画 ※※※

年々、季節が早まってやってくる。
昔の五月はこんなじゃなかったよなあ、運転しているとそう感じる。
道路脇のケヤキがゆさゆさと緑を濃くしているし、空気もどこか暖かいというよりは暑い。時折、それとなく風が通り抜けるのが、かろうじて春の最後を思わせてくれる。

五月は初夏のような世界でもあり、春の忘れ形見を見せてくれる世界でもある。
花たちはここぞとばかりに咲き始め、どこぞの庭でも見てくれと言わんばかりに咲き誇る。我が家でも遅ればせながら、花が咲き始めた。
木蓮は一斉に花を咲かせている。
四月から咲いていた水仙、たった一輪だけ花をつけている新しい庭で。それがまだ咲き続けていて、母とふたりでその忍耐強さに感服しまくりだ。一体いつになったら枯れていくのだろう。最後まで凜としている立ち姿なのか。

今年は桜も一週間も早く咲いたようだ。季節は後戻りはせず、前のめりに進んでいくのかとさえ思えてくる。

五月は空も空気も清々しい。夏でもなく、かといって春でもない、空の眩しさも嬉しく思える季節だ。
そして、この世界に佇むことが出来たしあわせをたっぷりと味わえる、今日はそんな晴れ日和。
開け放した窓から名前の知らぬ鳥のさえずりが聞こえる。仲間を呼んでいるのだろうか。
わたしは遠くにいる人達に心の中で呼びかける。
大丈夫だよ、と。また、会えるからね、と。

五月の初々しい空気は、最高に美味しい。

※※※


青の世界で

2021年05月12日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

好きな色は? と聞かれたら
青、と答えるかな
でも、青は似合わない気がしている
ベージュや焦げ茶、それがわたし

でも
本音は
青が好き
深い色の青が好き

だから
着こなせない青を
ただただキャンバスに塗り込める
その青の下には白があって、漆喰のような白があって
重ねる二つの色が
どこか悲しくもあり
嬉しくもあり

あぁ、わたしの世界はどこか狭くて
それでいてどこか遠い
青の世界は
たどり着きたくても
手が届かない
永遠との追いかけっこ

だから
いつも
いとおしい
青が好き

※※※

母が言った
自己満足でいいんだよ、と
嬉しかった

「今ね、こんな風にしてね、描いてみてるんだ」

「お前の好きなことがあれば、それでいいんだよ」

なんだか、ホッとした

※※※


まだ見ぬ世界

2021年03月15日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ マウス画 (赤い自転車シリーズから)※※※

深く 深く 
遠く 遠く
そこにはまだ見ぬ世界が広がる

目の前の景色と別のものが
足元にはあるに違いない

たしかに
太陽のような月のような存在があって
なにものかが住む場所があって
だれかが笑い合うような
笑い合うと空気がさわさわとずっと揺れ広がっていく

いつか
たどりつくだろうか
まだ見ぬ場所へ

※※※

ほら!
季節の変わり目だよ
鼻をくんくんさせると
昨日とは違う匂いが かすかに漂う

だれも見た事の無い遠くから
風が運んできてくれた
ほんのり暖かいそれは
どこか懐かしい匂い

朝一で開けた南の窓をすり抜けて
一年ぶりのあなたが笑っている

”おかえりなさい”
またあなたと出会えて よかった

※※※



静かに祈りは続く

2021年03月11日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ パステル(はがき大) ※※※

あのとき ひとりだった
ひとりがこんなに不安だということに気づいた
暗がりがこんなに不安だということにも気づいた

車を走らせ いつもとどこか違う街中で
信号がひとつも点いていないことに気づいた
今まで当たり前に通っていた道で
右折できずにいたわたしに
罵声を浴びせていった人がいた

その人の顔が強ばっていて
あぁ、この人も何かしらないけど怖いんだって
わからないこと、何が起きたかわからないことが怖いんだって

テレビも見れず
一体なにが起きているのかとその夜は静かに過ぎていった
後で知った現実
知るということの恐ろしさを味わった

あれから誰にも平等に時は流れた
でも 心の中の時間は人それぞれで
祈ることばも
願うことばも
時のしずくに濡れている

今日
静かに
頭を垂れる

※※※








ブルームーン

2021年02月21日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ マウス画 ※※※

わたしのなかで
ほのかに灯る
小さなあなた

かき消されそうな
小さなあなた

ほかのなにものでもなく
わたしだけにある
あなたが
そこに在るというだけで

夜も昼も
深い眠りのなかでも
目覚めることができる

小さなあなた
わたしを忘れないでいてね

※※※

グラスのなかで揺れている
溶けそうで溶けないお月さま

今夜はあなたと一緒ね
ほろ酔い加減で
鼻歌なんか歌って
そういえば
お月さまの好きな歌ってなんだろね

グラスのなかのお月さまが
少し大きく揺れた
わたしに歌を作ってと
言ったような気がした
お月さまの歌、いいかもしれない

ブルームーン
青白くほのかに光る
わたしをそこに連れてってよ

最後にぐぃっと飲み干した
わたしのなかで
お月さまがコロコロと転がった
ブルームーンの夜は
わたしだけのもの

※※※


ボクのあいぼう

2021年02月20日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ マウス画 ※※※

どこにいるの
ボクのあいぼう
ずっと 探してるんだよ

どこにいけば あえるの
ボクのあいぼう
さむくて 凍えそうなんだよ

さみしがりやのボクに
そっと ささやいてくれた
あれは夢のなかだったのかな

灯りの点る町にはいけないから
ボクはじっと待つしかないんだ

ボクのあいぼう
いつか 会いたいな

※※※

しんしんと降る雪は
音など聞こえず
降っていることさえ忘れてしまう

雨降りとは違う
雪の一日は
音のない景色を見せて
やがてその景色も
あったのかどうかすら忘れてしまう

ときが過ぎるというのは
そこにいた自分というものの存在を
忘れてしまうことなのかもしれない

新しい自分に出会うために
忘れるべくして忘れていく
新しい細胞が出会いを喜ぶことができるよう
忘れることも良しと教えてくれているのかもしれない

今日は雨降り
冬の雨はどこか寒々としている
白い雪をグレーに変えて
季節との別れを予感させて

※※※


青の夜

2021年02月17日 | 朝のことば&つぶやき
※※※ マウス画 ※※※

ほろほろと 触れれば 消えそな
青の夜
おつきさまは とけこんで
空に とけこんで

どこもかしこも
青の夜
少しく 明るい
青の夜

いつもとちがう 明るさは
おつきさまが とけこんだから
ほら
群青が少し白にゆれたでしょ

わたしのココロも とけこんで
少しく明るくなったでしょ
明日はもっと
明るくなるのでしょ

※※※

夜には数え切れない色が見え隠れ
ひとつこぼれたため息が
赤く点った
またひとつこぼれたため息は
黄色に点った

青の中に混じり合って
夜の中で揺れていた
ため息は数え切れない色に囲まれて
やがて
最初の色がなんだったのかなど
忘れてしまっていた

ため息ついたことさえ
忘れていた

※※※