町内から届いたものを居間で読んでいた。
母はソファに横になってテレビを見ている。わたしはその前の一人がけ椅子に深く腰掛けながら、配布物に目をとおしている。
この時期になると、決算や予算、今後の取り組みについての内容だ。そして、毎回、定期総会への出席の有無についても書かれている。
出席出来ない時は、委任状とその他に今回はふたつの書面に書き込みをしなくてはならないようだ。
「母さん、ここ〇班だっけ? 」
「そうだよ」
「母さん、世帯主には今度はわたしの名前書くんだっけ?」
「そうだよ。お前のところに嫁に来た・・・」
「え!?・・・母さん、嫁に来たのか?」
母のその言葉にわたしが反応すると、言った本人も気づいたのか、ふたりで
「嫁にきた~」と言って笑い転げてしまった。
頭の後ろでは新沼謙治の『嫁に来ないか』がリフレイン♪
今日も楽しい我が家である♪
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昨年、わたしは、母が住んでいた家の向かいに家を建て、そこに母とふたりで住んでいる。母が住んでいた家は空地に。母にすれば、わたしの家に嫁に来たという感じがあって、ついその気持ちが言葉になって出てきたのだろう。
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いやー楽しそう!!!
>頭の後ろでは新沼謙治の『嫁に来ないか』がリフレイン♪
ほんとに~?(笑)
有難うございました。
お母さんと笑うって楽しいですよね。
ブログを読んで幸せになりました。
ありがとうございました。
ずっと頭の中で彼の歌が聞こえる気がしていて。
母の言い間違い、わたしの言い間違いで日常は楽しいものになっています♪
たったふたりだけの生活、何か楽しいことがあると嬉しくなります。
母が明るい人で助かっています♪