渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

霧降高原道路 ~栃木県~

2024年07月11日 | open



1977年秋。
高校の同級生3人と日光に
ツーリングに行った。友人
の親戚の地元の同学年2人
と合流して5台で霧降高原
道路を走った。
「有料だけど、できたばか
りの綺麗なロードがあるん
だ」との事で。


素晴らしいロードだった。
パァーンと走った。
とんでもない複合コーナー
が18km区間連続する高原の
ワインディングロードだ。

後年国際A級になりマン島
走ったクラスメートの奴

地元の走り屋2台が先行する。

「速すぎだろ」と思いなが
らも私は3番目でくっついて
行く。
コーナーごとに少しずつ離
される。だが、まだ先行2台
の姿は見える。私の後ろの
2台はもう全く姿が見えない。


そして私はやらかした。





このコーナー。

完全な速度超過の減速不足で、
パァーンと行って寝かせたま
ま、大き
く回り込んだ本当の
ヘアピ
ン状の左コーナーで反
対車線
に飛び出してしまった
のだ。

深く円のように曲がっている
奥がきつくなる複合コーナーで。

この壁は47年前と同じ。

飛びはしなかったが、車体
を立てて急制動でどうにか
壁には激突しなかった。
だが、これは超ラッキーで、
対向車が来ていたら確実に
正面衝
突だった。

あやうく霧降高原で17才で
この世と
オサラバしかけた。


これまでの人生で、公道での
オーバーランはこれ一度きり
だ。
こんにちの今までで、一番
「やっべえ」と
思った瞬間
だった。

まあ、なんとか運よく助かっ
た。たまたま。
二度と同じ失敗はしないよう
に今も気をつけている。
二輪も四輪も、とにかく大切
なのは減速制動。

 





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