今日は丹波から届いた春菊でサラダを作った。このサラダは東京の春菊では
役者不足だ。
レンコンをアンチョビオイルで焼いたものとカリカリベーコンを一緒に食べると美味しい
のです。春菊はポン酢でさーっと混ぜ合わせています。
この春菊だが、西と東ではかなり違うのだ。西では「菊菜」ともいいますね。
まず東の春菊
お次は西の春菊
同じに見えます?
左が東で右が西。これでどうだ!おわかり頂けました?東の春菊はしっかりとした
茎があり、葉っぱが細かく薄め。西は茎と言えるようなものが無く葉が厚め。
最近の春菊は東でもこの写真のように葉が大きめだが以前はもっと細かく、
茎の部分が殆どをしめて、西の春菊のように丸ごと柔らかいとはいかなかった。
本場のフグちりもこの西の春菊、東のものより癖も少ないかも・・・
サラダにするのも茎が多い東の物よりは西の春菊のようにに食べでがあるほうが、
むいている。
これを送ってくれた当人に「春菊はサラダだよね!」と 言ったら「ふぅあーん?」と
気の抜けた返事をしていたが、私が始めて春菊をサラダで食べたのはその
「ふぅあーん?」と返事をしたその友人にご馳走してもらった時である。
その友人が結婚した頃?かな?私はその友人夫婦にとって仲人と言えば親も同然
といえる立場の人間である。その私が京都に遊びに行った時、恩義を感じたであろう
友人夫婦が連れて行ってくれたレストランで始めて食べたのだ。
メインは確かステーキだったぞ
京都は美味しい物が多いな~と思った物だ。その当人が「ふぅあーん?」だもの。
ボケるにはかなり早いと思うが・・・とにかくそれ以来春菊のサラダは私の好きな
サラダだ。お肉の付け合わせにクレソンのサラダと双璧をなす。
考えて見れば「ふぅあーん?」の友人のお陰でお初の経験を結構させて頂いた。
フォアグラを食べたのも彼女の結婚式が始めてだった。もう30年近く前だもんね。
その頃は夢のフォアグラだったもの。2次会で新郎の(この新郎はウチの夫の
友人だが)なんだか、どうかなーと思わざるを得ない友人がバカみたいに何度も
「フォアグラ!!!」と注文したのだ。それでまわりの私達にも「ドンドン食べや~!」
と勧めてくれるもので、私の妹も一緒だったのだが「あれほど、フォアグラを食べたの
後にも先にもあの時が最後だね~」と語り草になっているほどだ。
それから式では始めて赤のシャンパンを飲んだ。赤のシャンパンがあんなに
美味しいものとあの時始めて知った
そう言えば今年になってどういうわけか、あの披露宴のメニューが出てきて
あの料理って「たん熊」だったんだねあの頃は価値がそこまで解らなかった
けれど、今では我が家は「たん熊」のお弁当くらいしか食べられないので
今になって有難味が湧いて来た。
そう言えばあの当時「ふぅあーん?」は「料理良い所だからね!」って
自慢してたもんな~あの時も司会は田上さんだったよね・・・