金魚と聞くとなぜだか口の中いっぱいに生臭ーい匂いが漂う気がする
その匂いと共に金魚に対してはなんだか後ろめたさがずーっと付きまとっている。
口の中に・・・といってももちろん金魚を食べた事はありません
あれは小学校の5,6年の頃だった。理科の授業で「フナの解剖」をする事になり
友達数人となぜかしら解剖の練習をしよう!という事になったのだ。
おそらく発案者は私だったかも・・・あの頃愛読していた「科学」の付録に
解剖セットが附いており、それを使いたくてしょうがなかったのだ。
解剖予行練習の提案をしたら友達の一人が「ウチには金魚がいっぱいいるから
うちでやろうよ!」という事になり、我々は実行した。
そのうちに金魚鉢の金魚がお腹を上にしてぷかぷか浮いて来たのだ
その見慣れぬ光景に我々はきっとこれは弱ってもう死んじゃうに違いない!
との結論をだし、浮いた金魚をすくってはお庭に埋めたんだったっけ・・・
後にお腹を上に向けて浮き上がって来るのは酸素不足と知り何匹もの
金魚を元気なまま葬ったかと思うと自責の念にさいなまれたのは私だけでは
ないだろう・・・
とはいえ金魚は夏には涼しげで風流で癒しのアイテムですよね。
夏の間、三井ホールで「アートアクアリウム展 江戸・金魚の涼」という
展覧会が催されていて行きそびれていたので、最終日に行って来た。
この展覧会は撮影もOKという事でカメラにおさめて参りました。
大変、人気の催しだったようです。
まるで絵画を鑑賞するように金魚を設えてあります。
こんな可愛い金魚たちも・・・
なんだか可愛い~
ライトの色が変化し異空間感。
バックの提灯も金魚の絵。
神秘的でしたよ~。
金魚の屏風と影絵の競演。現代和楽との融合が新しい!
この他にも金魚の万華鏡とか金魚の行燈などなかなかおもしろい試みが
なされていたんだけれど、いかんせん撮影OK!という事で
ゆっくり鑑賞というよりは撮影する人ごみで、撮影も鑑賞もなかなか大変。
夕方からはナイトアクアリウムーミュージアムラウンジという事で
この涼やかな空間の中でカクテルなども提供されていたんだとか・・
夏の一興ですね