遅咲きの椿を求めて草野町のつばき園へ行ってきました。園路を彩っているのは椿ではなくつつじです。
ほとんどの椿は終わっており、咲いているのも色褪せたり傷んでいました。それでもまだ蕾ばかりという椿もありました。数少なくなった椿の中からいくつか紹介します。
「ダローネガ」 アメリカ
「光源氏」 江戸椿
「大紅」 神奈川県
「桜貝」
「素粧」 石川県
「久留米玉手箱」
「福娘」 久留米
つばき園を出て、草野の町を少し歩きました。柿畑では若葉が出そろい、手入れが始まっています。草野は柿の古い産地でもあるのです。
ぶらぶらと山裾の道を下っていきます。
この建物は元は診療所で、いまは骨董店になっています。ちょうど下校時で、小学生がこんにちはと言って通り過ぎました。田舎では出会うと子どもが挨拶をしてくれます。もちろん私も挨拶を返しますが、近頃はこちらから声を掛けるのが憚られるご時世になりました。
草野町の本通り。豊後の国、日田へ通じる山辺の道の街道で、草野は江戸時代は宿場でした。中世には土地の豪族、草野氏の城下町でもありました。
旧中野病院の前を通ります。
車を置いているつばき館へ戻ってきました。赤い生垣はクルメツツジの「筑紫紅」です。
季節柄、つつじの鉢物が並べられています。つばき園から採ってきた椿も展示されていました。つばき園にはだいぶ通っているのに、初めて見る椿もあります。
「ジェシー・コナー」 アメリカ
「スプリング・フライング」 アメリカ
「ヌチオズ・カメオ」アメリカ ヌチオとはアメリカの園芸農場の名前のようですね。
「ロイヤル・ベルベット」 アメリカ
昨年の秋から楽しんできた椿の季節もそろそろ終わりです。今日は晴天で風が強いにも関わらず、近くの耳納の山々が白く霞んでいました。今年の春は例年にも増して黄砂の影響が強いですね。あまり外を歩いていないのに、違和感があって目薬を何度も差しました。先日洗車したばかりの車も斑点が付いているし、風が吹けばの類で忙しくなった商売もあるでしょう。
椿をたくさん有難うございます
いろんな種類
もう終わりでしょうか
久留米つばき園では、まだ蕾だけの椿もありましたが、ほぼ終わりかけていました。
つつじの名所も各地にありますが、盛りを過ぎようとしているようです。
久留米は城下町だったのですが、市内にはその雰囲気はなく、近郊の町に昔の面影が残っています。
筑後川と、そして耳納連山がこの地方のランドマークになっています。