田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

椿の季節も終わり

2023年04月23日 | 季節の花巡り

 遅咲きの椿を求めて草野町のつばき園へ行ってきました。園路を彩っているのは椿ではなくつつじです。

 ほとんどの椿は終わっており、咲いているのも色褪せたり傷んでいました。それでもまだ蕾ばかりという椿もありました。数少なくなった椿の中からいくつか紹介します。

 「ダローネガ」 アメリカ

 「光源氏」 江戸椿

 「大紅」 神奈川県

 「桜貝」

 「素粧」 石川県

 「久留米玉手箱」

 「福娘」 久留米

 つばき園を出て、草野の町を少し歩きました。柿畑では若葉が出そろい、手入れが始まっています。草野は柿の古い産地でもあるのです。

 ぶらぶらと山裾の道を下っていきます。

 この建物は元は診療所で、いまは骨董店になっています。ちょうど下校時で、小学生がこんにちはと言って通り過ぎました。田舎では出会うと子どもが挨拶をしてくれます。もちろん私も挨拶を返しますが、近頃はこちらから声を掛けるのが憚られるご時世になりました。

 草野町の本通り。豊後の国、日田へ通じる山辺の道の街道で、草野は江戸時代は宿場でした。中世には土地の豪族、草野氏の城下町でもありました。

 旧中野病院の前を通ります。

 車を置いているつばき館へ戻ってきました。赤い生垣はクルメツツジの「筑紫紅」です。

 季節柄、つつじの鉢物が並べられています。つばき園から採ってきた椿も展示されていました。つばき園にはだいぶ通っているのに、初めて見る椿もあります。

 「ジェシー・コナー」 アメリカ

 「スプリング・フライング」 アメリカ

 「ヌチオズ・カメオ」アメリカ  ヌチオとはアメリカの園芸農場の名前のようですね。

 「ロイヤル・ベルベット」 アメリカ

 昨年の秋から楽しんできた椿の季節もそろそろ終わりです。今日は晴天で風が強いにも関わらず、近くの耳納の山々が白く霞んでいました。今年の春は例年にも増して黄砂の影響が強いですね。あまり外を歩いていないのに、違和感があって目薬を何度も差しました。先日洗車したばかりの車も斑点が付いているし、風が吹けばの類で忙しくなった商売もあるでしょう。

 

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
九州よりさん (徒然)
2023-04-23 09:32:41
診療所 レトロな建物
椿をたくさん有難うございます
いろんな種類
もう終わりでしょうか
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こんばんは (九州より)
2023-04-23 21:09:54
椿は早咲きから遅咲きまで長い間楽しむことが出来ます。
久留米つばき園では、まだ蕾だけの椿もありましたが、ほぼ終わりかけていました。
つつじの名所も各地にありますが、盛りを過ぎようとしているようです。
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羨ましいお住まい (青葉太郎)
2023-04-25 10:21:17
歴史と文化・自然と三拍子そろった地域、いつも恨めし気に拝見しております。
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青葉太郎様 (九州より)
2023-04-25 20:13:27
こんばんは。
久留米は城下町だったのですが、市内にはその雰囲気はなく、近郊の町に昔の面影が残っています。
筑後川と、そして耳納連山がこの地方のランドマークになっています。
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