田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

久留米椿「正義」の古木を見に行く

2022年03月25日 | 季節の花巡り

 河津桜のあと、山裾の道を歩きました。この辺りは植木の圃場が広がっています。

 「正義(まさよし)」の古木は民家の庭にあります。庭先に案内板が置かれていました。

 正面の大木は「白玉宝珠」の古木です。木の高さは8メートルで、推定樹齢は200年。左に農具小屋があります。

 「正義」です。推定樹齢は300年、枝張は6メートルあります。

 「正義」は久留米椿の代表品種です。文政年間にシーボルトがほかの植物とともにヨーロッパへ持ち帰り、多くの品種の元になりました。海外では「ドンケラリー」という名で知られています。

 逆光になりました。正義は大輪の八重咲きで、濃い赤地ににじみ出るように白の斑が入ります。斑のない真っ赤な花が咲くこともあります。

 一段高いところから下を見ました。ここには、ほかにも椿の古木があります。

 民家の敷地から細道を歩いていきます。境界の柵などありません。初めての道でどこに出るのかわかりませんが、こういう雰囲気は子どものころから好きです。

 

 小さな神社がありました。拝殿前の梅は咲き終わっていて、鳥居の神額を見上げると荒神社とあります。神社の改築記念碑があり地元の信仰が篤いようです。耳納北麓には大小の神社仏閣が点在していますが、どこも手入れが行き届いています。

 先ほどの民家に戻ってきました。私は町っ子ですが、小学生の時、昆虫採集で山里に行くとこういう風景がありました。

 紫の野草の群生。名前は知りません。

 帰り道。駐車場への坂道を下りていきます。

  3月も終わろうとしています。現役時代と違って年度末の緊張感はありません。それでも少しは気忙しくしています。お世話している学童保育では、新学期に向けた受け入れ準備の最中です。孫の中には中学や高校へ進学する子がいます。通信簿を見せにくる子にはよく頑張った賞をあげ、進学する子にはお祝いをしなければなりません。

 明日から小旅行に出かけます。

 

 

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