国道沿いに立つサーカスの大テント。ひと月以上もここで興行していた。周りに動物の檻はなく、人間のアクロバット中心のサーカスである。ときどき近くを通るが、団員らしい外国人は見かけても観客がいる気配があまりしないのが不思議である。
昔は動物たちも出演する本格的なサーカス団が時折やってきた。動物の檻から流れてくる獣臭や建ち並ぶ小屋は異次元の世界に迷い込んだようであり、ブランコ乗りやオートバイの曲芸、ピエロの剽軽な仕草など、子ども心にも興奮したものである。当時の少年雑誌で読んだ、ジンタが奏でる「美しき天然」のメロディや人さらいのほら話などが、サーカスに特別な思いを抱かせた。
サーカスではないが、旅芸人を描いたフェデリコ・フェリーニの「道」は切ない映画であった。旅芸人は一人で流れ歩いたり、サーカス団の一員として旅したりしたのだろう。
この写真を撮った数日後、もうサーカス小屋はなくなっていた。
時たまアクロバットのイベントが
リバーウオークの建物の中で催されているようです?
美しき天然♪♪<そういえば歌っていましたね。。。>
今日も暑くて引っ込んでいました(^_-)-☆
長男がまだ小学生の時です。
30年以上前ですね。
孫にあの雰囲気を味あわせたいのですが。
いまは屋内での洒落たショーが人気のようです。