毎年、11月下旬には耳納北麓の柳坂曽根を訪れます。ここには高曽根川沿いに、1.1キロにわたって200本余りの櫨の木が植えられています。例年は櫨の紅葉にあわせて祭りがありますが、今年は取りやめで出店もなく静かです。「曽根」とは川の自然堤防のことです。
下流にも櫨並木が続いています。
この地方の櫨は、藩政時代に殖産興業の一環として植林が奨励されました。櫨の実から採れる木蝋は藩の財政を潤したといわれています。
少年時代、櫨の木は家の近くの畑などでよく見かけました。いまでも、この地方には所々に櫨並木が残っています。
上流へ歩いていきます。
櫨と柿畑は筑後地方の晩秋の風景です。
戻ってきました。
新聞には例年よりも紅葉が綺麗だ、という地元の話が出ていました。でも昨年の方が良かったと思います。温暖化や木の老化で、昔のような鮮やかな紅葉は見られなくなりました。
美しい日本の風景が楽しめますね。九州様は
筑後の美しい風景を見せてくださいます。近いので行きたい・・しかし行けない・・行きたいところだらけです。
晩秋の筑後平野の風景は心が和みます。
少し寒くなりました。