田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

つばき園で早咲き椿

2021年10月05日 | 季節の花巡り

 久留米つばき園で早咲きの椿が咲き始めました。つばき園にも駐車場はありますが、世界のつばき館に車を置いて5分ほど歩きます。ここは先月までコロナ対策で臨時休館していました。久しぶりの訪問です。

 ガラスハウスでは中国原産のアザレア椿が咲いていました。この椿は7月に最初の花が開花したので、ずいぶん長持ちしています。

 柿も色づき始めました。早生の柿はもう店先に出回っていますが、主力の富有柿の収穫は今月の下旬ころからです。

 いつもの農具小屋。野菜収穫用の錆びついた台車は数年前から放置されたままです。あるいは散歩道の点景として置いてあるのかなと思ったりします。同じ台車でも、柿の収穫には太いタイヤの一輪車が使われています。

 つばき園の広場に来ました。白い雲と抜けるような青空です。

 ぼちぼちと園内を歩いていきます。

 「初嵐」 結構多く咲いていました。

 「炉開き」 小輪です。つばき園では最初に咲き始めます。

 鬱蒼とした園路を歩いていきます。いまの季節は蜘蛛が盛んに活動しているので用心して歩きます。園路を外れて中に分け入る時は、体をかがめないと蜘蛛の巣にからめとられます。

 「朝倉」

 「太神楽」

 十月桜も咲き始めていました。

 空を舞うパラグライダー。この上に発進基地であるグライダー山があります。昭和16年に当時のグライダー滞空時間の日本記録を出したところです。

 おまけです。木柵を這う蔦がカルガモの親子を連想させました。

  が椿に出会ったのは小学生の時です。学校の帰りに寺町付近で道草をくっていた時の、お寺の塀際に高々と咲く赤い藪椿の群れが印象に残っています。学生時代。京都の銀閣寺総門前から細い路地を歩いていて、法然院に差しかかると赤い椿を散らした大木が道に張り出し、辺りが鬱蒼と翳っていて少し怖い思いをしたことがあります。椿とお寺とが記憶の中で結びついていたのです。そのこともあって、椿という花は私には少し重たいような気がしていました。

 それが変ったのは久留米つばき園を訪れるようになってからです。ヤブだけではなく、椿にもいろいろな園芸品種があることを知り、椿の季節が訪れるのを楽しみにするようになりました。椿の最盛期は3月ですが、これから早咲きの椿を求めてここを訪れる機会が多くなります。

 

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
椿 (tango)
2021-10-06 07:41:06
美しい風景
美しい椿
また行きたいな!

☆彡京都様のブログとても気になるのですよ?
  
返信する
おはようございます (九州より)
2021-10-06 08:36:26
投稿には律儀な方なので、私も気になっています。

草野町は、今月の終わりころから本格的な柿の収穫期を迎えます。
その頃にまた歩いてみたいと思っています。
返信する
椿 (tyako)
2021-10-07 10:22:53
おはようございます。
椿の季節になりました。
我が家でも、西王母椿が咲き初めております。
楽しみです。
椿の花をたくさん投稿してください。
返信する
tyako様 (九州より)
2021-10-07 12:11:22
こんにちは。
つばき園で西王母が開花したとのことで出かけたのですが、
開花しそうな蕾を一つ見つけただけでした。
秋の椿はまだ数が少ないのですが、春まで楽しむことが出来ます。
今年は秋が早いと思っていたら残暑がぶり返しています。
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