
新ルール適用の試合を3試合終えた正直な感想。
新ルールは、しっかりと組み合うことを目的に改正に至ったはずなのに、審判はルール改正での反則を見逃してはいけないと思うあまり、反則を取ることばかりに執着し、いかにして相手の反則を誘うかという『点取りゲーム』的に見えたのが感想でした。
勿論、審判に従事していた私も同じ感覚で、反則を取りながら、組んで柔道をする流れを作らなければならないのに、やれ組手を切った、やれ自分から場外に出たということばかり気になってしまったのも事実です。
今のところ、新ルールになって柔道の見栄えが良くなったとは全く感じないのが正直な感想。
逆に、全く技をかけずに、相手の反則で勝ち上がる選手、明らかに相手の反則を誘う作戦を立てて試合に挑んでいる選手もいたように思え、ルール改正の主旨って一体・・と疑問に感じました。
大人に合わせてるんでしょうが、試合時間が2分、GSなしという試合が多い少年柔道の試合では若干そぐわないような気が・・ま、そんなことを言ってても始まらないですけど。
主旨にのっとった審判、指導を心掛けるのみですね。
普段の練習から、反則勝ちを狙うような柔道はさせるんじゃなくて、どっか~ん!と投げて投げられする練習をしていく、それしかないすな。