サッカーだったか、野球だったかの監督のコラムに、
やらされている選手程、いい返事をする。
だから、指導者は、真の返事かどうかの見極めをする必要がある。
とあった。
妙に納得してしまった。
全てが全てではないけど、実際にそう感じることはある。
例えば、Aという選手に対して指導した時に、やたらと、
はい!
といい返事をしてみても、いざ、指導したことを確認してみると全く理解していない。
そして、このような選手は、Aではなく、少し離れたBに対して指導しているにもかかわらず、
はい!
と返事をし、
いや・・今は君に言ってないよ・・。
ということが多々ありました。
要は練習に集中ができておらず、返事をし、分かっているよ、頑張っているよとアピールすることに集中してしまっている。
OBやOGでもいましたが、低学年の時の大悟もそんな感じでした。
どこで、何を言っても、うん!うん!と大きく頷き、自分のことでもないのに、とりあえず、うん!うん!と頷いていました。
これは間違いなく私の責任なんですが、当初は全く分からず、ただただ物覚えが悪い、鈍臭いで片付けてしまってました。
これについては、指導する側がどこかで気づいて変わらないと、子供側も変わらないと思うんです。
子供というのは親から怒られたくなかったり、親の期待に応えようと一生懸命頑張りますから。
私の場合は、いろんな方々からご指導(叱咤激励)を受けて、少しづつ変わることができましたが、ここに気がつかないままだと、親や指導者がいないと頑張れない人間になってしまいます。
まさにやらされている練習の弊害です。
子供を追い込んでないか、やらされる練習になっていないかを常に省みないといけないし、かと言って、楽しいだけの練習もできないので、そこを考えていないといけないのかなと。
キラキラと輝く目で返事をしているのか、とりあえずのいい返事なのか、常に確認していたいですね。
ちなみに大和にはそもそも指示はあまりしなかったんですが、たまに指示を出したりすると、
は?そんなもん簡単にできるかいな!
と言い返してくるタイプですし、何なら、
どない?今の良かったんちゃうん?
と自分から言ってくることが多かった。
ここが兄貴達との最大の違いなんですが、結局は私の接し方の違いだったんですね。
はい!
いい返事!・・でも、本当にいい返事?
しっかりと見極めて行きたいですね。
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