掘り出して1日経過すると、硫化水素の黒い色が抜けて、本来の白い貝殻
になりました。
昨晩に掘り出した25びのすを、あちこちへお裾分けしようと考えていたら、
分配する人数が多くて、25びのすでは足りなくなってしまいました。
しょうがないので、追加招集のため再び出撃することにしました。
11月6日PM21:10 自宅を出発。首都高速から京葉道へ乗り継ぎ、
快調に進んで、原木ICで降りました。
PM21:55 船橋海浜公園に到着すると、明らかに昨日より路駐の台数が多い
です。
この日の干潮ピークはAM0:05 で潮位-5、この日も快晴で無風、高気圧の
中なので、かなり潮が引きそうです。
急いでウェーダーに履き替えて、三番瀬へ出てみると、昨日より潮か引いて
広い干潟が目の前にありました。
露出した干潟が昨晩と比べて広過ぎて、昨晩に掘っていた場所がどこだったか
分かりません。
あちこち試し掘りしているうちに、偶然にもホンビノス団地を見つけてしまい
ました。嬉しくなって次々と掘り出したホンビノス貝を網袋に放り込みました
が、・・・???・・・コイツら何か変です。網袋がやたらとドロだらけに
なりました。
放り込んだ貝をよく見てみたら、全部死んでて、どれも貝殻の中にドロが
詰まってました。
どれもこれも密集して奇麗に並んでいる良型のホンビノス貝が、
みんな死んでて、閉じた貝殻の中には真っ黒なドロが詰まってました。
ホンビノス団地ごとそのままのカタチで死んでる・・・
大変ショックでした。
東京湾にいったい何があったんだ?
青潮や赤潮で他の生物は死滅してしまっても、ホンビノス貝だけは強靭な
生命力で生き抜けるものと思っていたのに・・・
この大きさになって死んでしまうなんて、ああもったいない。
それでも、あちこち試し掘りしながら、コツコツと、地道に、1個ずつ
掘り出して、集めました。
気が付くと11月7日AM0:30、まだまだ満ちてくる気配は無く、ずっとこのまま
堀り続けられそうですが、
腰は痛いし、喉は乾くし、疲れてくるし、獲れば獲るほど重くなってくるし、
若い頃のような体力や持久力も無いし、このへんで終了することにしました。
30びのすぐらい獲ったんじゃないか? もうこのへんでいいでしょう。
掘り出したホンビノス貝と、ペットボトルに海水を汲んで、リュックへ。
リュックを担ぐとズシッと重くて、足元はそこらじゅう誰かが掘った穴だらけ
のドロ底を、足を取られながらよろよろと歩いて・・・
駐車場まで戻るのも大変でした。
さてと、昨日と同じく高速道路をぶっ飛ばして、自宅へ戻って来てから、
とりあえず風呂へ。
風呂に入りながら、ドロだらけのウェーダーや手袋に付いたドロを洗い流し、
さらに、
掘り出してきたホンビノス貝を1個ずつ点検しました。
点検した結果、
持ち帰ってきた総数 31びのすと サルボウ1個
そのうち、
元気そうなホンビノス貝 25びのす、
活きているのか死んでいるのか分からないホンビノス貝 1びのす
完全に死んでてドロが詰まっていたホンビノス貝 5びのす
昨晩ゲットした25びのすと、今晩ゲットした25びのすの、合わせて50びのす。
これだけあれば、あちこちへお裾分けに十分でしょう。