稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

生駒市武道館 往馬玄武会(2020年12月12日)

2020年12月13日 | 剣道・剣術
仕事を片付けて生駒に向かう。
9時20分頃に到着。そこそこ寒いが稽古するにはちょうど良い。
私を入れて6人。七段2名、五段2名、四段1名、実力六段1名。

切返しのあと、基本稽古の途中から参加。
2分間の回り稽古を一巡して休憩。
後半は、気を合わせての相面稽古。これは勉強になった。
最後、時間まで地稽古。3人と稽古して終了。


(基本稽古)



(2分間の回り稽古)

動画を録画してyoutubeに限定公開でUPする。
往馬玄武会の会員用のLINEで紹介しそれぞれの参考にしてもらっている。
URLはブログで公開しないが、そこに書いた文章を下に紹介する。

【動画に載せた説明文・一部加筆訂正】

昇段審査を控えたKさんとHさんに向けてのコメントです。
ご参考まで。

①Kさん-Hさん
共通・・地稽古であっても、打ったら打ち切る事。打ち切って残心まできちんとする事。
決して剣先は開かない事。そして仕切り直したら遠間から始める事。
審査では、遠間、触刃を特に意識して下さい。
Kさん・・打ったあと足が止まっています。勢いが感じられません。

②Hさん-Nさん
Hさん・・Nさんの勢いに負けてます。いつでも打てる状態では無く待っているように見えます。
相手が間合いに入ったらすかさず打つ、もしくは兆しを察して出小手でしょう。

②A先生-Kさん
Kさん・・打つ前に中心を取って無いように見えます。
①と同じく、打ってからの勢いがありません。小手を見せての小手面はもう一工夫が必要です。(また教えます)

③粕井-Hさん
Hさん・・気迫はありました。その分、力が入り過ぎていたような感じがします。
後半の面打ちは良かったです。どの状態、どの間合いからでも「いつでも打てる」ように意識してください。

③Kさん-Nさん
Kさん・・打ち込み稽古のようになりましたが、やはり打ったあとが駄目です。当たって終りではありません。
打たせるほうも、ぎりぎりまで真剣勝負で対峙するようお願いします。

④Kさん-粕井
Kさん・・初太刀ですが「足を出しながら打ってくれるかな?」と期待していました。
いきなり打って当たるものではありません。(打つ速度が速いのなら別ですが)
面の物見が合って無いです。姿勢を正してください。
交刃の間での心の動揺が剣先、身体、両方に如実に表れるのも気にかかります。

④K川さん-Hさん
Hさん・・初太刀で前に出ながら待ってるように見えました。
初太刀の相面は特に、ぎりぎりの間(間境)では特に「相手が打とうとした瞬間」を見極めて、それを越えて打ち勝たなくてはなりません。

⑤K川さん-Kさん
Kさん・・一本一本を大切に稽古してください。
発声ですが、面を打っても小手を打っても胴を打っても「でぃあ~!」としか聞こえません。
これは審査では不利だと思います。

⑤A先生-Hさん
Hさん・・最初に姿勢を正したのは良かったです。あの修正した姿勢を常に意識してください。
打ってから振り向いて構え直す時のモーションが(昔のクセで)ワンモーション多い時があります。
一度で剣先が相手の向くよう常に意識してください。

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【感想・反省点】

指導しながら自分自身のクセを直す場として使わせてもらっている。
自分の動画を見ても反省しなければいけない場面がいくつかある。
疲れてくると雑になる点、不得手な技をもっと意識して稽古すべき点・・・
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