先日の大雪で、北陸や信越、関越の高速道路で車が立往生した。
50時間を超える立ち往生に見舞われたクルマは2000台以上にもおよんだ。
自衛隊による救援も行われ、個々の車に給油もされたと言う。
しかしながら、将来普及する電気自動車(EV)ばかりだったら果して大丈夫だったのか?
EVで搭載されているバッテリーは気温の低下で性能がダウンする。
暖房をかけると極端に電力も消費される。当然、電力の残量は減っていく。
アイドリングしていれば暖房が効くガソリン車とは大違いなのである。
EVは救援する場合でも、ガソリンを持って行ってタンクに補充するという手軽さは出来ない。
大渋滞で立ち往生したEVに対してどのような救援方法があるのだろう?
だいたいEVが使う電気は火力発電で作られる。
火力発電をするなら二酸化炭素も出る。
出たら困るので「原子力発電を増やせ」ということも聞かない。
それにバスやトラックはEV化は難しいだろう。
トータルで考えたら本当にEV化は環境に優しいのか疑問に残るところだ。
何か、レジ袋の廃止のような、安易なウワベだけの議論でEV化が進められているような気がしてならない。
成熟した自動車産業が破壊されるかも知れないEV化促進は一度立ち止まって考えなおして欲しいところだ。
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