さくら日記でございます。

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★日本が誇る究極のスポーツカー「トヨタ2000GT」

2019-11-06 06:25:29 | 「車」


お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?

こちら金沢、さすがに11月ともなると
かなり寒くなってきました。
風邪をひいた。そんな話もちらほら聞かれます。
体調には十分ご注意下さい。

ということですが、
今日は車です。
それも、私的に日本が誇る究極のスポーツカー
と言えるのではないでしょうか?
「トヨタ2000GT」です。
先月行った、石川県の小松市にある
自動車博物館で実物を見てきました。

やはり、目の前に現れると
気持ちが高まります。
生産は1967年から1970年
かなり古い車ですが、
このボディライン、随所のデザイン。
それは、スポーツカーの大御所、
フェラーリやポルシェと並べても
十分に通用するのではないかと思います。


しかも、自動車博物館には
この2000GTが2台もありました。
ひとつは右ハンドル、もう一つは左ハンドルです。
2台は、少し雰囲気は違いますが
どちらも、美しい・・・
そして白が似合う。そんなイメージです。


ネット情報によると
極少数ながら廉価版として造られた
SOHCの2300CCモデルが
北米市場向けにつくられた

ということなので、
その1台かもしれませんね。

あまりの美しさに、まいあがって
説明をよく読まずに帰ってきてしまいました。
なので、違っていたら申し訳ないです。

そんな、トヨタ2000GT
もう少し情報をみてみましょう。

まずは、この奇跡的なマシンが生み出したのは
トヨタだけではなく。ヤマハの力も大きかったそうです。

ヤマハ(日本楽器)といえば、
ピアノやギターなんかの楽器のイメージですよね
そして、もうひとつバイクも有名です。

当時もヤマハは日本楽器。
美しい音を奏でる楽器を製造していました。
その工場の片隅で1954年頃から
オートバイの開発を始めていた
らしいです。

その後、ヤマハ発動機として分社化され
1959年には、バイクでは飽き足らず
スポーツカーの研究も始めます。

開発したエンジンは、2リッターDOHC
これは、トヨタだけではありません。
日産から開発要請もあり
当時、ヤマハはDOHC
エキスパート的な存在
になっていました。

そんなヤマハの技術とトヨタのクルマづくりの
ノウハウが融合して最高のマシンがづくり上げられます。

2000GTには
「いつかはクラウン」でお馴染みの
トヨタの高級車のクラウンの心臓部
M型6気筒エンジンをベースに
ヘッドをDOHC化

そのスペックは
---------------------------------
MF10型 1988cc 3M型直列6気筒 DOHC
最高出力 150ps/6600rpm
最大トルク 18.0kgf·m/5,000rpm

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をたたき出します。

そして、心臓部のパワーを伝達するのは
「5段フルシンクロメッシュ・トランスミッション」
ブレーキは「4輪ディスクブレーキ」
ホイールは専用の「鋳造マグネシウム製ホイール」
前後の重量バランスは50:50に近づける
サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーン
空力特性をあげるために床はフラットに。
トヨタ、ヤマハチームの本気度がうかがえます。

2000GTの凄さは
動力性能だけではありません。
写真はとりわすれて申し訳ないです。
内装も素晴らしい
インパネウッドパネル
ヤマハのピアノの材
を使用します。
ハンドルは時期によって違うらしいのですが
前期はウォールナット、後期型はローズウッド
なんだそうです。
まさに楽器の材料です。
美しいわけです。

この素晴らしいマシン
レースの世界でも活躍します。
特に耐久レースに強い
鈴鹿1000キロレースで
ワンツーフィニッシュ

その翌年の鈴鹿500キロで優勝
富士24時間レースでは
トヨタのスポーツ800とともに並んで
「デイトナフィニッシュ」を飾ったそうです。


そして、2000GT話題にも事欠きません。
映画「007は二度死ぬ」でも登場。
なんでも、大柄なショーン・コネリーには
室内が狭すぎたようで
オープンカーに改造したそうです。

出た~!トヨタ2000GT 

当時の価格では238万円
クラウン2台分のお値段だったそうです。
このこだわりなら納得です。
ですが、ドライブできるのは
選ばれしもののみですよね。

ということで、
今日は日本が誇る究極のスポーツカー
「トヨタ2000GT」でした。