お疲れ様です。
みなさまお元気ですか?
今日は本です。
これは凄い!オススメの一冊です。
タイトルは「余命3年社長の夢」
サブタイトルは
「「見えない橋」から「見える橋」へ」
著者は「小澤輝真」さんです。
そうなんです。タイトルどおり
「小澤輝真」さんの余命は限られているのです。
まずは、小澤さんのことを少しみてみます。
現在は、北海道の北洋建設株式会社の
代表取締役です。
1974年に北海道札幌に生まれ
いろいろとありましたが、
1991年創業者である父の死にともない
父の会社であった北陽建設に入社することに
なります。
父の死因は難病と言われる「骨髄小脳変性症」です。
そして、この病気は遺伝するらしく
2012年に父と同じこの病気が発症しました。
そして、その時、余命10年と宣告されたそうです。
この難病、そうですお気づきのとおり
少し前のテレビドラマになりますが
「沢尻エリカ」が演じていた「1リットルの涙」
で主人公の亜也が患った病気です。
1リットルの涙 - 1Litre of Tears Ep 01 Engsub
こんな考えられない状況のなかで
父の意思を継いでと言ってもいいかもしれません。
重大な社会問題に取り組み
身体の自由が厳しいい現在もなお
その取り組みを続けています。
それは、
「人は仕事があれば再犯をしない」
こんな信念のもと
元受刑者の雇用に取り組んでいます。
この本には創業以来500人以上雇用
とあります。
現在は社員62人のうち
元受刑者は13人、
執行猶予、前科だけついているもの
を含めると21人
元受刑者を雇用したからと言って
全員が定着するものではなく
最終的には1から2割
ひとり雇用するためには
会社には多くの経費もかかります。
多くの持ち出しもありますが
いまなお取り組み続ける姿勢
頭が下がる限りです。
失敗をしたことが無い
そんな人生を送った人は
この世にはいないように思います。
そんな中で受刑者となってしまった。
そして、勤めを終えて服役する
ですが、そんな人に対して社会は冷たく
しっかり反省していたとしても
チャンスはほとんどない世の中
そんなふうに言ってもいいと思います。
そうやって社会が
人を除けものにする
これが、再び犯罪へと向かわせる
それが現実のような気がします。
といっても
言うは易しで、
現実、チャンスを与えられても
ふたたびトラブルに巻き込まれていしまう。
そんなことも多いのかもしれません。
この本には多くのメッセージがつまってました。
生きるために大切なことは何か
それを気づかされたような気がします。
一説では十分に紹介できないとは
思いますが、
少しだけ、引用させてもらいます。
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一番大切なものは
僕が余命を抱えながら活動していることが
知られるようになってから
学校などに呼ばれて、人前で話をする機会が増えた
子どもたちを前に話をするとき
必ず言うことがある
それは、自分を大切にしてほしい
ということだ
ということだ
講談では、参加している子どもの保護者の方に
大切なものは何ですか?
と質問をしている
「家族」「友達」「お金」
さまざまな答えが返ってくる
そうすると、僕はこう言っている
「家族や友達を大切に思うのも、
お金を使うのも自分です。
だから、自分を大切にしてください。
将来、嫌なことがあっても自分を守ってください。
自殺する人もいあすが、
自分は必要な人間ということを覚えておいてください」
これは子どもだけではなく、
すべての人に対するメッセージだ
僕の信念の一つと言ってもいい
人生でいちばん大事なものは自分だ
自分をちゃんと愛しているから、
ほかの人にも愛情を注げる
自分の花を大きく咲かせることが
結果的に他人の花を咲かせることにつながる
元受刑者に、罪を隠さない
嘘をつかないことを約束してもらっているのも
同じ理由だ
罪を隠したり、嘘をついたりすることは
自分を大切にしていない
自分を傷つけていることにほかならない
そもそも自分を愛し、大切にしていれば
罪を犯す確率は低くなる
自分を大切にする
自分の代わりはいないのだ
元受刑者の雇用も自分がいなければ
やる人がいないと思ってやっている。
脊髄小脳変性症になったからこそ
困っている人の気持ちもすごくわかるようになった
脊髄小脳変性症になったからこそできたこと
実現したことがたくさんある。
自分を大切にするから
自分をあきらめない
人のこともあきらめない
人は変わる
そういう人たひを
これまで何度も見てきた
だから、入社早々いなくなる人がいても
受け入れ続ける
・・・
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まだまだ熱いメッセージが続きます。
みなさまにも
是非一読していただきたい本でした。
ということで
今日は「小澤輝真」の「余命3年社長の夢」
でした。