さくら日記でございます。

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★私たちの生命・安全を守る方向に動きはじめた我が日本!今後の展開にも期待です。

2020-07-03 07:17:33 | 「その他」


お疲れ様です。
みなさまお元気ですか?

今日は少し前の話ですが
毎日新聞のこの記事です。
「ネオニコ系農薬を規制強化 野生ミツバチへの影響評価も追加 環境省方針」


「ネオニコチノイド」
みなさまご存知でしょうか?

ウィキペディアの説明では
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クロロニコチニル系殺虫剤の総称
ニコチン様物質を意味し、
イミダクロプリド、アセタミプリド、ジノテフラン
などが該当する。

現在、農薬として世界100カ国以上で販売されている。
植物体への浸透移行性があり残効が長い利点があり、
殺虫剤の散布回数を減らせるため、
世界各国において最も主流の殺虫剤として用いられて、
1990年頃から使用が急増
した。

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というものです。

その「ネオニコチノイド」でよく問題視されるのは
世界各地で大量失踪しているミツバチ
その一因として、
このネオニコチノイド系の農薬、殺虫剤が
指摘されている
ことです。

ミツバチは花粉を花から花へ運ぶ
大切な役割をになっています。
その失踪の原因の可能性があるとすれば
すぐにでも使用を中止すべき
そのように思いますが
しっかりとしたエビデンスが
まだ、無いのでしょうか?

そして、ネオニコチノイド系の農薬、殺虫剤
その他にもさまざまな悪影響の可能性が
指摘されています。
それは、どんな影響なのでしょうか?

◆「ネオニコチノイド系農薬の影響は?」

では、指摘されている悪影響について見てみましょう。


こちらのサイトに詳しく記載されているので
抜粋してみると

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・神経発達障害との関連?
 人の神経発達障害と関連する可能性をEUが公式発表
 ADHD(注意欠陥・多動性障害)自閉症との
 関連も懸念
されています。

・免疫系を抑制

 ハチの免疫反応を弱め、感染病にかかりやすく
 させる
と報告されいます。

・生態系への影響

 近年、昆虫が減っています。
 繊細はバランスで成り立つ
 生物多様性が崩れる可能性があります。

・毒性成分が蓄積しやすい
 長期間土壌や水に残りやすく
 農薬を大量に使用する日本では
 毒性成分が蓄積しやすい。


・洗っても落ない農薬 
 根から入って作物の隅々まで行き渡るので
 洗っても全部はおちません


・花粉や花蜜が毒に?
 花粉や蜜、受益などにも行き渡り
 微量でもハチなどの神経系
 に作用する
という報告があり
ます。

・汚染が拡大しやすい
 周辺の水路や地下水に流出したり
 周りの植物の根から吸収されて
 汚染が拡大しやすい性質があります

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どうでしょうか?
これがすべて真実となれば
最悪状態です。

◆各国の対応はどうなっているの?

それでは、
この問題について各国の対応について
見てみます。

再度先ほどのサイトから引用させてもらうと
こんな感じです。

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・EU
 3種類のネオニコチノイド系農薬とフィプロニル
 を使用禁止

 神経発達障害の関連を懸念する見解を公式発表

・フランス
 EU禁止3農薬とともに
 アセタミプリドとチアクロプリドの5種類の
 使用を禁止
 2019年までにさらに2農薬を禁止し

 世界初の全面禁止

・北米
 「ハチへの危険性」を警告するラベル表示の義務化

 自治体や政府機関レベルで規制始まる
 受粉媒介生物保護の強化へ

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こんな感じです。

そして、我が日本国の対応はというと
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・規制なし
・適用拡大と残留基準の緩和
・認知度も低い

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と、いままでの対応は他国と比較すると真逆の対応
言ってみれば、最悪状態でした。
日本のお役所は人を守らず
企業を守っているのか?
と疑心暗鬼になっていましたが

今回は、グットニュースでした。

・環境省
 新規に登録される農薬の安全性審査の対象となる
 影響評価生物に、
 野生のミツバチを追加する方針を固めた。


・農林水産省
 4月施行の改正農薬取締法で、
 影響評価対象に飼育用ミツバチを加えた
 また、農薬の容器に
 被害を与えない使用方法を表示する
 ことなどを義務付けた


これで、ネオニコチノイド系農薬や殺虫剤の
製造や使用法などが我が国でも制限されることになりました。

これで、ミツバチが戻ってきてくれたら
最高なのですが、結果はどうなるでしょうか?

今まではお役所の動きは
私たち、日本での生活者の生命、安全より
経済を優先しているのでは
そんなふうに感じることもありましたが
やはり日本も捨てたものでは
ありませんでした。

私が個人的に信頼を置いている
元農林水産大臣の「山田正彦」さんのブログでも

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科学的な因果関係の証明をしなくても、
予防的な見地から規制を強化することになった
ことは画期的なこと
です。

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の見解を発表されています。
これが第一歩となり
さらに住みよい日本に向けて
改善が繰り返されていくことを願うばかりです。

ということで
今日は
うれしいグットニュース
私たちの生命、安全を守る方向に動きはじめた
我が日本。今後の展開にも期待
でした。