中国の四大美女とそれらに纏わる雑音を三か月もかかってお聞かせしました。
それにしても中国という国は、今は、どうかということは分からないのですが、途方もないような大きな国だったのですね。書・絵画・工芸などの美術の分野は勿論ですが、科学に於いても文学においても超一流の文化を作り上げております。それらの文物を参考にして、過去の日本の文化も一段と高めることができたようです。まさに日本文化の御師匠さん、先生であったことには違いありません。
その中の一人として、白居易も杜甫もいたのです。これ等の詩人が見た「楊貴妃」という八世紀中ごろの世界最大の美女をテーマにした詩をとりあげて、「傾国の美女」たる彼女の及ぼした中国社会に与えた変化を見ることで、その時代の特色を色こく歌い上げたのです。それを敢て私がこの欄で取り上げ、そのような美女が日本にもいた。そうです、此の吉備の国から生まれていたのだという事を知っていただこうと思っているのです。日本の歴史の上で、その儒教的色彩の残る国に於いて、あまり例を見ない美女の国政への悪影響を取り上げたくて、その美女をご紹介してみたいと思います。
磐媛や日野富子や北条政子等の名は上げりますが、彼女たちが美女だったという記録は残っていません。私が知らないだけかとも思うのですが???
そんな美女も日本の歴史上にいることは確かです。マア万葉集にあるような伝説的な美女はいたのでしょうが、傾国の美女となるような人はこれから取り上げる女性しかいなかったのではないでしょうか
こうご期待!!!!!