私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

本居宣長に敢て楯衝く

2017-01-05 17:27:17 | 日記

 「なにゅう しょんならやー。ちいたあ ましなことがと おもようんじゃが さっぱり そげえなことが ねんじゃがなあー。せえでも どこからそげえなことをひっぱりこみょうんかとおもうてのう、ちらっとは みょうんじゃがなあ」

 と、まことな、ひょんなげなことが書いてある文を頂きました。彼は、また、次のような事も書いてくれました。

 「きにょうのなけえ “志許米”、“志許米岐”とけえとんがあったんじゃが、ありゃあ なんなら???」

 と言われるのです。だからそれについて少々説明を加えてみます。宣長は、この「志許<シコ>」と言うのは「醜<シコ>」で、「米岐<メキ>」は(「めか、めき、めく、めけ」の「めき」で、「ひしめき」、「ひらめき」、「なまめき」と同じで、その辞の貌であると説明があります。現代風に言うと「動詞の連用形」であると。だから、「志許米」と「志許米岐」は、おのずと違う言葉で、「志許米」は「醜い女」で、「志許米岐」は「醜い者」だと。

 でも、私はこの宣長の論に反論するわけではないのですが、「志許米」は、最初にイザナギを追いかけてきた「予母都志許売<ヨモツシコメ>で、その次に追ってきた「八雷神」、即ち、男性を意味する「キ」をつけて「志許米岐」としたので、女性のような男性のようなと言うぐらいの意味があり、決して、「メキ」ではないと思うのですが???

    「事もあろうに、あの大ゝゝ本居宣長に、お前は 楯衝くのか。恥を知れ」

 と、しかられるのは覚悟で、今この文を書いております。不敬にあたいするのでしょうか????