日本書紀によると「安康天皇」の時です。天皇の叔父である「大草香皇子」が讒言によりて「安康天皇」によって殺されます。その皇子に「眉輪王(まゆわのおう)」がいます。
ある時、大草香皇子の死後、その妻(眉輪王の母)を安康天皇が寵愛して、その姫の膝を枕にして昼寝をしていました。それを見た眉輪王が、
「わが母に何を!!」
と激怒して、その場に安康天皇を殺害します。この時、「安康天皇」の弟「雄略」は急いで甲冑に身を固め兵を率いて内裏に赴き「眉輪王」殺そうとしますが、「眉輪王」は
「私は天皇の位などは求めていたわけではありません、唯、父大草香の仇を取っただけです。」
と訴えたのですが聞き入られません。自分も殺されると恐れて急いで「葛城園大臣」の家に逃げ込みます。
その時、雄略天皇は兄である「坂合皇子」と「八釣皇子」の二人も「眉輪王子」に味方していると思い、この際一緒に征伐をと思い、まず、八釣皇子を切り殺してしまいます。それを聞いた「坂合皇子」は自分も次には殺されると思い、急いで、眉輪王子が頼っていった葛城園大臣の館に逃げ込みます。雄略は園大臣に、
「匿っている二人を出せ」
と強く迫ります。しかし、大臣も流石に二人をそのまま雄略へ引き渡すことが忍び難くて拒否します。怒った雄略は大きなその屋敷に火を放ち、その屋敷にいたすべての人を、女性や子供まで、残忍に焼き殺してしまいます。
ある時、大草香皇子の死後、その妻(眉輪王の母)を安康天皇が寵愛して、その姫の膝を枕にして昼寝をしていました。それを見た眉輪王が、
「わが母に何を!!」
と激怒して、その場に安康天皇を殺害します。この時、「安康天皇」の弟「雄略」は急いで甲冑に身を固め兵を率いて内裏に赴き「眉輪王」殺そうとしますが、「眉輪王」は
「私は天皇の位などは求めていたわけではありません、唯、父大草香の仇を取っただけです。」
と訴えたのですが聞き入られません。自分も殺されると恐れて急いで「葛城園大臣」の家に逃げ込みます。
その時、雄略天皇は兄である「坂合皇子」と「八釣皇子」の二人も「眉輪王子」に味方していると思い、この際一緒に征伐をと思い、まず、八釣皇子を切り殺してしまいます。それを聞いた「坂合皇子」は自分も次には殺されると思い、急いで、眉輪王子が頼っていった葛城園大臣の館に逃げ込みます。雄略は園大臣に、
「匿っている二人を出せ」
と強く迫ります。しかし、大臣も流石に二人をそのまま雄略へ引き渡すことが忍び難くて拒否します。怒った雄略は大きなその屋敷に火を放ち、その屋敷にいたすべての人を、女性や子供まで、残忍に焼き殺してしまいます。