MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.004 「輪廻」 (2005年 日本 96分 ビスタ)

2006-01-13 02:21:08 | 2006年劇場鑑賞
監督 清水 崇
出演 優香
    椎名桔平
    香里奈



「呪怨」でいっきに日本のマスター・オブ・ホラーになった感のある清水崇監督の最新作ホラーで、ここ最近「呪怨トリロジー」を作ってきてた清水監督だが、正直見る側としては「呪怨」も飽きてきた頃なのでここらで新しい題材で彼の作品を見たいところであった。
ホラー映画でも良く扱われる「輪廻転生」をテーマに持ってきたところはホラー作家としては定石パターンかな?
アメリカ映画で「オードリーローズ」て言うオカルト映画の佳作があるけどこの作品は子供の輪廻転生がテーマだが、今回も子供の輪廻に関わる物語。
「呪怨」では男の子を効果的に使ってたが、今回は女の子で小道具として人形が使われている(これが子供が持つようなシロモノでなくとにかく不気味!)
ヌ~と幽霊が現れたり人物の後方を子供が走りぬけたりするのは「呪怨」の雰囲気・・・て言うより「リング」から始まるアジアホラーの最近のパターンと代わり映えしないけど「呪怨」じゃないと思うと何か新鮮!?私はよほどこの監督に「呪怨」のイメージを持ってる見たいだ。
でも8ミリカメラのフィルムがカラカラと回る音が今回効果的に恐怖感を盛りたてていいですな

よく心霊の体験談で深夜の山道で車を走らせてると人が飛び出てきて跳ねてしまい、車を降りて見て見ると誰も居なくて、その替わり漆黒の闇の木立の中から無数の顔が見えてきて・・・て体験談で出てきそうだが、それを映像化した場面がこの作品で出てきますが、これが気持ち悪いですね~ 「あのネタを映像にするとこんな感じか・・・」と思わず思ってしまいましたよ

この作品はプロットが少し複雑で、まず実際の惨殺事件があり、それを映画化する話があって、それの作品「記憶」を撮影している過程での怪奇現象を「輪廻」として我々が見てるという構成です。
どことなく「女優霊」を連想してしまう所もあるんだが撮影所てのはこう言う映画には持って来いの舞台ですね。

35年前の11人惨殺事件(チョイ八つ墓村?)の犠牲者が生まれ変わって・・・て展開は始まって早々に予想は付いてしまうけど、今回は最後に少し捻りを加えてるのが「呪怨」とは違うところで、ひたすら幽霊で見せる怖さと違いストーリーに多少のトリックを使い話的にもゾッとさせれるのを用意しております。
まぁ 途中で判らなくはないけど・・・でも「呪怨」からやや一歩前に出てくれたかな?と言う印象はあるので、そろそろ「呪怨」は打ち止めにして新しい題材にどんどん取り組んでほしいものですな(ハリウッド版のパート2するらしいけど)

この映画で特筆なのが優香の存在ですね。
その二コリともせずひたすら過去の恐怖に怯える姿は意外にも上手い芝居を見せてくれ、その堂々たる悲鳴の上げっぷりは和製スクリーミングクイーンの誕生の予感を感じさせましたよ(特にラストの優香は絶品でっせ~)

前世の業は生まれ変わっても憑いて回るものなのか・・・そんな思いにかられる作品でした



★★★ 2006.1.12(木) 千日前OSスバル座 18:30 スタンド前列端


No.003 「Mr.&Mrs.スミス」 (2005年 米 118分 シネスコ)

2006-01-13 01:19:28 | 2006年劇場鑑賞
監督 ダグ・リーマン
出演 ブラッド・ピッド
    アンジェリーナ・ジョリー
    ビンス・ボーン



正月映画らしい二大スター共演のド派手な映画で、やはりお正月はこれ位に派手にやってくれなきゃね~
ブラッド・ピッドとアンジェリーナ・ジョリーの今やスターと言うよりセレブて言葉がピッタリの二人がド派手な逆噴射夫婦振りを見せてくれるけど、でも激しいカースタントもあるし派手な銃劇戦に大爆発などなど申し分なく迫力あるのだが内容はアクション映画の形態を取ったコメディて感じですね。

お互い殺し屋と知らず恋に落ちて結婚し何年も互いが殺し屋と言うの隠したまま結婚生活送るて言う設定はそれだけでも面白いし、また互いに秘密の武器の隠し場所が自宅にあるてとこも生活感があって良いですね(妻はオーブンの中にナイフなどを隠し持ってたり)
途中から互いが殺し屋て事が判りそこからド派手な夫婦喧嘩が始る!
マシンガンをぶっ放し、手榴弾で家を木っ端微塵に吹っ飛ばす・・・もうコメディ以外何者でもないですね。
まさに逆噴射夫婦!そういう意味でホント面白い映画ですね~ 中身が無い分思いっきり派手にドンパチやってやれ!て感じで、まさにお正月番組にピッタリの作品

アンジェリーナ・ジョリーはこの作品でも相変わらず色っぽい雰囲気を出し、出だしの頃はあまり好きでない顔立ちだったんだが、ここ最近あの顔がやけに色っぽく感じだしました。
今回はあまりお色気のあるような場面はないけど、コートを脱ぐと中から黒いボンテージルックが現れ、髪をほどいて長い髪の毛をパラッと垂らすとこなどはこの人ならではのエロさとカッコ良さがありますね。
そのボンテージルックで男をムチでしばく姿も良くお似合いで・・・

一方ブラッド・ピッドはなんか最近は似たような役が多いような気がします。
ここらで新境地を見てみたいもんですね。

ブラッド・ピッドとアンジェリーナ・ジョリーがダンスを踊る場面があるがこの二人が踊ってるて言うだけで豪華な雰囲気が感じられました。
やはり華のある役者が出るのと出ないのとではそれだけで映画の雰囲気って左右されるな~と何か感じてしまいました
この二人がジョン・ウーの映画張りに特攻するクライマックスに見せる派手な銃の撃ち方もカッコよろしいわ!
回転しながらの十字架撃ちをブラピとアンジェリーナで見れるとは想像も出来なかったです。
お正月一番のお気楽ド派手コメディです



★★★ 2006.1.12(木) アポロシネマ8 スクリーン7 15:55 K-3