監督 清水 崇
出演 優香
椎名桔平
香里奈
「呪怨」でいっきに日本のマスター・オブ・ホラーになった感のある清水崇監督の最新作ホラーで、ここ最近「呪怨トリロジー」を作ってきてた清水監督だが、正直見る側としては「呪怨」も飽きてきた頃なのでここらで新しい題材で彼の作品を見たいところであった。
ホラー映画でも良く扱われる「輪廻転生」をテーマに持ってきたところはホラー作家としては定石パターンかな?
アメリカ映画で「オードリーローズ」て言うオカルト映画の佳作があるけどこの作品は子供の輪廻転生がテーマだが、今回も子供の輪廻に関わる物語。
「呪怨」では男の子を効果的に使ってたが、今回は女の子で小道具として人形が使われている(これが子供が持つようなシロモノでなくとにかく不気味!)
ヌ~と幽霊が現れたり人物の後方を子供が走りぬけたりするのは「呪怨」の雰囲気・・・て言うより「リング」から始まるアジアホラーの最近のパターンと代わり映えしないけど「呪怨」じゃないと思うと何か新鮮!?私はよほどこの監督に「呪怨」のイメージを持ってる見たいだ。
でも8ミリカメラのフィルムがカラカラと回る音が今回効果的に恐怖感を盛りたてていいですな
よく心霊の体験談で深夜の山道で車を走らせてると人が飛び出てきて跳ねてしまい、車を降りて見て見ると誰も居なくて、その替わり漆黒の闇の木立の中から無数の顔が見えてきて・・・て体験談で出てきそうだが、それを映像化した場面がこの作品で出てきますが、これが気持ち悪いですね~ 「あのネタを映像にするとこんな感じか・・・」と思わず思ってしまいましたよ
この作品はプロットが少し複雑で、まず実際の惨殺事件があり、それを映画化する話があって、それの作品「記憶」を撮影している過程での怪奇現象を「輪廻」として我々が見てるという構成です。
どことなく「女優霊」を連想してしまう所もあるんだが撮影所てのはこう言う映画には持って来いの舞台ですね。
35年前の11人惨殺事件(チョイ八つ墓村?)の犠牲者が生まれ変わって・・・て展開は始まって早々に予想は付いてしまうけど、今回は最後に少し捻りを加えてるのが「呪怨」とは違うところで、ひたすら幽霊で見せる怖さと違いストーリーに多少のトリックを使い話的にもゾッとさせれるのを用意しております。
まぁ 途中で判らなくはないけど・・・でも「呪怨」からやや一歩前に出てくれたかな?と言う印象はあるので、そろそろ「呪怨」は打ち止めにして新しい題材にどんどん取り組んでほしいものですな(ハリウッド版のパート2するらしいけど)
この映画で特筆なのが優香の存在ですね。
その二コリともせずひたすら過去の恐怖に怯える姿は意外にも上手い芝居を見せてくれ、その堂々たる悲鳴の上げっぷりは和製スクリーミングクイーンの誕生の予感を感じさせましたよ(特にラストの優香は絶品でっせ~)
前世の業は生まれ変わっても憑いて回るものなのか・・・そんな思いにかられる作品でした
★★★ 2006.1.12(木) 千日前OSスバル座 18:30 スタンド前列端
出演 優香
椎名桔平
香里奈
「呪怨」でいっきに日本のマスター・オブ・ホラーになった感のある清水崇監督の最新作ホラーで、ここ最近「呪怨トリロジー」を作ってきてた清水監督だが、正直見る側としては「呪怨」も飽きてきた頃なのでここらで新しい題材で彼の作品を見たいところであった。
ホラー映画でも良く扱われる「輪廻転生」をテーマに持ってきたところはホラー作家としては定石パターンかな?
アメリカ映画で「オードリーローズ」て言うオカルト映画の佳作があるけどこの作品は子供の輪廻転生がテーマだが、今回も子供の輪廻に関わる物語。
「呪怨」では男の子を効果的に使ってたが、今回は女の子で小道具として人形が使われている(これが子供が持つようなシロモノでなくとにかく不気味!)
ヌ~と幽霊が現れたり人物の後方を子供が走りぬけたりするのは「呪怨」の雰囲気・・・て言うより「リング」から始まるアジアホラーの最近のパターンと代わり映えしないけど「呪怨」じゃないと思うと何か新鮮!?私はよほどこの監督に「呪怨」のイメージを持ってる見たいだ。
でも8ミリカメラのフィルムがカラカラと回る音が今回効果的に恐怖感を盛りたてていいですな
よく心霊の体験談で深夜の山道で車を走らせてると人が飛び出てきて跳ねてしまい、車を降りて見て見ると誰も居なくて、その替わり漆黒の闇の木立の中から無数の顔が見えてきて・・・て体験談で出てきそうだが、それを映像化した場面がこの作品で出てきますが、これが気持ち悪いですね~ 「あのネタを映像にするとこんな感じか・・・」と思わず思ってしまいましたよ
この作品はプロットが少し複雑で、まず実際の惨殺事件があり、それを映画化する話があって、それの作品「記憶」を撮影している過程での怪奇現象を「輪廻」として我々が見てるという構成です。
どことなく「女優霊」を連想してしまう所もあるんだが撮影所てのはこう言う映画には持って来いの舞台ですね。
35年前の11人惨殺事件(チョイ八つ墓村?)の犠牲者が生まれ変わって・・・て展開は始まって早々に予想は付いてしまうけど、今回は最後に少し捻りを加えてるのが「呪怨」とは違うところで、ひたすら幽霊で見せる怖さと違いストーリーに多少のトリックを使い話的にもゾッとさせれるのを用意しております。
まぁ 途中で判らなくはないけど・・・でも「呪怨」からやや一歩前に出てくれたかな?と言う印象はあるので、そろそろ「呪怨」は打ち止めにして新しい題材にどんどん取り組んでほしいものですな(ハリウッド版のパート2するらしいけど)
この映画で特筆なのが優香の存在ですね。
その二コリともせずひたすら過去の恐怖に怯える姿は意外にも上手い芝居を見せてくれ、その堂々たる悲鳴の上げっぷりは和製スクリーミングクイーンの誕生の予感を感じさせましたよ(特にラストの優香は絶品でっせ~)
前世の業は生まれ変わっても憑いて回るものなのか・・・そんな思いにかられる作品でした
★★★ 2006.1.12(木) 千日前OSスバル座 18:30 スタンド前列端