監督 ニキ・カーロ
出演 シャーリーズ・セロン
ウッディ・ハレルソン
ショーン・ビーン
「モンスター」で肉体改造で醜く変化させて見事アカデミー賞を取ったシャーリーズ・セロンの最新作はもとの美しいお顔に戻って・・・と思ったら今度は顔は真っ黒に汚れ、目の下には赤いアザを作りとまたも汚れ役?
暴力亭主から逃れ、父親が違う子供2人を抱え実家に戻れば父からは冷たくされ唯一の見方は母親だけ・・・しかもレイプされた過去を持つ!
まさに不幸を絵に描いたような役柄を演じてますが、この女性が逆境を跳ねのけ立ち上がるまでの姿を実話に基づいて描かれてます
鉱山で働き生計を立てようとするが、そこは男たちがほとんどを占める職場!
数少ない女性は連日に渡りセクハラを受けている。
実際大きな社会問題の一つのセクハラだが、この映画では悲惨なまでの仕打ちを見せてくれます。
男社会の職場での女性への嫌がらせは性欲と言うよりは男から見た女性への偏見と反発から来るものなんでしょうが、ウンチで落書きしたり、簡易トイレのボックスごと押し倒したり弁当箱にチ○○コのオモチャを入れたりと低レベルな嫌がらせで同姓として情けない(勿論、オシリ触るのは日常茶飯事!)
でも実際はそんな行為もされてるとこあるんでしょうな~
またそこで働いてる女性も何か逞しい方々で根性が座ってそうな厳つい面々・・・でもその環境に順応する事=耐えることに慣れていた彼女たちの意識を主人公が動かしていくところは女性の強さのようなものを感じます。
主人公がその会社を告発し訴訟に持ち込んでいく過程において様々なエピソードがあるがフランシス・マクドーマンド演じる友人が不治の病にかかり衰弱していく所は泣かせますね。
その彼女を支えるショーン・ビーンもいつもの悪役ぶりとは打って変わって献身的に看病する姿はジーンとさせられます
また父親とのエピソードも後半は泣かせる場面が用意され、ある意味この作品の大きなハイライトとなっています
この辺の父親の取った行動はある種感動ものですね
また法定シーンはなかなか面白く、アメリカの裁判制は実に映画向きだな~といつもながら思ってしまいます。
弁護士のウッディ・ハレルソンがここでは活躍しますが、相手側の証人のセロンの元彼を尋問しやり込める場面はストーリー的には胸のすくシーンだが、どう見ても誘導尋問でしょう・・・とツッコミ入れてしまいました(どうでもいいけど裁判長がハマコーそっくりだった!)
女性のみならず、それまで嫌味な態度を取っていた男たちまでの心を揺り動かす彼女の行動はタイトル通りスタンドアップする勇気の大切さを感じました
★★★★ 2006.1.19(木) 角座2 18:55 O-17
出演 シャーリーズ・セロン
ウッディ・ハレルソン
ショーン・ビーン
「モンスター」で肉体改造で醜く変化させて見事アカデミー賞を取ったシャーリーズ・セロンの最新作はもとの美しいお顔に戻って・・・と思ったら今度は顔は真っ黒に汚れ、目の下には赤いアザを作りとまたも汚れ役?
暴力亭主から逃れ、父親が違う子供2人を抱え実家に戻れば父からは冷たくされ唯一の見方は母親だけ・・・しかもレイプされた過去を持つ!
まさに不幸を絵に描いたような役柄を演じてますが、この女性が逆境を跳ねのけ立ち上がるまでの姿を実話に基づいて描かれてます
鉱山で働き生計を立てようとするが、そこは男たちがほとんどを占める職場!
数少ない女性は連日に渡りセクハラを受けている。
実際大きな社会問題の一つのセクハラだが、この映画では悲惨なまでの仕打ちを見せてくれます。
男社会の職場での女性への嫌がらせは性欲と言うよりは男から見た女性への偏見と反発から来るものなんでしょうが、ウンチで落書きしたり、簡易トイレのボックスごと押し倒したり弁当箱にチ○○コのオモチャを入れたりと低レベルな嫌がらせで同姓として情けない(勿論、オシリ触るのは日常茶飯事!)
でも実際はそんな行為もされてるとこあるんでしょうな~
またそこで働いてる女性も何か逞しい方々で根性が座ってそうな厳つい面々・・・でもその環境に順応する事=耐えることに慣れていた彼女たちの意識を主人公が動かしていくところは女性の強さのようなものを感じます。
主人公がその会社を告発し訴訟に持ち込んでいく過程において様々なエピソードがあるがフランシス・マクドーマンド演じる友人が不治の病にかかり衰弱していく所は泣かせますね。
その彼女を支えるショーン・ビーンもいつもの悪役ぶりとは打って変わって献身的に看病する姿はジーンとさせられます
また父親とのエピソードも後半は泣かせる場面が用意され、ある意味この作品の大きなハイライトとなっています
この辺の父親の取った行動はある種感動ものですね
また法定シーンはなかなか面白く、アメリカの裁判制は実に映画向きだな~といつもながら思ってしまいます。
弁護士のウッディ・ハレルソンがここでは活躍しますが、相手側の証人のセロンの元彼を尋問しやり込める場面はストーリー的には胸のすくシーンだが、どう見ても誘導尋問でしょう・・・とツッコミ入れてしまいました(どうでもいいけど裁判長がハマコーそっくりだった!)
女性のみならず、それまで嫌味な態度を取っていた男たちまでの心を揺り動かす彼女の行動はタイトル通りスタンドアップする勇気の大切さを感じました
★★★★ 2006.1.19(木) 角座2 18:55 O-17