監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演 ジョディ・フォスター
ショーン・ビーン
ピーター・サースガード
久々の先行レイトショーでの鑑賞で少し早く劇場(シネコン)に着きロビーの待合でまってると、ド~と人の流れがやってきた。
前の回の上映がどうやら終わった見たいだが「結構入りはいいな~」と呑気に思ってたらふと気づいた・・・「そうそう、このままでは結末が耳に入ってしまうかも知れんぞ!」
すぐさまこの場から脱出しなければと急いでウロウロしてると離れた場所のエレベーターが来た!
すぐ飛び乗ると私に続いてどこから来たのか小学生の女の子を連れた親子連れが乗って来た。
「映画帰りの面々もここまでは来ないやろ・・・危ないとこやったわ」と安堵の私。
親子連れと私の乗ったエレベーターに暫しの沈黙が続いたが、おもむろに親子連れの父親が「あのラストでの・・・」と語りだした・・・助けてくれ~!堪忍してぇ~な~ 密室は危険!
高度1万メートルの上空を飛ぶ旅客機の中から忽然と少女が消えた!
母親は血眼になって捜すが、乗客や乗務員の誰一人としてその子の存在を知らないと言う・・・どうしてもヒッチコックの傑作「バルカン超特急」を連想してしまうプロットですが、大筋は勿論まったく異なります(ヒッチの方は老女が消えたけど)
大騒ぎする母親に機内はエアポートシリーズばりにテンヤワンヤな状況!
チョイこの辺はオーバーな気もしますが、夫を亡くしたショックもあるのでまぁ仕方ないとしょうか・・・
乗客全員が容疑者でありながら誰も動機がない矛盾!居るはずのない少女の存在・・・これは母親の瞑想か?それとも何かの陰謀か?観客の脳内に常に?をつけながら見せる展開はスピーディなテンポで見せてくれます。
98分という上映時間もほどよくて良いですな
この作品一つの見所として旅客機の客室以外の内部の描写がよく見せてくれます。
「エクゼグディブ・デジション」でも見せてくれましたが、へ~こんな感じになってるのか・・・と感心します。
その内部をジョディ・フォスター扮する母親が死に物狂いで娘を捜す姿に母親の深い愛情と同時に異常なまでの執念を感じます
サスペンススリラーとしてはテンポも良く、また今のアメリカが抱えてる問題でもあるテロへの脅威や特定人種への偏見などもサラリと描きながらラストまで引っ張って行きます。
と、ここまでが作品としてのレビューなんですが、ここから先はこの作品の結末の部分で感じた事を書きますので未見の方はここから先は見ないで下さい
ネタバレ警報発令!
しかしこの作品は途中から、もしかして「フォーガットン」に似てるぞ~何て思った方も多いと思いますが、夢かうつつか瞑想か?はたまた犯人が居て理論的に解決するのか?とまぁどちらかになってくるんですが、冒頭の場面がベンチに座る母親(J・フォスター)のカットとそこに夫がいかにも幻っぽく現れて、やがて誰かが死んだかのような霊安室の場面などフラッシュバックのように見せる始まり方だった為、観客の頭の中に母親は風通の状態ではないと言う意識があるので、この事件はやはり「フォーガットン」見たいな爆笑オチや瞑想系、もしくは夢オチとか「シックスセンス」見たいな霊的なものなどつい想像してしまうけども実際は普通に誘拐を利用したハイジャック事件・・・冒頭の思わせぶりな場面がフェイクとして用意されたもんならまずまずな手法でしょうがね。
でも途中、捜査官の目つきからして何かおかしいし、どうも不自然な態度から妖しさ満点になるので見破った方も多いんではないんでしょうか?
犯人の動機もそこまでする理由があまり説明されてないように思うし、少女死亡のガセねた等の捏造に関してもあまり説明されてない様に感じ不満が残ります
犯人もろとも吹っ飛ばすのも考えもののような気がしますな~
むしろ実は母親が死んでてこれあの世行きの飛行機だった・・・見たいな方が好みやね~
★★★ 2006.1.21(土) アポロシネマ8 スクリーン4(先行レイトショー) 21:35 L-9
出演 ジョディ・フォスター
ショーン・ビーン
ピーター・サースガード
久々の先行レイトショーでの鑑賞で少し早く劇場(シネコン)に着きロビーの待合でまってると、ド~と人の流れがやってきた。
前の回の上映がどうやら終わった見たいだが「結構入りはいいな~」と呑気に思ってたらふと気づいた・・・「そうそう、このままでは結末が耳に入ってしまうかも知れんぞ!」
すぐさまこの場から脱出しなければと急いでウロウロしてると離れた場所のエレベーターが来た!
すぐ飛び乗ると私に続いてどこから来たのか小学生の女の子を連れた親子連れが乗って来た。
「映画帰りの面々もここまでは来ないやろ・・・危ないとこやったわ」と安堵の私。
親子連れと私の乗ったエレベーターに暫しの沈黙が続いたが、おもむろに親子連れの父親が「あのラストでの・・・」と語りだした・・・助けてくれ~!堪忍してぇ~な~ 密室は危険!
高度1万メートルの上空を飛ぶ旅客機の中から忽然と少女が消えた!
母親は血眼になって捜すが、乗客や乗務員の誰一人としてその子の存在を知らないと言う・・・どうしてもヒッチコックの傑作「バルカン超特急」を連想してしまうプロットですが、大筋は勿論まったく異なります(ヒッチの方は老女が消えたけど)
大騒ぎする母親に機内はエアポートシリーズばりにテンヤワンヤな状況!
チョイこの辺はオーバーな気もしますが、夫を亡くしたショックもあるのでまぁ仕方ないとしょうか・・・
乗客全員が容疑者でありながら誰も動機がない矛盾!居るはずのない少女の存在・・・これは母親の瞑想か?それとも何かの陰謀か?観客の脳内に常に?をつけながら見せる展開はスピーディなテンポで見せてくれます。
98分という上映時間もほどよくて良いですな
この作品一つの見所として旅客機の客室以外の内部の描写がよく見せてくれます。
「エクゼグディブ・デジション」でも見せてくれましたが、へ~こんな感じになってるのか・・・と感心します。
その内部をジョディ・フォスター扮する母親が死に物狂いで娘を捜す姿に母親の深い愛情と同時に異常なまでの執念を感じます
サスペンススリラーとしてはテンポも良く、また今のアメリカが抱えてる問題でもあるテロへの脅威や特定人種への偏見などもサラリと描きながらラストまで引っ張って行きます。
と、ここまでが作品としてのレビューなんですが、ここから先はこの作品の結末の部分で感じた事を書きますので未見の方はここから先は見ないで下さい
ネタバレ警報発令!
しかしこの作品は途中から、もしかして「フォーガットン」に似てるぞ~何て思った方も多いと思いますが、夢かうつつか瞑想か?はたまた犯人が居て理論的に解決するのか?とまぁどちらかになってくるんですが、冒頭の場面がベンチに座る母親(J・フォスター)のカットとそこに夫がいかにも幻っぽく現れて、やがて誰かが死んだかのような霊安室の場面などフラッシュバックのように見せる始まり方だった為、観客の頭の中に母親は風通の状態ではないと言う意識があるので、この事件はやはり「フォーガットン」見たいな爆笑オチや瞑想系、もしくは夢オチとか「シックスセンス」見たいな霊的なものなどつい想像してしまうけども実際は普通に誘拐を利用したハイジャック事件・・・冒頭の思わせぶりな場面がフェイクとして用意されたもんならまずまずな手法でしょうがね。
でも途中、捜査官の目つきからして何かおかしいし、どうも不自然な態度から妖しさ満点になるので見破った方も多いんではないんでしょうか?
犯人の動機もそこまでする理由があまり説明されてないように思うし、少女死亡のガセねた等の捏造に関してもあまり説明されてない様に感じ不満が残ります
犯人もろとも吹っ飛ばすのも考えもののような気がしますな~
むしろ実は母親が死んでてこれあの世行きの飛行機だった・・・見たいな方が好みやね~
★★★ 2006.1.21(土) アポロシネマ8 スクリーン4(先行レイトショー) 21:35 L-9