MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.089 「SAW ザ・ファイナル 3D」 (2010年 90分 ビスタ)

2010-11-12 23:24:14 | 2010年劇場鑑賞
監督 ケヴィン・グルタート
出演 トビン・ベル
   ケイリー・エルウィズ
   ショーン・パトリック・フラナリー



ますます質が落ちて行くスーパーホラーシリーズの完結編を見にTOHOシネマズなんばへ!
もうこの時期と言えば「SAW」の季節、SAWの秋という雰囲気になってきた感がありますが(ま、一部の人はですが・・・)
いよいよ7作目にしてファイナルを迎えるに至りました。
せめて「SAW3」・・・譲って4ぐらいで辞めておくべきシリーズでしたが・・・さて最後に「ゲームオーバー」って言うのは誰???

(あらすじ)

ジグソウ(トビン・ベル)の発案した殺人ゲームから奇跡的に生還した人々は心に深い傷を負い、救いを求めていた。
彼らは自身もゲームの犠牲者であるとともに生存者でもある精神的指導者、ボビー(ショーン・パトリック・フラナリー)のもとに集まってくる。
だが、次第にボビーの暗い過去が明らかになってくるにつれ、新たな恐怖が忍び寄る。



冒頭からショーウィンドウで電気ノコギリを使ったトラップに3人の男女が繋がれてるシーンは今までにないパターンでした。
道行く人らの前での公開ゲームはなかなか面白いではないか。
3D効果を狙ったノコギリのアップや画面から飛び散る血しぶきと臓物!
ホラー映画らしい3D効果で、さすがファイナルというだけあって景気のいいオープニングでした。
でもこの映画を3Dにする意味はあまり無いように思うけど・・・ちなみに劇中リンキンパークも殺されてたな(ボーカルのチェスターが)

「4」「5」「6」と比べると結構面白く見れたと思います。
本編前に日本だけだろうけど前6作のあらすじをダイジェストで見せてくれますが、これがホント駆け足で、解ったような余計にややこしくなったような微妙なダイジェストですが、これが無いとシリーズ全部見てない方には意味が理解出来ない人もいるかもね~

偽の生還者を出すとところなどはなかなか目の付けどころも良いと思うし、迷路のようなトラップをくぐり抜けて行くボビーの姿は「3」のジェフのパターンと似てるけど、まるでゲームのような緊張感」は初期のシリーズを思わせる。
でも良く見るとあまり目新しさは冒頭のショーウィンドウのシーンぐらいで、後は過去のパターンの繰り返しやアレンジ・・・ほんとこれでシリーズを打ち切るべきですね



毎年このシリーズを見せられると、最後のオチも予想してしまうし、またそれが当たるし(笑)
元来こじつけシリーズだっただけに最後も強引に辻褄を合せようとした結果、何とも完結編と呼べるかどうか微妙な状況・・・
ま、ファイナルって言うんだから終わりなんでしょうね~と思いたい
でもこのジャンルの映画は例え完結しても、"ニュービギニング"とか"レガシー"と言った都合のいいフレーズがある事を忘れてはならない・・・この”ファイナル”と言う言葉こそ観客に仕掛けられたトラップかもね



★★★ 2010.11.11(木) TOHOシネマズなんば スクリーン4 16:15 C-12