MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

アイドル映画興亡史 2(セイントフォー編)

2010-11-23 00:13:00 | 映画の話題



CSで84年度作品の邦画「ザ・オーデション」を見た。
レンタルビデオ黎明期に1500円払って借りて見ましたな~
この作品はアイドルとしてデビューを目指す四人の少女(実際のアイドルユニットのセイントフォー(板谷裕三子・浜田範子・鈴木幸恵・岩間沙織)が80年代アイドルらしく?下手くそな芝居で怪演)と人生に再起を賭ける世良公則扮するマネージャーの物語。

1984年の作品だが当時はまだ賞レースなどが世間の注目を集めてる時代と言う事でやたら賞レースにこだわる・・・それも懐かしいけどね~
全体的に流れる音楽なども80年代風です。 

改めて見るとサクセスストーリーと言うよりは芸能界の弱肉強食の世界で潰されていく弱者の物語と言う悲惨な話しでした。
四人グループはデビューどころか解散してバラバラになり、マネージャーは大手芸能プロダクション社長の中尾彬にボコボコにされ廃人同様になる・・・
でも新人賞発表のステージ上で予め事務所の根回し等で賞が決まる業界の出来レースを生中継の中で暴露する場面などもあり、そういう内幕モノでもあったんですね

オーディションに受かるには審査員に裏金を渡すのは常識とばかりに世良マネージャーはせっせと金を包み審査員に渡し自信満々に結果発表に望むも、所詮は弱者のはした金・・・
大手芸能プロダクションの資金力には叶うまでもなく落選してしまうシーンが出て来ますが、この辺の力関係パワーゲームは露骨で意外と面白い!

それでも生中継の告発騒動から思わぬ評判となった四人が結局アイドルとしてデビューしてしまうと言う結局終わって見ればめでたしめでたしな映画。
でもラストシーンで四人が歌ってるのがきらびやかなステージでは無く、デパート屋上の特設ステージと言う所詮はその程度のB級アイドルってのが泣かせるね(笑)(しかも2時間もここに居てくれるってMCが言うけど暇な証拠やんけ)

ちなみに主題歌は♪不思議Tokyoシンデレラ
セイントフォーは現実にB級のまま呆気なく消え、ピンとしては後に板谷祐三子はじめメンバーたちがグラビアでヘアヌード連発してました
メンバーの中で美形で巨乳の板谷祐三子さんは今おもえばメガネアイドルの走りやったかもな~
まぁ~25年前に一度ビデオで見た事があるとはいえ、内容も殆ど覚えてなくて今見たら予想に反して興味深く見てしまった



★★★★