MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.002 「フライング・ギロチン(2012年 113分 シネスコ)

2014-01-10 01:28:47 | 2014年劇場鑑賞
監督 アンドリュー・ラウ
出演 ホァン・シャオミン
   イーサン・ルアン
   リー・ユーチュン



続いてアメリカ村に移動しましてシネマート心斎橋で本年の2本目の鑑賞
ガラリと変わって香港映画です
それも時代物・・・先ほどの作品よりはだいぶん空いてはおりますが、いつもの平日よりかは多いね
なんたってこの映画の主題のアイテムは古くからの香港カンフー映画ファンには特別な思いれがありそうなものですからね

(あらすじ)

清朝時代、第5代皇帝雍正帝(アンドリュー・ラウ)は宮中の反乱分子を退けるため、ひそかに暗殺部隊「血滴子」を結成する。部隊を率いる総領官(ジミー・ウォング)は、隊員の冷(イーサン・ルアン)たちに清朝打倒をたくらむ革命闘士の長である天狼(ホァン・シャオミン)の暗殺を指示。
だが、激しい抵抗に遭い、仲間の穆森(リー・ユーチュン)が捕まってしまう。



アンドリュー・ラウが描く新世紀の空飛ぶギロチン・・・興味はこの1点に尽きます
内容はあまり期待せず、このフライグギロチンの殺戮ぶりに期待なんですが、何とこのフライングギロチンがまともに出てくるのはオープニングシーンぐらいで、本筋にはほとんど出てきません!
CGで描かれるメカニックなフライングギロチンはかつてのジミー・ウォング主演の「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」のアナログ感からはずいぶん進化した(でもストーリーの時代背景は同じような時代だろうけど・・・)殺戮兵器!
もっとクライマックスもバンバンと首を刈り取って欲しかったもんです

映画はこのフライングギロチンが過去のものとなり、変わりに鉄砲や大砲のような飛び道具が主流となった時代の話で
フライングギロチンの使い手である暗殺部隊「血滴子」が時代とともに追いやられて、秘密の暗殺団だけに歴史から抹殺されて行こうとする話です
使い回せれた挙句、闇に葬られようとする血滴子たちの姿が描かれる
フライングギロチンの武器そのものと言うより、その武器の使い手たちが追いやられて行く話だったのです



破天荒なアクションのバカ映画と違い、重い感じの映画でした
違う意味でそこそこ楽しめましたが、やはりフライングギロチンの活躍ももうちょっと見たかったな



★★★★ 2014.1.3(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 18:00