MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.037 「ウォッチメン」 (2009年 163分 シネスコ)

2009-04-04 00:31:18 | 2009年劇場鑑賞
監督 ザック・スナイダー
出演 パトリック・ウィルソン
   マリン・アッカーマン
   ジャッキー・アール・ヘイリー



早いものでもう4月になりました。
その割にはまだ少し寒い日が続きますが・・・春になるとまたまた映画も話題作公開されます。
春休みの話題作・・・と言ってももう来週から児童や学生さんたちは新学期ですが、その春休み映画でも一番の注目作(個人的には)がこのダークファンタジー「ウォッチメン」です。

(あらすじ)

ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。
しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。
殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されていた。
しかも、ウォッチメンたちの殺害はその後も続き…



なんといっても歴史的な事実の裏にヒーローが存在していたら?という設定で進むストーリーが面白いです。
ジョン・F・ケネディ暗殺事件やベトナム戦争にヒーローの姿があったらというのは面白かった。
ベトナム戦争に巨大なヒーローであるDrマンハッタンが大暴れしてべトコンたちを鎮圧してしまい大勝利してしまったりと歴史をひっくり返すことにより、現在とは少し違う世界が描かれます。

そんな中でヒーローの存在が違法となった時代、かつてヒーローだった男が殺される・・・架空の世界となったアメリカを舞台にダークでミステリアスな雰囲気で映画が展開されていきます。
でもこれが結構重たい空気となっていて独特の世界観がそこにあるのですが、少し疲れますね。
この辺は普通のヒーロー物のような単純明快なストーリーだと思って見るととんでもないことになるのではないでしょうかね~
特に163分と相当な長尺な上映時間だけにね・・・

誰が何のためにヒーロー狩りをしてるのか?
事件を追っていく、顔の無い男・・・ミステリアスなサスペンスタッチな空気が重くのしかかる前半から中盤までの展開ですが、後半は雰囲気がアクション仕立ての活劇要素が全面に出てくるのは賛否があるかも?



たしかにあのまま暗く重いムードのままラストまで行くのは、一種独特な世界があっていいかも知れないが、映画としては重く疲れるのも事実・・・そういう意味では後半を動きを持たせたのは良かったかもね~

キャストはあまり馴染みのない俳優が多いけど、ジャッキー・アール・ヘイリーという名前が懐かしい・・・あの「がんばれベアーズ」の不良スラッガーのあいつですね。
えらい歳食いましたな~でもいろいろな映画に出てるようですね・・・今まで気が付かなかった。



★★★★ 2009.4.2(木)布施ラインシネマ10 北館 シネマ4 16:00 I-2

No.036 「ワルキューレ」 (2008年 122分 ビスタ)

2009-04-01 00:25:23 | 2009年劇場鑑賞
監督 ブライアン・シンガー
出演 トム・クルーズ
   ケネス・ブラナー
   ビル・ナイ



今日は久々のアポロシネマ8でのレイトショーでの鑑賞です。
もっとも近場のシネコンなのに最近はここに来る回数が減ってまして、ポイントも停滞しておりましたがこの映画で何故か2倍ポイントが付いて次回から1本無料で見れるわ・・・
今日の映画はこの春の期待作トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」です。

(あらすじ)

第二次世界大戦下のドイツ。
戦地で左目を負傷した将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、祖国の平和のためにヒトラー暗殺計画を思いつく。
過去に40回以上の暗殺計画をくぐり抜けてきたヒトラー(デヴィッド・バンバー)とその護衛たちを前に、大佐たちの計画は成功できるのか・・・



ワルキューレ・・・という言葉の響きは私にしたらワーグナーという作曲家というより先に思い浮かぶのは「地獄の黙示録」、ギルゴア中佐、ナパーム・・・「地獄の黙示録」の中での大きな見せ場であるべトコンの村空爆シーンで使われるこの勇壮な曲はクラシックに何の教養もなかった当時中学坊主だった私の頭の中にワーグナーという作曲家の名前がインプットされたもんでした。

この映画はヒトラー暗殺作戦を史実の元づいて映画化された作品ですが、冒頭に北アフリカ戦線での空爆シーンがあるぐらいで派出なシーンはほとんどなく、暗殺計画が計画されるところから実行され、その結末までをサスペンスタッチで描いた作品。
正直、トム・クルーズが主演でなくてもいいような映画なんだが、手首は片方は失い片目は終始眼帯してるという彼にしたら珍しい役どころ。
またその脇を固める豪華キャストも渋くてよかったですね。
ケネス・ブラナー、トム・ウィルキンソン、ビル・ナイ 、テレンス・スタンプ・・・実力派俳優たちがクーデターを起こす反逆者たちを悲壮感一杯に演じてます。



まるで実話にしてはドラマティックすぎる展開はある意味映画化向きの作戦ですね。
作戦が淡々と遂行されていくのをテンポよく飽きさせず見せてくれます。
主人公のシュタウフェンベルクがヒトラーに接近するドキドキ感やカバンを使ったカラクリなど史実とはいえ実にドラマティックな展開で面白いですね。
ただ気になったのがオープニングのトム・クルーズのナレーションがドイツ語訛りだったのに言葉が進むにつれてだんだんと気がつけば普通の英語に変わっていったのが、何かおかしかったな~



★★★★ 2009.3.28(土) アポロシネマ8 スクリーン6 21:05 F-6