夕暮れの帰港

　ヴォーという音をたてながら、ゆっくりと船が帰港する。ちょうど夕陽が落ちて消えゆくときと重なり、なにかに急がされているようなふうに見える。
　手前の船が帰港し終えると、奥のフェリーが点灯し、錨を上げてゆっくりと動きだす。
　フェリー埠頭の夕暮れは、いつまでも見ていたい気がする。

　KissDN + EF 28mm F1.8　単焦点なので、陸の果てから海を撮るなら、これ以上近寄ることもできない。ありのままの素直な状況から、せめて少し構図を考えてみたりしている。
　しかし何度も書くように、小型軽量で明るいレンズは、ズーム全盛の暗いレンズが多い現在、非常に貴重だ。キヤノンは極めて優れた高感度低ノイズを達成しているが、それでもやはり、ISO100を基本としたい。

紅葉の美

　紅葉の季節をやっと迎えた、といってもまだまだピークはこれからなのだが。昨年はほとんど撮れなかったので、今年はぜひ、撮影にでかけたいものだ。
　たくさんの紅葉、とくに真っ赤に染まった山々など撮影できれば最高なのだが、今はそれもすぐには叶わず、少し色づいた葉を見つけるのみである。
　しかし一枚の葉でも、じっくり見つめてみると、その色彩は多彩でため息がつく程だ。

　機材はKissDN + 50mm F1.8II　単焦点独特のコンパクトさが売りだ。言い方は悪いが8000円ほどの廉価レンズで、これだけ解像度の高い画像が得られるのだから、ここ数年のデジタルの進歩と、キヤノンレンズの優秀さが伺える。

ちょっと寄り道・・・フェリー埠頭の夕景４

　この夕陽の方向にはちょうど関空（関西国際空港）がある。ちょうど飛行機が離陸して急上昇している。その飛行機雲を撮影した。飛行機から外の世界は、いったいどのように映るんだろうか？

　KissDN + EF 28mm F1.8 USM

ちょっと寄り道・・・フェリー埠頭の夕景３

　やっと海の間際までやってきた。期待通りに夕陽がちょうど沈みそうであった。今日は意外に風が吹いており、ややうねりを感じる。夕陽の模様が激しく変わるので、何度もシャッターを切って、波紋の反射を楽しんだ。
　今日は本当に気楽人らしく、肩肘張らずに撮影できて楽しかった～という感じだった。誘いに感謝・感謝である。

　KissDN + EF 28mm F1.8 USM

ちょっと寄り道・・・フェリー埠頭の夕景２

　シンメトリーというのか、左右対称である。ここはゲートがあるので、時間が来れば閉じこめられてしまうかもしれない。撮影に赴くためには、少々の危険は覚悟のうえ？？である。

　KissDN + EF 28mm F1.8 USM

ちょっと寄り道・・・フェリー埠頭の夕景１

　コスモスを取り終えたところでお腹が空いたので、ちょっとラーメン一杯ひっかけにいった。満腹になったところで、今度は車に乗り換えて、海沿いまで走っていった。
　埠頭の端近くまでくると、まさに夕陽が沈む直前だった。待ちきれずに急いで小走りに走ったが、途中のトラックのところで立ち止まって。まずこの一枚を撮った。

　KissDN + EF 28mm F1.8 USM

ちょっと寄り道・・・畑のコスモス３

　薄紅のコスモスを、レンズ手前ギリギリまで持ってきている。コスモス畑には美しい花ばかりではないので、画面を整理するのにちょっと苦労する。

　KissDN + EF 28mm F1.8 USM

ちょっと寄り道・・・畑のコスモス２

　よくある構図だが、下から見上げた花と青空が、やはりコスモスの写真らしい定番といえよう。ガクの部分の形状も美しい。これならマクロでない広角レンズでも十分だ。

　KissDN + EF 28mm F1.8 USM

ちょっと寄り道・・・畑のコスモス１

　ちょうど1週間前の朝に撮影したコスモス畑だが、今日の仕事終わりにちょっと撮影する機会に恵まれた。花に誘われたのか柵の中まで入り、先週より近づいて撮ることができた。
　花を撮るとは思わずに家を出たので、機材はKissDN + EF 28mm F1.8 USMである。もちろんマクロレンズではないし、この組み合わせなら街頭スナップが関の山だろうが、幸いなことに、ある程度近距離の撮影が可能だ。
　このレンズなら開放絞り値付近でも十分な画質が得られるので、絞り値は1.8～2.0程度に設定した。

　背景のボケ味は、なかなか美しい。しかし蚊にたかられるのは夕刻のなせるわざか・・・

　KissDN + EF 28mm F1.8 USM