2022年1月30日(日)、BS-TBSで1979年のイギリス映画『007 ムーンレイカー』(
Moonraker)が放送されました。
これは、僕が初めて見た007シリーズなのですが、父親に連れて行ってもらい映画館で鑑賞しました。
中学生の僕がどの程度英語が理解できていたのか記憶にありませんが、字幕版を見たはずです。
今見てもカリフォルニア、ベネチア、ブラジル、そして宇宙を舞台とするとてもスケールが大きく面白い映画です。
↑これは、下記の書のこの映画についての記述です。
幼い頃にはディズニー映画などに連れて行ってもらった記憶がありますが、ティーンエイジャーになって初めて父親に連れて行ってもらった映画なので、ある意味特別な意味を持つ映画です。
1995年8月にカナダのブリティッシュコロンビア州とアメリカのオレゴン州とワシントン州を旅しましたが、その際、シアトルのミステリーの本の専門店Mystery BookshopでIam Fleming作この映画の原作本を古本で見つけ、購入したこともよく覚えています。
さて、映画に話を戻しますが、当時はわからなかったけど、今になってわかることもありました。
たとえば、あるシーンで暗証番号でドアロックを開けるシーンがありますが、そのシーンではドアロックの番号を押すと音階のついた音が鳴ります。
その音は、映画『未知との遭遇』(
Close Encounters of the Third Kind, 1977)の宇宙との交信音と同じです。
これは、『未知との遭遇』のスピルバーグ監督に敬意を払ってのことなのでしょうか。
スピルバーグへの敬意は、『007 ムーンレイカー』に出てくるリチャード・キール(Richard Kiel)演じる金属の歯を持つ大男にジョーズ(Jaws)と名付けていることからもうかがわれます。
これは、もちろんスピルバーグの映画『ジョーズ』(
Jaws, 1975)を踏まえてのことでしょう。
また、宇宙のシーンもその後建設される宇宙ステーションのような基地が舞台となります。
またブラジルに行くシーンは当時エアフランスで飛ばしていたコンコルドが出てきます。
今回の放送は日本語吹き替え版でしたが、また英語音声で見てみたいと思います。
1995年のシアトルへの旅については、以下の記事をご覧ください。