こちらの記事と見出しは違いますが内容は同じです。
この記事によると、今、アメリカ各地でrails -to-trails movementが進められているとのことです。
これは、鉄道の廃線をサイクリング・ウォーキング道にしようという運動です。
僕の知っている新見市の姉妹都市ニューパルツでも以前は鉄道が走っていた道をサイクリングやウォーキングのための道として活用しています。
それをrail trailと呼び、それがどんどん拡大している印象です。
また、火災により焼失した以前の鉄道橋を再びサイクリングやウォーキングの道として数年前にWalkway over the Hudsonとしてオープンさせています(以下の記事を参照してください)。
雄大なハドソン河を歩いてあるいは自転車で渡るのは本当に気持ちがいいものです。
Walkway over the Hudsonの橋のたもとにはこのように鉄道車が保存されています。
ちなみに静岡県浜松市の僕の高校時代の通学路の一部も以前軽便鉄道が走っていたところを有効活用した遊歩道でした。
(写真は2019年6月23日撮影)
さて、記事の内容に戻ります。
全米で最初に鉄道が遊歩道に変えられたのは、1967年に51.5kmのウィスコンシン州の鉄道が自転車道に変えられた例だそうです。
古い鉄道は多くが平たんなところに作られているので、それをよいサイクリングあるいはウォーキング用の道にすることは比較的簡単なことのようです。
そして、アメリカでは現在、夢のような計画が進行中で、それは、東海岸のワシントンDCと西海岸のワシントン州を自転車道で結ぶという計画です。
そうするとアメリカの都会や田舎、あらゆるタイプの景色を楽しむことができるようになるそうです。
完成すれば、全長5,950kmのGreat American Rail-Trailという名の自転車道となり、現在53%が出来上がっているそうです。
僕自身は体力に自信がありませんので挑戦することはできませんが、例えば、日本一周自転車旅などをしている方、ぜひ、今度はアメリカ横断自転車の旅に挑戦してみるといいですね。
それから、もう一つこの話題に関連して、現在、新見市内の乗車客数が少ない鉄道路線について廃線を含めた検討がされていると聞きます。
幅の面、そして技術面でも実施は簡単ではないことはわかっていますが、僕は、もし廃線となれば、無人運転(自動運転)車専用道路にすることはできないであろうかと思っています。
赤字路線では鉄道駅からのアクセス(二次交通)が問題になっているようです。
これは、鉄道で駅まで行ったもののそこから目的地へ行く手段がないということです。
バスは走っていても鉄道が走らない時間に補完して走っているだけなので、各駅からの二次交通になっていません。
だから駅から家まで自転車や徒歩で移動する通学客しか利用者がいないということになってしまいます(車の免許を取る年齢になると車での移動が便利なので鉄道は使わない)。
線路跡を無人運転車専用道路にし、線路から外れる場所にも適宜移動可能にしておく、しかしながら基本的にはできるだけ線路跡の専用道路を走る、そして、目的地に着いたら目的地に無人運転車を停めておいてもいいし、しばらく使わないのであるなら駅まで帰るようにセッティングして車に帰らせるようにすればいいでしょう。
幸いこの地域では2018年に車の自動運転の実験が行われていました。
(2018年3月11日撮影)
いつものようにあれこれと書き散らかしてしまいました。すみません。