山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

江戸時代のあんドーナッツ(?)

2011-05-31 23:16:20 | グルメ
現在、TBS系で放送されているドラマ『JIN-仁-』、前作のときから夫婦で楽しんでみています。

このたび、テレビでも盛んにコマーシャルしていますが、某大手コンビニでこのドラマにちなんだ商品が販売されています。

その一つが、この「安道名津」(アンドーナッツ)です。


先日、妻に買ってきてもらいました。

幕末さ(?)がよく出ていて、味も悪くなかったです。

今度は、「橘家のお弁当」や「橘家の揚げ出し豆腐」という咲さんの味も食べてみたいと思います。

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劇団昴の『エデンの東』観劇

2011-05-31 23:09:27 | 日記
先日、『オプラ・ウィンフリー・ショー』終わるの記事で少し紹介したように、現在、劇団昴(すばる)によりジョン・スタインベック原作の『エデンの東』が上演されています。

最近、韓国のTVドラマで同名『エデンの東』というものがありますが、それではありません。
また、アニメや小説で『東のエデン』という作品もあるようですが、これまた違います。

僕は、ジョン・スタインベック研究者として、スタインベックが原作の演劇はできるだけ見るようにしていますので、今回も短い上演期間を逃さず、5月29日に東京の下北沢の本多劇場まで日帰りで見に行ってきました。



『エデンの東』はジェームス・ディーン主演の映画で有名ですが、実はあの映画は長い原作の1/3程度しか使われていません。
また、宝塚歌劇でも『エデンの東』が上演されたことがありますが(僕は実際の部台は見ていませんが、ビデオでは観ました)、これも映画版をミュージカルにした感じで扱われているのはやはり原作の1/3程度でした。

実は、『エデンの東』は、スタインベックの作品の中で最も長い小説で、登場人物たちの3世代に渡る長い年月を描いた壮大な物語なのです。

以前、スタインベックの故郷サリナスの地で上映された『エデンの東』(East of Eden)の演劇を観たことがあるのですが(1994年8月)、上演にほぼ半日かかっていました。

今回の、劇団昴の演劇は、映画版よりも時をさかのぼり演劇化されていました。今回の観劇をきっかけにして、あらためて原作を読んでいますが、円熟期のスタインベックが書いた作品だけあって、非常に読み応えがあります。

大阪教育図書から出版されている『スタインベック全集』には、その第12巻、13巻に『エデンの東』が所収されています(←長いです)。
また、第17巻には、スタインベックが『エデンの東』を執筆しているときに書いていた「『エデンの東』創作日誌」が収録されています。
興味をもった人は是非読んでみてください。

さらに興味をもった人に対しては、早川書房版からは2種類の翻訳が出ていることも申し添えておきます。
また、映画版の『エデンの東』や宝塚の『エデンの東』を見てみることもおもしろいでしょう。

僕も原作をあらためて読み直していますが、これを最初に読んだ20代の頃とは違う読み方ができるなあなどと考えながら、楽しんでいます。

ところで、今回の演劇ですが、非常によくできていました。
幕が降りたあと、ポスト・ショー・トークとして脚本家と俳優たちの座談会があり、それも楽しむことができました。

この演劇については、日本ジョン・スタインベック協会のNewsletterにも劇評を執筆することになっています。
もう少し考えを巡らし、的確な劇評を書きたいと思います。
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Steinbeck Studies Vol.34発行

2011-05-31 02:48:49 | 日記
この度の、第35回日本ジョン・スタインベック学会の開催に合わせ、日本ジョン・スタインベック協会の英文学会誌Steinbeck Stuidesを発行しました。



以前Steinbeck Studies編集作業
の記事でも触れたように、今回発行の第34号から僕が編集長を務めることになりました。

今号には、僕は、“Panel Discussion Ⅱ: Teaching Steinbeck in Japan--The Wide Possibilities of John Steinbeck”と題する2010年のSteinbeck Festivalに参加した際のパネルディスカッションの内容報告と中山喜代市先生著の『ジョン・スタインベック』(この記事参照)の英文書評を執筆しています。

編集作業は、いろいろと気を使って大変ですがとても勉強にはなります。

今後とも頑張って編集作業を行なってゆきたいと思います。
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第130回新見英語サロン開催

2011-05-31 02:26:20 | 日記
5月24日(火)第130回新見英語サロンを開催しました。

今回のゲストは、元高校教員であり郷土歴史家の山本 範先生。

山本先生は、郷土の歴史について幅広く研究されていますが、その他に日本人のルーツについても東南アジア各地に出掛けフィールド調査を行われています。

山本先生には、第107回新見英語サロン開催でも報じたように昨年の10月19日の回でもお話をしていただきましたが、今回は「日本人の源流を求めて2―タイ北部―」と題して、お話をしていただきました。



山本先生は、海外旅行は計50回を数え、そのうちタイには16回の訪問をされたそうですが、今日のお話は、タイの歴史や民族についてや、その中で撮られた写真の紹介など、とても90分では足りないような盛り沢山な内容でした。



タイ出身の方を含む計15名の参加者を得て、有意義な会を開催することができました。


次回の英語サロンは、アメリカ出身の新見市ALTであるDonald Wynnさんをゲストスピーカーに迎えて6月14日(火)18:30から新見市学術交流センターの交流ホールで開催の予定です。

お楽しみに。
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第35回日本スタインベック学会でシンポジウムを担当

2011-05-30 01:52:55 | 日記
5月23日(月)、北九州市立大学で日本ジョン・スタインベック学会が開催されました。

まずは、琉球大学名誉教授の仲地弘善会長から開会の辞があり、その後、開催校北九州市立大学の木原謙一副学長よりご挨拶をいただきました。

続けて、日本ジョン・スタインベック協会の元会長で関西大学名誉教授でもある中山喜代市先生の「スタインベック研究の過去、未来」と題する特別講演がありました。

中山先生は、国際的にも著名なスタインベック研究者であり、お名前を「きよし」とお読みするので、僕と同じであり、したがって僕が国際学会に出席しても、中山先生のおかげで、「若い方のきよし」(younger Kiyoshi)として名前をよく覚えていただけています。また、中山先生が率いるスタインベック・カントリーツアーに1994年に参加した際は、道中のホテルでは同部屋滞在をさせていただき、それ以来、色々とお世話になっています。

その後、熊本大学の馬渡美幸先生による、研究発表が行われ、午前中は終了し、昼食となりました。

僕の担当するシンポジウムは、午後最初の演目でした。

シンポジウムのタイトルは「スタインベックと『二十日鼠と人間』と演劇と」でした。
今回は、私が司会兼講師を担当し、他の講師2名は協会外から求める形を取りました。

僕が2008年に観た劇団Link Projectの『二十日鼠と人間』を演出されたLink Project主宰の為国孝和さんと、同じく『二十日鼠と人間』に出演された俳優の塚原英志さんにご登壇いただきました。


まずは僕が、「スタインベック作品の演劇化」と題して、今回のシンポジウムの内容が決まっていった経緯と、スタインベック作品が演劇化されることについて概略を話しました。


その後は、為国さんが「『二十日鼠と人間』を演出して」と題し、ご自身が演出された演劇の主要シーンを見せていただきながら、演出の狙い等を解説されました。


そして、塚原さんが「『二十日鼠と人間』でレニー役を演じて」と題して、知的障害を持ち非常に難しい役であるレニーを見事に演じていた時の体験をお話してくれました。


途中、機材の不調があり少し時間をロスしてしまいましたが、無事与えられた時間を使って有意義なシンポジウムができたのではないかと自負しています。

私たち研究者は、スタインベックの作品がどのように演劇化されるかについては非常に興味をもっているのですが、実際にそれを演出する演出家や役を演じる役者の方々からお話を聞けることがあまりないので、非常に貴重な機会になりました。

また、今回のシンポジウムへの参加が、演出の為国さんや俳優の塚原さんのお二人にとっても何らかの意味で今後の役に立ってくれれば幸いです。

その後は、総会があり、僕は学会誌Steinbeck Studiesの新編集長に就任したことが紹介されました。

最後に、「第30回スタインベック・フェスティバル(於・サリーナス)報告」があり、僕もこのフェスティバルに参加した一員としてビデオ映像をもとに報告をさせていただきました。


学会後は片付けをし、その後恒例の慰労会に新幹線の時間まで参加、帰路に着きました。

今回は、シンポジウムの進行役、スタインベック・フェスティバルの映像準備、学会誌Steinbeck Studiesの編集作業と準備が大変な学会でしたが、無事終えることができ、ホッとしています。


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『オプラ・ウィンフリー・ショー』終わる

2011-05-29 01:56:26 | 日記
アメリカの人気番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』が先週の水曜日(5月25日)に最終回を迎えたとのことを、僕が購読しているThe Daily Yomiuriに転載されているThe Washington Postの特集記事"The end of‘Oprah,' but the empire remains"で知りました。

この番組は、アフリカ系アメリカ人の女性パーソナリティのOprah Winfreyが司会を務めていたもので、平日の午後、全米(及び他国にも)放送される主に主婦層に人気の長寿番組でした。

その番組が、このたび、25年の歴史の幕を閉じたのです。

この番組は、日本では普通には見ることができませんでしたが、僕は、彼女が図書を推薦するOprah's Book Clubというものに興味をもっていたので、機会があれば、アメリカに行ったときや、オーストラリアでも放送されているので、オーストラリアで、この番組を見るようにしていました(と言っても、平日の午後なのでなかなか見ることはできませんでしたが)。

実は、僕が研究しているスタインベック(John Steinbeck)の『エデンの東』(East of Eden)もこのOprah's Book Clubで採り上げられ、その人気が再燃したことがありました。

さて、少し話題はそれますが、この『エデンの東』が、現在、劇団昴により公演中です。

5月28日から6月5日にかけて、東京下北沢の本多劇場での公演で、僕もせっかくなので見に行く予定です。





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小倉のこと

2011-05-29 01:37:09 | 旅行
先の投稿で小倉のことを書きました(↓)。
小倉に行く

実は、以前、妻の姉夫妻が小倉に住んでいたこともあり、小倉には何度か行ったことがありました。

今回は、それ以来久しぶりの訪問でした。

小倉を含む北九州市は、タコマ市とノーフォーク市と2つのアメリカの都市と姉妹都市交流を行なっています。
そのうち、タコマ市は旧小倉市と元来姉妹都市提携を行い、合併により北九州市の姉妹都市となりました。
そのような歴史がありますので、小倉駅のすぐそばの通りが「タコマ通り」という名になっています。


北九州市の姉妹都市交流については、以前、資料を収集し調べたことがあるのですが、今回は単に「タコマ通り」の名が入った標識を撮影したのみです。

月曜日(23日)になり、日本ジョン・スタインベック学会が北九州市立大学で開催されました。
小倉駅そばのホテルに宿泊しましたが、この大学へはモノレールでの移動となりました。
(残念ながらモノレールの写真は撮れませんでした。)

北九州市立大学の北方キャンパスは、競馬場のすぐそばでした。


大学内には、「北方サロン」という活動のポスターが貼ってありました。

僕が主宰している「新見英語サロン」のような活動のようで、興味を持ちました。

学会の内容については、また項をあらためて書きます。


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小倉に行く

2011-05-28 01:28:26 | 旅行
5月23日(月)の日本ジョン・スタインベック学会に先立ち、22日(日)には、日本ジョン・スタインベック協会の懇親会が小倉で開催されました。

せっかくなので、岡山から小倉まで、先日開通した九州新幹線に乗車してみました


車内はきれいですが、さすがに開通直後、車内は結構混雑していました。

小倉に着き、

駅からすぐのリーガロイヤルにて懇親会が開かれました。


今回の学会で僕とともにシンポジウムを担当してくれる二人の講師(演出家の為国孝和さんと俳優の塚原英志さん)も懇親会から出席してくださり、記念に写真を撮影してもらいました。






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昆虫観察その2

2011-05-28 01:16:02 | 日記
ベランダに置いておいたバケツの中に、コメツキムシを発見!


コメツキムシは、ご存知の方も多いと思いますが、仰向けに置いてやると、自分ではじけてジャンプして着地することによって、昆虫本来のうつ伏せの姿勢に戻ろうとします。

また失敗し、仰向けに着地してしまうことも時々あります。

それからその方法以外にも、普通に脚を使って裏返しになることもできるようでした。

息子にコメツキムシのことを教えてあげると、興味を持って、何度も何度も裏返しにして遊んでいました。

でもコメツキムシ君もさすがに疲れたのか、ジャンプして裏返しになる方法をやめ、普通に脚を使っての裏返しを試みるようになってきました。

おそらく、ジャンプする方がエネルギーを使うのでしょうね。
昆虫も疲れを感じるのだろうかと推測されますが、昆虫学的にこれは正しいことでしょうか?

誰か分かる人がいたら教えてください。



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赤いテントウムシ発見

2011-05-28 00:59:44 | 日記
この記事(↓)
昆虫観察
に書いたように、今、息子は昆虫に興味を持っています。そして「くろいてんとうむし」を捕まえたいと思っています。

ということで、先日、近所の川原に「くろいてんとうむし」を探しに息子と行きました。

少し歩いていると何と、赤いテントウムシを発見!

これは捕獲後の飼育ケース内の写真でしかもピンボケですが、通常見られる斑点がなく、本当に真っ赤なテントウムシがいたのです。

僕もこんなテントウムシは、今まで見たことがなかったので、ナナホシテントウの色素異常か何かで斑点が出なかったのかなと思いつつも、もしかしたら非常に珍しい個体かも知れないと思い、はやる心を抑え、慎重に捕まえて家に持ち帰りました。

家で、インターネットで調べてみると、ナミテントウの模様はいろいろなパターンがあり、「模様がないという模様」もあるようで、どうやら特に色素異常などではないようでした。

でも、珍しいので、えさとなるアブラムシのついたヨモギも採取して、飼育することにしました。

去年、息子が捕まえて飼育したナナホシテントウもそうだったのですが、テントウムシを飼育ケースに入れると逃げられないという危機状態が刺激になり、すぐに子孫を残す必要性に迫られるのか、産卵をします。

今回も、このように(これもピンボケの写真でごめんなさい。あまりいいカメラではないので接写がうまくできないのです)、飼育ケースのふたの裏側に黄色い卵を産みつけました。

これが、数日後に孵化するようなのですが、人工の環境でうまくいくかどうか、もし孵化して成虫になったら、赤一色の母親から生まれたテントウムシは一体何色になるだろうか、とても興味深いところです。

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名探偵小説家コナン

2011-05-27 03:39:11 | 日記
以前、看護学部の同僚宇野文夫先生がブログでシャーロック・ホームズのことを書いておられましたが(シャーロック・ホームズと熱帯病など参照)、そのシャーロック・ホームズの生みの親、つまりシャーロック・ホームズ シリーズの作者の名前は、皆さん、ご存知ですか?

         ↓

         ↓

         ↓
   

正解は、(サー・アーサー・)コナン・ドイル(Sir Arthur Conan Doyle, 1859-1930)です。そして先日、5月22日は、そのコナン・ドイルの誕生日でした。

今、「コナン」と言えば、多くの皆さんは、『名探偵コナン』のことを思い浮かべることと思いますが、この「コナン」という名前は、コナン・ドイルから取っているのです。

僕は、『名探偵コナン』を読んだり見たりしていないので、あまり詳しくはないのですが、この主人公は江戸川コナンというようですね。
「江戸川」の名字は、日本の推理小説作家の江戸川乱歩(1894-1965)から取ったものでしょう。

そして、この江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)さんは、ペンネームなのですが、これはアメリカの小説家Edgar Allan Poe(エドガー・アラン・ポー, 1809-1849)から拝借したペンネームなのです。

エドガー・アラン・ポーの作品には怪奇小説・恐怖小説・推理小説が多いのですが、僕は、学生時代にThe Fall of the House of Asher(『アッシャー家の崩壊』)やThe Black Cat(『黒猫』)を読みました。

『アッシャー家の崩壊』は映画にもなっていますので、少し怖い映画ですが、興味のある人はぜひ見てください。
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ディズニー映画『ライオンキング』を観る

2011-05-27 02:59:02 | 日記
幼児教育学科2年生の「英語コミュニケーションⅡ」の授業では、英語圏の子ども文化に触れてもらうべく、いろいろな教材を扱い盛りだくさんの授業をしています。

現代の英語圏の、いや英語圏のみならずですが、子ども文化を語る上では、よくも悪くもディズニーのことを語らないわけにはいきません。

ということで、毎年この授業では、2つか3つのディズニー作品も取り扱います。

僕が所有するディズニーのCD付き絵本全20冊の中から毎年の受講者の希望で作品を選定し、まずは、その絵本をCDを聴きながら講読します。

その後で、それが映画化された作品(日本語字幕・英語音声)を見ます。

絵本で読んだ表現や内容が映画に出てくるので、普通に字幕映画を見るよりは耳からの英語もかなり理解した状態での映画鑑賞が経験できます。

僕の経験から、この状態の、つまり日本語字幕を読みながら耳からの英語も理解した状態での映画鑑賞は、単に英語だけであるいは日本語の吹き替えだけで映画を観るよりは、深い作品鑑賞が可能となるということが言えます。ですから、感動も倍増するのです。

今回見た、『ライオンキング』は、父と息子の話でもあります。ですから、どうしても、自分自身と息子とのことを考えながら見ることとなってしまいます。そのように観ていると、父親ライオンのムファサが息子シンバを救うシーン、息子は救いながらも父親は死んでしまうシーン、息子が大きくなって死んだ父親を思い出すシーン、死んだ父親が亡霊となって息子にアドバイスを送るシーンなどは、とても考えさせられる場面です。

父親だけではなく、母親ライオンも出てきます。母親ライオンのサラビと息子シンバとの再会シーンもとても感動的です。

また、この話には、シェイクスピアの『ハムレット』のモチーフが使われているだろうとか、手塚治虫の『ジャングル大帝』がヒントになっているのかもとかも、考えてしまいますが、それでも、一つの完成された作品としてとてもよく出来上がっているものだと思います。

そして、アニメーション技術や音楽の観点からも、これはとても素晴らしい映画作品だと言えるでしょう

この作品、アメリカでも日本でもミュージカルにもなっています。いつか、ミュージカル版も見てみたいと思っています。

Long Live the Lion King!(ライオンキング万歳!)

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スペリングミス

2011-05-26 03:28:00 | 日記
以前、日本人の英語でも書きましたが、職業柄、いろんなところに英語が書かれていると、つい気になってしまいます。

先日、宿泊した福岡県内のホテルの表示を見て、EXIITとIが一つ多いことに気づきました。


あら捜しでごめんなさい。
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児玉 清さんを悼む

2011-05-26 02:58:01 | 日記
以前、下記の記事でも書いたように(↓)、「パネルクイズ・アタック25」は、僕にとって、日曜日の定番です。

日曜日のお昼の定番

この番組の司会をされていた児玉清さんが、5月16日にお亡くなりになりました。

このところ、病気で司会を休まれていたので心配していましたが、まさかの訃報でした。

同じ、「きよし」としても親しみを感じていました。

児玉さんは読書家としても知られ、各種の書評番組や書評記事でも知られていました。

英語の原書も読まれていたそうで、以前、NHKのラジオ英会話のテキストにも、洋書を紹介するコラムを書かれていました。

NHKの英会話のテキストの古いものは少し保存してあるので、児玉さんの記事が掲載されたものがあるか探してみて、再読したいと思っています。

亡くなられたから少し日にちがたちましたが、僕にとってもショッキングなことでしたので、記事にさせていただきました。

ご冥福をお祈りいたします。


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ライブラリー・トークでスタインベックについて話す

2011-05-26 02:45:21 | 日記
日本ジョン・スタインベック学会でシンポジウムを担当したため忙しく、記事のアップが遅れています。

先週水曜日の5月18日、新見公立大学・短期大学図書館主催のライブラリートークで、「ジョン・スタインベックの短編小説「オオカミの群れが教頭先生を食べたとき」(抄訳)を読む」と題してお話をしました。

難波学長、司書さん3名、学生8名の参加者を得て、まずは、『スタインベック全集』第5巻の「スタインベックの未収録短編小説について」の中に所収された「オオカミの群れが教頭先生を食べたとき」の抄訳を読んでもらいました。

この『スタインベック全集』は、日本ジョン・スタインベック協会が刊行した全20巻の大企画で、僕は、この第5巻の中の「スタインベックの未収録短編小説について」を担当させていただきました。

「未収録短編小説」というのは、スタインベックが雑誌等に発表し、短編集には収められていない短編小説のことを指します。

「オオカミの群れが教頭先生を食べたとき」というタイトルは、なんともグロテスクなものですが、文字通り、この話の中で、オオカミの群れが、教頭先生と1匹のエアデール犬を食べてしまいます。

それでは、スタインベックは、なぜわざわざそのようなグロテスクな話を書いたのでしょうか?

実は、この短い作品の中にもスタインベックの伝えたかったメッセージが含まれているのです。

優れた文学作品というのは、そのようなもので、参加者の皆さんには、ぜひ、それを味わってもらいたかったのです。

どんなメッセージが含まれているのかは、ぜひ、図書館で『スタインベック全集』第5巻を手にとって、僕の解説文を読んでみてください。

そして、これをきっかけにして、スタインベックの作品に興味を持ってくださり、全集を読破してくれる人が出てくることを期待しています。

ちなみに、この『スタインベック全集』は、日本翻訳出版文化賞を受賞し、日本図書館協会選定図書にも選ばれています。

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