時間切れになる前に、自分たちの映画『約束~忘れられない人がいる』(Promise in the Palm)を観ました。
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自分の書斎のPCで観られるのは、渡航費もかからず時間も取られず、よかったと言えばよかったのですが、やはりこれは現地ハンブルクの映画館で上映される中、監督や出演者と一緒に見て、舞台挨拶などもやりたかったという思いです。
芸能ニュースで、映画上映会の際の監督や俳優の挨拶の様子を見ることがありますが、芸能人や映画関係者ではない僕も、字幕翻訳者としてではありますが、そのような舞台に立てたかもしれないチャンスでした。
(演劇『爛々と燃ゆる』(Burning Brightにアドバイザーとしてかかわらせていただいたときには、舞台後のトークショーに出演させていただきました。演劇界の人間ではない僕にとってはとても貴重な経験でした。)
『爛々と燃ゆる』トークショー出演 - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)参照
もちろん映画では、映像と音楽の力が大きく、セリフの字幕はあくまでも脇役であることは承知していますが、それでも自分の字幕を通じてどのように映画の内容が伝わったのかをぜひ現地で確認したかったです。
訳をするうえで苦労したのが、物語の中で重要な詩の場面と、主題歌が流れるシーン。
詩の内容も主題歌の歌詞も映画のストーリーと重要なかかわりを持つものですので、ここをしっかり訳出しなければメッセージが伝わらないと思い、推敲を重ね、とても力を入れて翻訳しました。
作品が素晴らしいものであるということが高い評価を得るためにはもちろん最も大切ですが、特に海外においては、例えば外国語で書かれた文学作品がノーベル文学賞を取るためには、翻訳がとても大切であるということを聞きます。
この『約束』という映画に関わらせていただき、字幕を担当させてもらい、とてもいい経験となりました。
山森 洋監督、本当にありがとうございました。
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また、上映会に来ていただき英語字幕についていろいろと助言をくださったJenny Horaiさん、Nicole Watunyaさん、どうもありがとうございました。