アメリカのユダヤ系作家ポール・オースターが2024年4月30日に亡くなったとの報道がありました。
山陽新聞2024年5月2日
ポール・オースターの作品の多くがニューヨークが舞台になっています。
『ブルックリン・フォリーズ』『写字室の旅/闇の中の男』『ムーン・パレス』『ガラスの街』『幽霊たち』『サンセット・パーク』『インヴィジブル』『内面からの報告書』『冬の日誌』など一連の作品を読み、ポール・オースターの筆致力にすっかり魅了されました。
その中でも特に『ガラスの街』が大好きでした。出だしが秀逸ですし、作品中のニューヨークのまち歩きの場面はぜひ自分でも一度再現してみたいと思います!
ご冥福をお祈りいたします。
ちなみに、僕も共著者として執筆している『ユダヤ系アメリカ文学のすべて 十九世紀から二十一世紀』(小鳥遊書房, 2023)にもポール・オースターについて取り上げられています(僕が書いたのはアルフレッド・ケイジンについてですが)。
小鳥遊書房より『ユダヤ系アメリカ文学のすべて:十九世紀から二十一世紀』(2023)出版 - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)
所属している日本ソール・ベロー協会編で小鳥遊(たかなし)書房から『ユダヤ系アメリカ文学のすべて:十九世紀から二十一世紀』が2023年8月31日付で出版されました。僕は本書...
goo blog