2021年12月にOHKで放送されていたものを録画していた映画『ある天文学者の恋文』を先日、観ました。
イタリア映画ですが、英語題を
Correspondenceと言います。
(写真はOHKで放送時に撮影)
"correspondence"とは「通信、手紙」という意味です。
不倫の話ではありますが、美しいストーリーと映像の映画です。
天文学者とその教え子の女性との恋愛の話ですが、天文学者が亡くなった後も、その女性にメッセージ映像や手紙が届きます。
その「メッセージ」や「手紙」をさして、英語では
Correspondenceという題名がつけられているわけですが、物語の中で、この男性が例えば英文学者や法律学者等ではなくなぜ天文学者だったかというと、天文学というものは既に死んだ天体が何光年も前に発した光を見ている学問であり、彼が亡くなった後に送られてくる彼の映像メッセージがまさにすでに死んでいる者が生きている時に発した光をその人の死後に見ている天文学と同様の行為だからなのです。
小学館文庫から日本語訳(映画のノベライズ版)が出版されています。
Giuseppe Tornatore(ジュゼッペ・トルナトーレ)が映画監督でもあり原作者でもあります。
(写真はOHKで放送時に撮影)
また、この映画はこの地域では2023年2月17日(金)、正午からTSCテレビせとうちで放送される予定です。
ぜひどうぞ。