昨日の投稿で、ヘミングウェイの『日はまた昇る』に触れました(
"The son also writes"(2011年11月13日)参照)。
これが僕が持っている英語と日本語の
The Sun Also Rises (『日はまた昇る』)です。
英語の本は、大学生時代のホストファミリーのバロウズ夫妻から送られてきた本の一冊です。
(バロウズ夫妻については、
大学生時代のホストファミリー、
学生時代のホストファミリーとの再会を、バロウズ夫妻が送ってくれた本については、例えば
Kurt Vonnegut, Jr.についてなどをご覧ください。)
大学院生時代にアメリカ文学を本格的に勉強するにあたり、自分の好きなスタインベック以外の作家についてもできるだけ読もうとしていました。
その一人がヘミングウェイでした。
この作品は、『日はまた昇る』の解説付き映画上映会が東京であり、そのチケットが当たったので、映画を見るにあたって読んだものです。
他にもヘミングウェイは、
Farewell to Arms (『武器よさらば』)、
The Old Man and the Sea(『老人と海』)、そしていくつかの短編を読みましたが、若かったころの私には、実はヘミングウェイはあまりピンときませんでした。
彼は、戦争や冒険など自分の体験をもとに小説を書いているが、自分には、戦争や冒険の経験がないので、なかなか同感できないと感じていました。
ひと年取った今であれば、また別の感じ方ができると思います。
それから、私が持っている翻訳は集英社文庫の佐伯彰一先生の訳です。
(佐伯彰一先生は、著作でしかお目にかかったことはありませんが、今年の1月1日にお亡くなりになりました。)
(
wikipedia佐伯彰一参照)
この頃、ブログでも記事にしようかと思っていましたが、時機を逸してしまっていました。
ここでは、手元にある佐伯先生の著作を一つ紹介させていただきます。
『日米関係のなかの文学』(1984)