一碗

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六安瓜片を作る

2018-05-07 13:50:59 | 旅行
中国に十大名茶というのがあります。今回の、信陽毛尖、六安瓜片もその中に含まれている名茶です。

帰りに、安徽省六安市によりました。六安瓜片の主産地は、金寨県というところです。山と水が多く大変気持ちの良いところです。

なかでも有名な斉山に行きました。大変な山の中です。
      
      
茶旅で、観光客を・・とアレコレ仕掛けているようですが、どうなりますか・・

六安瓜片の畑です。
      
      
      茎だけが残っています。特定の葉だけ、一枚とるのです。
      大変な作業ですね・・ですから、あまりとれません。
      
      工場に行ったら、農家のおばさんたちが摘んだ葉をビニール袋に入れて
      持ってきていました。
      これだけでも買い取ってくれるのです。キロいくらくらいなのか・・?

さて、いよいよ製茶です。基本は手作業です。
      
二人一組で、「生釜」(釜温度150度)と「熟釜」(釜温度100度くらい)を受け持ちます。
高粱(こうりゃん)の穂で作ったほうきで茶葉を炒るのです。

      
やってみました。なんでもそうですが、見てると易しそうだけど、案外難しい!

そのあと、毛火、小火という乾燥工程を経て、いよいよ老火・・世界で唯一無二の製法だそうで・・

      
      

ここでは、三組でやってました。
説明が難しいのですが、カンカンに起こった炭火を中に、三つの籠に二人づつ付きます。
交代で火の上に持っていき、2秒おいて元の位置へ。そして、手早く撹拌。
その間に、別の組が籠を火の上に・・

これを150回以上繰り返すのです。なんでも一人一日に十数キロ歩く勘定になるとか・・
      
      炭は、特別に栗の木の炭だそうで・・


六安瓜片は、この火入れが不可欠とか・

もっと詳しくは、こんど、袋井茶文化促進会で、そのお茶を飲みながら説明することにします。
お楽しみに・・


・・・




      
      
      
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信陽毛尖の作り方

2018-05-07 09:51:09 | 旅行
       
       

信陽毛尖発祥の地というところに行きました。
山の上まで電動自動車で行きます。

展望台もあって、見渡す限りのお茶!!
麓にチケット売り場があったので、有料ではないかと思いますが、料金は聞き忘れました。

さて、信陽毛尖の作り方・・・最も興味のあるところです。

中国緑茶は釜炒りといいますが、それぞれに独特の作り方をしています。

     
     
     なんと、釜の中の茶葉を竹ぼうきで混ぜるのです! 予想外の作り方!
     ほうきを自動で回す機械も作られています・・
     

さすがにこれでは効率が悪いので、さらなる工夫が・・
     

日本で、手揉みを機械化したのと同じですね・・
ホントにおもしろい!!

最後の火入れは、昔の火入れをやってるところも・・・
     


「六安瓜片」は、もっとすごいことを・・・・安徽省はお茶の宝庫です。


お茶の生産現場を見る機会が少ないのですが、これが最高と思うのです。
でも、日本からの一般の見学者は、関心が薄いみたいですね。

・・・


     
     

     



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