先日、訪中にあたって、六安市に寄ると話したら、ある方から、それでは六安茶を買ってきてほしいと頼まれました。
例の竹かごに入ったお茶で、私も六安茶と記憶していたので、簡単に引き受けました。
ところが、あれは「六安茶」ではなく、六安市とは無関係であることがわかりました。
産地は、紅茶で有名な祁門・・
そういえば、私も上海の祁門紅茶を売ってるお店で買ったような・・・
そして、正式には「安茶」。 つてをもとめて改めて手に入れました。
そして、少し調べてみました。
安徽省の祁門県芦渓、溶口といった地域で、1725年ころから作られ始め、日中戦争で中断し、1984年に生産が再開されたのだそうです。
原料は、山茶で、一心二~三葉の芽を取り、通常の方法で烘青緑茶を作ります。それを篩分け、選別後、蒸気で柔らかくして成形・笹に包んで籠詰めにして乾燥。荒茶を成形・加工・籠詰めにするのは、なぜか毎年白露(9月7~9日)の後なんだそうです。
そのあとが重要で、三年以上熟成させます(陳化)。
黒茶に属すると書いた本もありますが、緑茶といったほうがいいんでしょうね。
開けてみたら、なにやらいわくありげな書付が出てきました。
餅茶では、これに生産月日が書いてあるのですが、これにはなし! 残念。
効能が評判になって、最近、注目のお茶らしく・・・年代物ほど値がはるそうで・・
以前、買ったのはもう十年以上経つので、ウン万円かな・・?
このお茶は、これまで広東省や香港で主に消費されていたらしく、香港では、「六安茶」と言ってたとか・・
なぜ、そう言ってたのか・・
こんな写真を見かけました・・
安徽六安茶回復記念の磚茶なんだそうで・・1984年を指してるんでしょうか・・・
「安茶」と「六安茶」の関係をもっと調べると面白いのですが・・
6月9日開催の袋井茶文化促進会総会の資料作りがはかどらない・・・ぼつぼつ梅雨入り?
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