今年もお茶が安い。お茶をやめる農家が続出しています。やめてどうするんだろう・・・
農業って何なんだろう・・・手近な本を・・・
アレコレ読んでもしっくりしません。ごもっとも・・でも・・って感じ。
読み忘れていた本が出てきました。山下惣一著『土と日本人ー農のゆくえを問う』
昭和61年発行、山下さんって有名な農民文学の作家さんでした。佐賀県の貧しい?お米農家。私より四つ上なのでほぼ同年代。
農民、農村、農業のことを一般の人に分かりやすく書くのは大変難しい。でも、直木賞候補にもなった方らしく、この本は大変面白くできてます。何の抵抗もなくすっと頭に入りました。ホントの農民、農村、農業ってこうなんだ。
面白い表現があります。山下さんみたいな人を「無学識経験者」上の本を書いてる人なんかは「有学識無経験者」・・・
そして、農業のことを論じているのは大部分というよりみんな「有学識無経験者」・・
「これからは農の時代」「自然との共生」「土が基本・土づくり」などなど、「有学識無経験者」の人たちの言葉にみんな納得。でも、言う人とやる人は違うんですね。だから、経験者はみんな農業をやめていくんですね。
じゃ、それを承知で、これからの農業はどうなるのか・・・
山下さんの近著を注文しました。楽しみですね・・・・
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