一碗

みんなで楽しく、
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萎凋とは

2020-07-30 08:53:39 | 日記

昨日は紅茶を作りました。

     

これが、家の隣の放任茶園です。もう十年以上肥料や農薬をやってません。でも、昨年、枝を刈り込んだので、今年はこんなにきれいな芽が出ています。お茶の木は強い!

で、このお茶の芽を少し頂いて手作りのお茶を作っています。いまは、もっぱら紅茶を・・

一昨日の夕方摘んだ芽です。60g。このように部屋の中に広げます。

     

一晩、約16時間おくと、こうなります。即ち、「萎凋」。水分が50%ほど減っています。

     

萎れさせたわけですね。お茶の関係者は、きわめて普通に「萎凋」という言葉を使います。でも、手じかな辞書には、この言葉がないのですね。広辞苑には、さすがにあります。でも、なんだか意味が違います。「おとろえしぼむ」とあります。

お茶の世界には、関係者にしかわからない言葉が沢山あります。どこの世界も同じかも・・・

「粛々と説明責任を果たす」な~んて、だれもわからない・・・

で、萎凋後、あれこれ手を加えて3時間30分後に出来上がったのが、これ・・

     

そして、入れたのがこれ・・・今回は爽快味を出してみました。いい紅茶!

      

来月5日の静岡新聞に作り方を書いたので作ってみてください。

萎凋、揉捻、発酵、殺青方法を変えるといろんな味が楽しめますよ

 

・・・

コメント
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